ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

2018年に撮った写真を雑然と並べただけ

今年もカメラの勉強ができなかった……。

 

はいどうもー。
相変わらずノリに任せて写真を撮っている僕です。

いやー、毎年のように「写真の撮り方を勉強するぞおおお」と言っておきながら、結局はいつもなあなあになっちゃうんですよねー。そう、それもこれも、カメラ先輩が優秀なのが悪い。素人でも簡単に “それっぽい” 写真が撮れちゃうから、勉強も後回しになっちゃうのだ。つよつよカメラ、マジ助かる。

 

ってなわけで、普段は文字ばかりで目に優しくないブログに今年も色を添えるべく、この1年間で撮った写真をざっとピックアップしてみました。

場所順に並べると個々に説明したくなっちゃいそうだったので(間違いなく長文になるやつ)、「街」「公園」「夜」「空」という形でそれとなく分類。それぞれ、ざっくりと時系列順に並べています。

来年は勉強する(予定)

 

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2018年にブログで紹介して売れた本ベスト10

2018年も残りわずか。

企業・個人を問わずに数多くのサイトやブログで今年の振り返り記事が投稿され、買ってよかったものや好きな作品のまとめ記事が話題になっている今日この頃。Amazonでもランキング大賞2018が発表され、買い逃した商品がないかチェックしている人も中にはいるんじゃないかしら。

 

 

例年であれば、このブログでもそろそろその手のまとめ記事を投稿するタイミングなのですが……残念ながら、まだまとめられていないんですよね……。

そんなわけで今回は、「個人的なおすすめ本」とは別に、「2018年にブログで取り上げたなかで、特に売れた本」をご紹介。それぞれの本について、簡易的な紹介文とレビュー記事へのリンクも併記しております。

順位付けに際しては、Amazonアソシエイトのデータを参照。ブログ記事で感想を書くなどして取り上げた「本(マンガ含む)」を対象に、Kindle本と紙の書籍の売上点数を合計。上位10冊をまとめました。

 

 

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感情をコトコトと煮るように過ごしている

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 感情をコトコトと煮るように過ごしている。
 そんな気がする。

 近頃はすっかり人と会う機会も減り、家にこもってパソコンに向かう日々。あるいは喫茶店でメモを取りながら本を読むか、カメラ片手に写真を撮りながら東京の街々を巡るか──。ひとりぼっちで歩く冬の都心は物寂しいようにも思えて、それでもどこか、あたたかい。

 ありがたいことに夏頃から継続して書評の依頼をいただいているため、本を読む時間は増えた。普段は手に取らないジャンルの本を読むのは、思いのほか新鮮で刺激的。稀に内容の薄いビジネス書を手に取って、「どうやって紹介してくれようか……」と悩むことはあるけれど。それはそれでやりがいがあって楽しい。

 主題を読み取り、その本ならではの特徴と魅力を整理し、それを読者さんにも伝わるよう言語化してまとめる。そんな作業を繰り返していたら──なぜだか、小学生時代にせっせと作っていた壁新聞を思い出した。当時は新聞の紙面のスペースを、現在は原稿の文字数を考慮しながら、制限のあるなかで情報をまとめる作業は好きだ。そこに自身の主張がないとしても、それも一種の「表現」であることに変わりはないから。

 でも一方では、感情よりも論理を、感想よりも情報を中心に据えたコンテンツと向き合う機会が増えたからか、なんとなく感性が衰えつつあるような感覚もあった。

 物事を斜に構えて見てしまうというか、関心が持てないというか……。最近のトレンドやネットの炎上を追いかけようとしても、「どうしようもないよなあ」と諦観した視線で眺めてしまうような。──まあそういうのもあるよね。大変だね。どうにかしたいよね。……でも、しゃーないやん?

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 振り返ってみれば、昨年末から年初にかけての時期に、自分の中で何かがズレてしまっていたのかなーと思う。人間関係で酷いことがあって、じいちゃんが亡くなって、他にもなんやかんやあって。

 かと言って、ショッキングな出来事によって病んでしまったわけではないし、思考停止してすべてを諦めてしまったわけでもない……とも思う。僕はいたって冷静でござる。たぶん。当時の日記やメモ帳に書き散らした言葉を読んでも、客観的に自分を顧みれているように感じるし、特に荒れていたという記憶もないので。

 いや、それどころか、むしろ当時の自分は「冷静すぎる」ようにすら映る。我ながら気持ち悪く感じるほどに。メモ帳に向かって感情をぶちまけつつも、それをどこか客観的に眺めているような。自分のことなのに、自分の問題として捉えていないような……そんな薄ら寒さがあった。

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 思うに、当時の自分はむしろ必死に「考える」ために、感情を「保留する」ようにしていたんじゃないかしら。──年末年始のログを眺めていて、そんなことを考えた。

