2020年に買って良かったものあれこれ

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 ほとんど家に引きこもっていたわりには、そこそこお買い物をしていた気もする2020年。いや、引きこもる時間が長かったからこそ、自宅での生活を快適にするためにいろいろ買っていたのかもしれない。

 年も明け、世間では「また巣ごもり生活が始まるんじゃないか……」とも言われている今日この頃。引きこもりがちだった2020年にポチった商品の中から、「買ってよかった!」と言えるものをまとめました。個人的には本も一緒に挙げたかったんだけど、こちらでご紹介しているので割愛します。

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便秘の2020年から、快便をめざす2021年へ

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 新年あけましておめでとうございます!
 2021年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 ――という挨拶が、年が明けて夜になった今なおピンときていない気がする1月1日。それくらいに2020年はあっという間だったし、例年であればいくらでも実感できた時間の流れ、いわゆる「季節感」的なものを感じる機会が少なかったように思う。

季節感が希薄だった1年間と、冬コミのない年末

 2020年が始まり、例年どおりにそれっぽい抱負を書き、あれやこれやと過ごしていたら引きこもることになり、しばらくすると「出かけてもいいよー」というアナウンスがあったものの、それでも遠出することはなく、電車にもほとんど乗らず、近場で過ごすばかりだった1年間。外出先で自然にふれることもできず、毎年恒例のイベントも軒並み中止になれば、そりゃあ「季節感」も何もあったもんじゃないよね……。

 加えて、個人的に大きかった気がするのが、コミックマーケットの中止

 ここ数年は始発で行って並ぶほど全力で参加していたわけではなかったものの、それでも毎年参加していたイベントがなくなると、どうにも物足りなさを感じずにはいられない。それは「寒い時期にお台場の逆三角形に訪れる」という、年の瀬お決まりの行事がなかったことに対する違和感。あまり意識していなかったけれど、「冬コミ」というイベントの存在が自分にとっては想像以上に大きく、それが「1年の区切り」として機能していたことを実感させられた年末でございました。

 それでもまあ、12月下旬になればVTuberの年末企画があり、ソシャゲでは季節イベントが開催され、Fateの大晦日特番も放映されていたので、「あーこれですわー、年末パワーが感じられますわー」と、なんとか1年の区切りを実感できていたようにも思う今日この頃。「大晦日」の代名詞であり最終兵器、紅白歌合戦もちょろっとは見れましたし、ひとまずは無事に新年を迎えられてよかったです。そういえばGReeeeNはビビった、いろいろな意味で。

便秘の2020年から、快便をめざす2021年へ

 さて、社会的にも個人的にも、なんとなーく停滞感が漂っていた気がする2020年。

 ブログは毎週末のブックマークまとめ記事以外で更新する機会が減り、なかなか読書に時間を割くこともできず、目の前のお仕事をこなしながら、VTuberをはじめとするコンテンツ追う“推し事”に精を出していた1年間。何もかもがダメダメだった――とまでは言わないものの、振り返ろうとすると、どこかモヤモヤが色濃く感じられる年だった。

 なんちゅーか……「消化不良感」、みたいな?

 やりたいこと、為すべきことはたくさんあったはずなのに、どれもこれも取り組むことができなかった、あるいは中途半端にしか取り組めず、体の奥底に残ってしまっているような感覚。潔く💩UNKO💩になればいいものを、「いや、まだだ……まだオレには為すべきことがある……ッ!」と抗っているような。そんなやりきれなさを感じ続けた1年だったようにも思う。

 そう、いうなれば「 便 秘 」である。ブロガー的な表現で言い換えるなら、「アウトプットが不足していた」と言ってもいいかもしれない。実際、ブログの更新頻度はガタ落ちだったし、あれこれ考えて言葉をひねり出す記事よりは、調べてまとめるタイプの記事ばかり最近は書いていたので。どうでもいいことを書き散らすタイミングがなく、メモ帳に一言二言だけ書いておく、くらいのことしかできていなかった。

