“オンリーワン”の地獄、ソロキャンの楽しさ、Vケット2〜今月気になった話題(2019/3)

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やっはろー!

なんかいろいろやっていたら、もう3月が終わる5分前。明日には新元号発表も待ち構えているし早く寝なきゃ……と思いつつ、しばらく作業やら何やらで眠れなさそうです、はい。

そんなこんなで前置きもそこそこに、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。過去4年間の「3月」の話題をまとめた記事末尾にまとめてありますので、暇な方はよかったらそちらもあわせてどぞー。 

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【桜さんぽ】雑司が谷をぶらぶらしてたら桜咲く神田川に流された

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 ようやく春の兆しが感じられるようになったかと思えば、急に冷えこんだり天気が崩れたり。不安定な陽気が続く今日この頃、皆様は体調を崩されておりませんでしょうか。

 しかも世間的には年度末という忙しい時期。「仕事だけじゃなくて天気にも振り回されるとか、たまったもんじゃねぇ!」と叫びたい気持ちの人もいるのではないかしら。年度末……営業……数字……帰れない……ううう……嫌な記憶が……。

──って、それっぽい書き出しで始めようとしたら堅っ苦しいなこれ!

 ぶっちゃけ年度末とか天気の悪さとかはどーでもええんじゃ! そんなことより開花宣言&満開のお知らせじゃ! 桜が咲いたとくれば、いくら「お花見? VRChatで充分やん?」などとは言ってられねぇ! 最近引きこもりがちな己を鞭打ち、外に出かけるしかあるまいて! ヒャッハー!!

 というわけで昨日、池袋から雑司が谷方面へ向かい、そのまま流されるように神田川沿いをとっとこハム太郎。ぶらり桜さんぽと洒落込んでまいりました。以下、写真日記となります。

VRChatはVRChatでいいぞ!

 

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他人の不幸は蜜の味?『シャーデンフロイデ』から垣間見る愛と正義の本質

『シャーデンフロイデ』要約

 「シャーデンフロイデ(Schadenfreude)という言葉があります。独特の響きを伴う、どことなく強そうな横文字。某3DCGアニメ*1に出てくるサル型ロボや、ただひたすらに突き進む女の子の歌*2で聞いたことがある人も多いのではないかしら。

 しかし言葉の響きから感じる印象とは裏腹に、その意味は甚だ後ろ暗い。Wikipediaによれば、シャーデンフロイデとは「他人の不幸を喜ぶ気持ち」を意味するドイツ語*3。誰かの失敗を見たときにこみ上げる「ざまあみろ」の感情であり、そこにポジティブなイメージは感じられません。

 ネット的に言えば、ずばり「メシウマ」*4のことですね。

 「他人の不幸で飯が美味い」という「メシウマ状態!」のやる夫のAAを見る機会は減ったものの、ネット上では割と当たり前のように漂っている(ように見える)感情。今回はそんな、「シャーデンフロイデ」について紐解いた本を読みました。

 

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池袋『焼きそばは飲み物。』にて、夏の思い出を飲み込む

焼きそば

 

あなたにとって「焼きそば」とは、どのような存在ですか──?

 

 改まってこんな問いを投げかけられる機会はそうそうないでしょうが、冷静になって考えてみると、「焼きそば」は不思議な立ち位置にいる食べ物なんじゃなかろうか。

 食事では「主食」となる麺類でありながら、日常的に食べる機会はあまりない。都心はもちろん、ベッドタウンの最寄り駅や住宅街でも見かけることのある「ラーメン屋」「パスタ屋」「うどん・そば屋」に対して、専門店としての「焼きそば屋」が目に入ることはほとんどない。多彩な麺類を取り揃えたファミリーレストランのメニューを見ても、焼きそばはハブられていることが多いように感じる。

 麺類の中ではどこか微妙な立ち位置にいる、焼きそば。
 では、僕らはいったい、いつどこで彼を食してきたのだろうか。

 この疑問については、時間をかけて考える必要もないでしょう。焼きそばと言えば、屋台である。祭りである。花火である。夏休みである。

夏祭りのイメージ(川越百万灯夏祭り)

 焼きそばとは、少ないおこづかいを手に握りしめ、「なに食べるー?」などと友達と話しながら神社の境内に立ち並ぶ屋台と人混みのスキマを闊歩し、あれこれと悩みつつも最後には辿り着くメシである。そして焼きそばをかっ喰らっている途中、鮮やかな浴衣で着飾ったクラスメイトの気になるあの娘とばったり遭遇し、口の周りを紅ショウガで真っ赤にした自分たちの姿を見て大笑いする彼女。そのあまりの爆笑っぷりにムッとしつつも、普段とは違う彼女の姿に胸の鼓動は高鳴り、それ以上に夏の夜のお祭りの明かりに照らし出されたその笑顔が眩しくて、直視もできずに「うっ、うるせーな!」と声を上げ、気恥ずかしさを隠すために残った焼きそばを一気に飲みこむんだ。

 

そんな夏休み、どっかに落ちてませんか?