 時として対立する言葉として扱われることもある「論理」と「感情」だけれど、同時に、両者は共存する存在であるとも思うんですよね。──ほら、文章やプレゼンや会話術のハウツー本とかでもよく書かれてるじゃないですか。「人に何かを伝えるには、論理と感情のバランスが大切」って。

 ただし、ある物事について徹底的に掘り下げて考えるにあたっては、主観的な「感情」は往々にして邪魔になる場合があるとも思うのです。

 一口に「感情」と言ってもいろいろあるけれど、その多くは一方通行だから。怒りなら怒りの、悲しみなら悲しみの方向へ突き進むばかりで、強すぎる感情を抱えながら論理的に考えるのは難しい。もちろん感情を起点としてロジカルに思考を深めたり、逆に論理を起点に考えることでエモーショナルな気づきを得られたりすることもあるのは間違いない。ただ、それには双方のバランスが均衡していないと難しい。

 だからこそ、年末年始にかけての自分は、当時抱えていたモヤモヤと絶望の原因と対策を考えるために、感情をひとまず保留状態していたんじゃないか──と思う。「この話は置いといて」とジェスチャーで示すように、感情的な自分自身を横に “置いて” いた格好。

 その甲斐もあって、問題となっていたモヤモヤについては1年かけてなんとか解消できた……はず。三十路を前にアホみたいなことに時間をかけているような気もするけれど。……でもまあ、そもそも人としての基本スペックが劣る身としては、1年で噛み砕けたのは上々なんじゃなかろうか。──うん、そういうことにしておこう。自己肯定、たいせつ。

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 で、先ほどの “なんとなく感性が衰えつつあるような感覚” は、おそらくはそのような現状もあって感じていたものなんじゃないかと思ったわけです。常に感情を押し殺していたわけではないものの、横にどけて保留していたことによって、感性とか気分とか、エモーションの部分がここ最近は減退していた感じ。

 そんな只中で感情を完全には殺さずにいられたのは多分、それまでの習慣があったからだと思ってる。たまにはお昼にうまいもんを食べるとか、東京の街を歩きながら写真を撮るとかいった、日中のあれこれ。どれも自分ひとりで楽しめる活動だからこそ、自由気ままに動いて癒やされていたんじゃないかしら。

 そして、やっぱりというか何と言うか、僕にとっては何よりも「コンテンツ」の存在が大きかった。小説・映画・アニメ・ゲーム・マンガといった媒体に関係なく、あらゆる「物語」に救われていたという実感がある。今も昔もそれは変わらないけれど、前述のような事情があった2018年は、特にその感覚が強かった。

 実際、我ながらドン引きするほどに今年は泣いた気がするのよね……。もともと涙腺はそんなに強くないほうだと思うけれど、それにしても泣きすぎである。ままならない現実の問題で感情を置き去りにしていたぶん、虚構やネットの世界でやたらと感情を動かされていた印象。歳をとったから……ではない、たぶん。

 某ゲームに感動したかと思えば絶望のドン底に叩き落とされ、あまりにもドンピシャすぎる思春期の関係性を描いたアニメに尊みの涙を流しながら昇天し、未来を感じさせる仮想世界のパフォーマンス交流に感激し、興味本位で観に行った映画で終演後はトイレに引きこもらざるを得なくなるほどに嗚咽した。……あとは某企画にて、嬉しさが極まって溢れた温かく優しい涙に、思わずもらい泣きして鼻血が出た。

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 それまでずっと置き去りにしていた現実の感情に対して、数々の物語とコンテンツによってもたらされてきた感情の数々。それを逃さないよう自分の中に取り入れつつ、せっかく生まれた想いが冷めてしまわないよう保存し、温めながら過ごしてきた。──2018年は、そんな1年だったように感じる。

 そして今は、コトコトと煮込むように温めてきたそれを、この年末にもう一度味わえたらいいな、と思っている。ブログでざっくりとまとめるのもいいし、もしもそれを同じように好きな人がいるのなら、一緒にもぐもぐしながら語らいたい。2019年はわっほいわっほいと、感情的に生きるために。

 

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冬の多摩湖でわっほいわっほい(2018/12/1)

ロードバイクで多摩湖へ

そんな気分だったので。

チャリを漕ぎ漕ぎ、多摩湖まで走ってきたのです。

冬の多摩湖1

多摩湖の紅葉

冬の多摩湖2

冬の多摩湖3

冬の多摩湖4

冬の多摩湖5

多摩湖と富士山1

多摩湖と富士山2

夕暮れの多摩湖と富士山1

夕暮れの多摩湖と富士山2

夕暮れの多摩湖と富士山3

夕暮れの多摩湖1

夕暮れの多摩湖2

 

富士山も見えて、きれいだったよ。

 