 あ、でも見方を変えれば、それだけ「メモ」を積み重ねることのできた1年だった、とも言えるかもしれない。

 スケジュールとToDoリストの管理方法を変えて、それまでは読書メモ用に使っていた測量野帳になんでもかんでもメモるようになった。2019年に試行錯誤していた『バレットジャーナル』の考え方と方法を取り入れるようになり、2020年末に読んだ『独学大全』をきっかけに行動記録表を付けるようになった。睡眠、食事、移動、仕事、作業といった行動を分刻みでアプリで計測し、その簡易版を測量野帳にも書き記し、印象に残った出来事や読み物をまとめ、日記を綴り、日々の己の行動を事細かに記録するようにしていた。

 夜ふかしをしたり、Apexで遊びすぎてしまったり、〆切ギリギリで原稿を仕上げたり。怠惰だった2020年の自身を省みることのできるこれらの記録は、きっと便秘を改善する鍵になる。たまりにたまった💩UNKO💩を野山に放ち、夢の快便生活を送るためにも、まずは自身の生活習慣を見直さなくてはならない。

 2021年の自分がまず取り組むべき、改善すべきポイントは、ここにある。

2021年にやりたいこと

 そのうえで2021年にやりたいことも、結構あります。とりあえず「読書量を増やす」のは当然として、2020年にちょろっと手を出して、中途半端にしかできなかった活動の頻度も増やしたい。具体的には動画制作音声収録、あとはVTuber関係の記事制作かな……。

 というのも、ちょくちょく動画を収録してYouTubeに投稿してみて気づいたんだけど……動画編集って、思いのほか楽しいのよね……! 「閲覧数を気にせず、自己満足で楽しめる」という意味では、ブログで文章を書くのと同じかもしれない。もちろん編集スキルは皆無なので、勉強していく必要はあると思うけれど。

 あとは年始に手を出して結局続かなかった、Radiotalk。以前から、適当にぺちゃくちゃ喋った音声をnoteのほうでたびたびしていたこともあり、これは続けられるかなーと思ったんだけど……いやー、ダメでしたね。何がいけないって、「中途半端に反応が見えちゃう」のが自分にはよくなかったっぽい。

 より正確には、「『反応がない』という反応が見えてしまう」問題かしら。自己満足で収録&投稿して、たまーに「あ、誰かが聞いてくれてるっぽいなー」とわかるくらいならいいんだけど、Radiotalkだと明確に「聞かれていない」ことがわかってしまう様子。そうなると、「誰も聞いてないならいっかー」ってなっちゃう。ブログなんかも、割とそういう側面があるのでは……?

 なので、やるのなら完全に自己満足に振り切る形で、noteなりPodcastなりでやったほうがいいのかなーと。noteはすでに試しているので、そういえば自分ではやったことのなかったPodcastでちょろっと配信してみようかなーなんて考えてます。マイクも買っちゃったし。てへぺろ。

 あとはやっぱり、VTuber関係のあれこれをもっと積極的に記録していきたいところ。具体的には、インタビュー記事をもっと書いてみたいなー。昨年も何本か担当させてもらって、それがかなーり楽しかったので。相手の話を聴いて、それをわかりやすく伝える技術を磨きたい。がんばるぞい。

 そんなこんなで、久々にぐだ〜〜〜っとブログに書き散らせたので、僕は満足です。はい。今後もブログでは本や映画の感想を書きつつ、あとは外出自粛期間に投稿していた日記みたいな文章も、できれば書いていけたらいいなーなんて思っております。同じ怠惰であるなら、怠惰な雰囲気の文章を、全力で書きたい。

 2021年も、ほどほどにやっていきましょ。

 

 あ、それとブログでは書きそびれていたのですが! 12月25日にまた歳をとってしまったので! 年に一度だけなので! こっしょりアレのリンクを載っけておきますね!

 

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