学び続けることは、うまく学ぶことよりもずっと難しく、また遥かに重要である。
(読書猿 著『独学大全』P.55より)
前々からたびたび読み返してお世話になっていた、『アイデア大全』。
その著者である読書猿(@kurubushi_rm)さんの新刊『独学大全』が、この秋に発売されました。迷わずAmazonで購入し、届いた箱をワクワクしながら開けてみたところ……想像以上の分厚さに絶句。
……辞書じゃん!!!
ページ数にして、788ページ。巻末の索引まで含めれば、800ページを超える極厚本でございます。
my new gear...
— けいろー🖋バーチャルライター (@K16writer) September 28, 2020
……いや、『独学大全』、マジで分厚すぎでは!? Twitterに流れてくる写真で見てたはずなのに、実際に届いたら「ほ!?!?」ってなったんじゃがひゃっほぅ!!!https://t.co/gQ1RUIQFPg pic.twitter.com/81hWgnjGRm
手元にあった辞書(『字統』)と比べればまだ薄いものの、それでもこのボリューム感は紛れもなく辞書レベル。しかも必要に応じて項目を探す辞書とは異なり、こちらはれっきとした「読み物」である。ふぇぇ……こんなの読み切れる自信がないよぉ……。
――ところがどっこい、読めちゃった!
そう、この極厚鈍器が届いてから、約1ヶ月。スキマ時間に読み進めていった結果、問題なく読めてしまったのです。少しずつだったので時間はかかったものの、1ページたりとも読み飛ばすことなく、最後まで。これだけ長いと途中でダレてもおかしくないところですが、そんなこともありませんでした。
言い換えれば、それだけ「 “読み物” としてもおもしろかった」ということ。これは間違いなく断言できる。次へ次へと読み進めるのが楽しくて、いつも本を開くのが本気で楽しみに感じられていたくらい。1冊でこのボリュームの本を楽しく完読できたのは、いつ以来だろう……? ってか、初めて……?
そんなわけで、今回はそんな『独学大全』について。 全体の感想ではなく、第1部を読んで感じたことをサクッとまとめました。
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