「お出かけスポット」の関連記事はこちら

『スマブラSP』をPayPayしてきた

──ニンテンドー64のジョイスティックは壊すもの。

子供の頃は放課後になるやいなやダッシュで家に帰り、ランドセルをリビングに叩きつけ、代わりに引っ掴んだ64のコントローラーを自転車のカゴにシュートし、全力の立ち漕ぎで友達の家に向かって、暗くなるまでスマブラやらマリカーで大騒ぎする──そんな小学生時代を送っていました。僕です。

あれからもう20年近くが経つわけですが……新作が出ると聞いたら、そりゃあ買うよね、スマブラ。ゲーム機を持っていなかったら悩むところだけれど、すでにSwitch先生をお迎えしていた我が家。一緒にゲームを遊ぶような友人は身近に少ないものの、そこはオンライン対戦ができるので無問題。迷う理由はなかった。

 

 

というわけで、最近話題の「PayPay」で『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を買ってきたのが、週末のハイライト。

普段はどちらかと言えば現金払いすることが多いため、この手のアプリを使って買い物をするのはほぼ初めて。支払い方法の設定に少し手間取ったものの、買い物自体はスムーズに完了。しかも20%分の金額が残高に付与される=実質2割引となれば、こりゃあ利用しない手はないでしょう。

ってなわけで、初めてPayPayを使ってみての雑感をざっくりまとめました。

 

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バーチャル蠱毒の“当事者”になって感じたこと〜推さなければ生き残れない

 先月からインターネットの片隅で始まり、Twitter上で話題になったことで注目を集め、現在進行系で悲喜こもごものドラマが繰り広げられている──そんなイベントがある。

 SHOWROOMをはじめとする3社が共同で進める、バーチャルタレント育成プロジェクト。その過程で行われている公開オーディション、『最強バーチャルタレントオーディション~極~』です公式サイト

 いつの間にかネット上では「バーチャル蠱毒」という表現が定着し、良くも悪くも衆目を集めているこのオーディション。その行く末を見守っている人も結構いるのではないかしら。

 当初こそ「なんかいろいろな切り口から考えられておもしろそうだなー」などと、完全に傍観者目線で眺めていた自分。一般的なオーディションとは異なり、「選ばなければ存在を消され、 “中の人” の実績としても残らない」というシステムに薄ら寒さを覚えつつも、VTuberの流行の真っ只中で生まれた取り組みのひとつとして、どのような展開を見せるのかが気になっていたんですよね。

 ──で、興味本位で覗きに行った結果。
 完全にその術中にハマってしまったわけです。

〜その後、転生プロジェクトに続く〜

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いままでのあらすじ

 

 最強バーチャルタレントオーディション極

最強バーチャルタレントオーディション極 - SHOWROOMより

 12月4日現在、予選を勝ち抜いた29名が本戦に臨んでいる、『オーディション極』。

 自分は知らなかったのですが、そもそも「公開オーディション」という形式でのイベント自体は、SHOWROOMではまったく珍しくないそうな。そういう意味では、特別に注目を集めるようなイベントではなかった──と言えるかもしれません。

 ところがどっこい。この『オーディション極』で行われるのは、「バーチャルタレント」の選考。既存のオーディションとは異なる要素が加わっており、それゆえに「蠱毒」*1と称される事態に至っているわけです。そこで改めて、まずはざっくりとこのイベントの概要と懸念点を振り返ってみようかと。

 

簡単な概要と流れ

  • 5名のキャラクターが用意されており、各キャラの “中の人” を決める
  • 1キャラに対して、それぞれ12〜13名の候補者がいる
  • 選考はSHOWROOMで行われ、配信中に獲得したポイント数で競う
  • 【予選】上位5名+各キャラ0〜2名の特別審査員賞に選ばれた人が本戦へ
  • 【本戦】上位2名+各キャラ0〜5名の特別審査員賞に選ばれた人が最終審査へ
  • 【最終審査】都内にて面接

 

 一次審査を通過した61名がインターネットの海に解き放たれ、「同じ顔のVTuberがたくさんいる……」と話題になったのが、11/20〜22のこと*2

 ある候補者は「最高におもしろい地獄じゃないか」と意気軒昂に振る舞い、ある候補者は「消えたくないよ……」と消滅への恐怖を語るなど、開始当初から衝撃的な光景が見られたこのイベント。やがて予選期間中に2名が辞退を表明し、残る59名でSHOWROOMでのポイント数を競うことになります。

 29日には予選が終了し、翌30日に本戦進出者が発表。各キャラの上位5名と特別審査員賞に選ばれた4人を含めた29名がまさに今、本戦に臨んでいるわけです。他方で、残念ながら落選した候補者のアカウントはすでに活動を停止しており、30日には多くの別れの声が聞かれました。

 予選が終わってひとまずは一段落──ということにはならず、すぐに本戦が始まるという圧倒的スピード感も本イベントの特徴。本戦が始まった先週末には、早くも高額ギフトであるタワーがが乱立し*3、一方では12時間配信に挑んだ候補者もいるなど、波乱の幕開けとなりました。

 

オーディションである以上、ノーギャラは当然?