 

 ──という妄想はさておき、焼きそばと言えば夏の風物詩。手軽に作れるわりには以外と食べる機会は少なく、なぜか夏祭りでは決まって食べる季節の食べ物。別に夏野菜をたくさん使っているわけではないのに、なんとなく「夏」を思い起こす食べ物。それが、多くの人にとっての「焼きそば」なのではないかしら。

 とは言え昔と比べれば、焼きそばの専門店を見かける機会も増えたように感じる近頃。ブログでも過去に『あぺたいと』さんや『梅林』さんを紹介しましたが(※『梅林』さんは大盛り焼きそばを出す中華料理店です)、もしかすると、水面下では焼きそば需要が高まりつつある──のかもしれない。

 そんななか、特に強く記憶に残っているお店がある。池袋・サンシャイン通りを脇道に逸れて歩いて行った途中にある、こじんまりとした一軒のバル。

 その名もずばり、『やきそばる。』さんでございます。

池袋『やきそばる。』外観
池袋『やきそばる。』のソース焼きそば
『やきそばる。』さんのソース焼きそば(2018/08撮影)

 昨年夏にその存在を知り、ふらっと入店してランチをいただいてきました。口にする前からそのモチモチ感が一目瞭然な太麺は食べ出があり、ソースの香りと軽い焦げ目が香ばしく、食欲をそそる。夜は文字どおりの「焼きそばを出すバル」として営業しており、少なからず人を集めていたそうな。

 ところがどっこい。先日、その『やきそばる。』さんで久しぶりにランチをいただこうと池袋に降り立ち、脇道に入ってお店の前まで来たところ……己の目を疑った。

池袋『焼きそばは飲み物。』外観

池袋『焼きそばは飲み物。』看板

 

なん……だと……。

 

 あまりにも衝撃的すぎてどこからツッコめばいいのかわかりませんが、まずもって「知っていた焼きそば屋さんが、別の名前になっていた」ことにびっくり。

 飲食店の入れ替わりが激しいこのご時世、「いつの間にか閉店して別のお店になっていた」なんてことは別に珍しくない。でも「焼きそば屋であることはそのままに、別の名前になっていた」というのは、予想すらしていなかった。いや、それも決して特別な話ではないのかもしれないけれど。

 それ以上に、何と言っても、名前である。『焼きそばは飲み物。』である。「やきそば+バル」というシンプルながらありそうでなかった素敵なネーミングに対して、それ以上のド直球具合。店名で語り、しかもご丁寧に句点まで付けて言い切っているあたり、店主の自信の深さが窺える。

 とは言ってもすでに多くの人に周知されているように、『○○は飲み物。』シリーズは今や都内のあちこちで見かけるようになった定番のお店(※あとは甲府にもあるそうな)

池袋『カレーは飲み物。』外観

 こちらも過去に取り上げた『カレーは飲み物。』は店舗数を着実に増やしているし、少し前には「とんかつ」も飲み物になったのだとか。実際にそこそこ繁盛しているという話を聞くに、なんでもかんでも飲みこむ大食漢が東京には蔓延っているのだろうか……。カービィかな?

 では、はたして『やきそばる。』さんには何があったのか……と思ったら、どうやらもともと運営元が同じだったみたい……? 新橋にも『焼きそばは飲み物。』がオープンするのを機に、こちらも屋号を変更したのだそう*1。なるほど……「バル」という建前は、当初から飲まれる運命だったのか……。

池袋『焼きそばは飲み物。』のソース焼きそば

 名前が変わっただけなら、きっと味もそのままのはず。実際、注文して出てきた太麺焼きそばは、紛れもなく半年前に食べたものと同じだった(鰹節と豚肉の量が減り、少し薄味ぎみだったような気はするものの)

 ところがどっこい(2回目)。この世のあらゆる事象がそうであるように、何かの「変化」に伴う「変化」はつきものだ。

 名前が変われば、性質が変わる。性質が変われば、印象が変わる。印象が変われば……それを目にする、人の心も変わる。──そう、中学の同窓会でひさしぶりに会ったあの娘の名字が変わっていたのを見て、不思議な感慨がこみ上げてきたり諦めがついたりするように。そして、惚れた彼女への想いを二次会の場で親友に吐露してひとしきり泣いたら、めいいっぱい笑って思い出話にするんだ。

 

まあ、中学時代にそれっぽい恋愛なんてしてなかったけどな!

 

 ──それはさておき、『焼きそばは飲み物。』さんの話ですね、はい。焼きそばの味とメニューは以前のままだったものの、それでもやはり、屋号の変更に伴う「変化」がそこにはあった。『○○は飲み物。』を冠したお店になったことで、同シリーズのお店と同じシステムが実装されたのです。

 それが、好きなものを3つ選べる無料トッピングシステム

 『やきそばる。』時代から定番だった「スキヤキ卵」のほかにも、『カレーは飲み物。』のほうでも見かけたような選択肢がちらほら。一度はスキヤキ風に焼きそばを食べるのにもチャレンジしていただきたいところですが、王道の目玉焼きを乗っけるのもありありかと。

 そうして半年ぶりに食べた太麺焼きそばは、いつかの「夏」を思い起こすような、懐かしい味わいだった。そして、その太麺を溶き卵に浸して啜るなか、はたと気づく。

 

ああ……なるほど、たしかにこれは “飲み物” だ……。

 

 どこか懐かしさを感じるソースの香りと共に、存在しないはずの青春時代の「夏」の日々の思い出を飲みこむ。徐々に春の陽気を感じつつある3月下旬のお昼時、夢のような「夏」の味がする焼きそばを……ただただ、ひたすらに、飲む。

 ──ごちそうさまでした。
 今度は、本当の「夏」になったら会いましょう。

 

店舗情報

  • 営業時間(月〜土):11:15~16:00 / 17:00~22:00
  • 営業時間(日):11:15~19:00
  • 定休日:水曜日
  • アクセス:JR『池袋』駅東口 徒歩5分
  • 住所:東京都豊島区東池袋1-13-2

※参考:食べログ

「池袋」のおすすめランチはこちら

AVATAR2.0公式転生プロジェクト始動!お披露目放送の内容をまとめたよ

AVATAR2.0公式転生プロジェクト

 2018年末、『最強バーチャルタレントオーディション~極~』というイベントが開催されていたことをご存知でしょうか(※プロジェクト全体の名称は『AVATAR2.0』)

  • 5人のバーチャルタレントの “中の人” (公式の表現)を決めるオーディション
  • 一次審査を通過した約60人が、それぞれ演じたいキャラクターの姿で配信をする
  • 審査方法はSHOWROOM配信のポイント
  • 予選・本戦・最終面接を経て、12月中旬に結果発表

 ざっくりと言えば、このような内容の企画。詳細な説明は割愛しますが、当初は「バーチャル蠱毒」などと呼ばれて良くも悪くも話題になり、多数のリスナーを巻き込んで年の瀬のTwitterを賑わせていました。 “蠱毒” と呼ばれるようになった経緯やバズったきっかけについては、以下のTogetterを見ればなんとなくわかるはず。

 いろいろな意味で注目を集め、賛否両論の声も聞かれつつ、それでもオーディション自体は滞りなく終了。5人のバーチャルタレントがデビューし、すでに多方面で活躍しています。

 そして同時に、オーディション終了のタイミングで新たな企画が発表されました。それが、『公式転生プロジェクト』。惜しくも選ばれなかった候補者──バーチャル的な文脈で言えば “魂” たちの活躍の場を設けるべく、別の形で “転生” させることを運営が主導すると発表したのです。たすかる。

AVATAR2.0公式転生プロジェクト・ロゴデザイン

【AVATAR2.0公式転生プロジェクト】3Dモデル獲得イベント - SHOWROOMより

 すでに別の肉体を獲得し、VTuberとして活動している元候補者も少なからずいるなかで、「公式転生」に名乗りを上げたのは14人。──で、その面々を紹介するべく昨夜、キャラクタービジュアルの「お披露目会」がSHOWROOMにて放送されたわけです。

 “つーちゃん” ことインサイドちゃんMark2@V_insidechanMK2さんをMCに迎え、個性豊かな14人が次々に登場する放送は、実に90分以上にも及びました。

 十人十色の転生者とつーちゃんの掛け合いは、最高に楽しかったのですが……それはそれとして、情報量が多すぎる……! しかもSHOWROOMの配信はアーカイブが残らないこともあり、「記録」の必要性をひしひしと感じている今。そこでまずは、昨夜の放送と「転生者」の情報を整理しようと考えた格好です。

 そんなわけで本記事では、3月17日夜にAVATAR2.0公式チャンネルにて放送された「キャラクタービジュアルお披露目会」より、公式転生プロジェクト参加者14名の情報と発言を簡単にまとめました

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