 ろくに振り返る時間もなく始まった、本戦。

 明日には最終日を迎えようというタイミングなので、すっごく今更感はあるのですが……。予選期間中とその終了間際に起こった出来事を考慮しつつ、このイベントの諸々の懸念点を整理してみようと思いまして。以下、ざっくりと羅列してみます。

 

懸念点

  • 選考中、候補者には金銭的なメリットがない
  • 候補者は名前を出せないため、実績にならない
  • 最終審査への進出基準が不透明(特別賞の存在を考慮すると、全員が残る可能性も?)
  • 特別賞を考慮しないなら、結局は札束の殴り合いになりかねない
  • 選考過程がハイスピードすぎる(本戦終了後、9日に面接 → 10日にデビュー)
  • 候補者の数が多いため、まず注目されなければファンを獲得できない
  • 他の候補者との差別化を図る必要が出てくるため、「キャラクター」としてのロールプレイよりも「候補者自身」の人柄・スキル・コンテンツ力の勝負になる
  • 選考後に決まったキャラクターの “魂” を、他の候補者を応援していた人が受け入れられるのか問題

 

 お金の問題については、「オーディションでギャラが出ないのは当然」だとも思います。でも同時に、

  • 数時間で終わる選考ではなく、拘束期間が長い
  • オーディションであると同時に、広く公開された「イベント」でもある
  • イベントであれば参加が実績になるが、匿名が前提のため後に何も残らない
  • 「その人を応援したい」という気持ちで送った投げ銭が、候補者本人に還元されない

 などの見方もでき、それゆえにモヤモヤしている人が多い印象。オーディションが広く公開され、一種の「コンテンツ」として消費されている以上、受かろうが受かるまいが配信をしている人は「クリエイター」的な立ち位置にあり、金銭的な対価を得て然るべきなのではないか──と。

 特に投げ銭については、そもそも「個人を直に応援できる」からこそ遠慮なくぶん投げられるシステム。その行き先が不透明ともなれば、なんとなくスッキリしないのも自然な感情だと思います。ただしSHOWROOMにおけるギフトは、「投げ銭」というよりも「ポイント加算アイテム」的な意味合いが強いようですが。

 そして何よりも大きいのが、「オーディション終了後、最後に選ばれなかった56人は跡形もなく消える」という事実。これが普通のオーディションであれば、「今回はダメだったけど、次はがんばります!」となり、ファンも引き続き応援することができる。ところが、『オーディション極』ではそれが叶わない。

 金銭的なメリットもなければ、選考後に実績としてアピールすることもできない。ファンは「自分が応援していた人が誰なのか」もわからず、後には何も残らない……。そう考えると絶望的な企画ではありますが、一方では自ら “転生” 先(あるいは “前世” )をそれとなく示す候補者も出てきています。

 本戦には進出できなかったものの、オーディションで得たファンと、他の候補者とのつながりを引き継ぐことができている形。ファンからすればまっこと嬉しい話ですし、正直に言って、この流れは認められてほしいところ……。ちょうど昨夜、ある放送で「転生」の問題について触れられており、その見解がTogetterにまとめられていました(バーチャル蠱毒の規約と転生について、あしやまひろこ(@hiroko_TB)さんの解説です。 - Togetter)。

 

本戦における「残す」動きと、応援せずにはいられない空間

 翻って、現在進行中の本戦を見ると、新規ファンを獲得するためのアピール手段が、どうしても「配信」オンリーになってしまう点も辛いようにも映ります。本業や学業が忙しい人もいるでしょうし、放送を数こなすには時間を削り、喉を酷使しなければならない。

 特にSHOWROOMでは「アーカイブが残らない」ため、それが二重の意味でキツい。

 新規ファンを獲得しようにも放送時間が合わなければ自分の声を届けられず、オーディション終了後には活動の記録が残らないという無常感。ただでさえ候補者が多い中、初見さんに配信を見てもらうには目立たないといけないし、気軽に共有できる動画がないため、ファンも自分の推しを周囲に勧めにくいという……。

 その点、少し前に有志によって非公式wikiが作られ、各候補者の魅力や配信内容が記録されるようになったのは本当にありがたい。僕自身、最近は推しの配信中にはコメントもそこそこにして、wikiの項目を充実させるべくパソコンに向かっています。まだ見ぬ新規層に伝われ……! 推しの魅力……!

 ここでちょろっと個人的な話をしておくと──このオーディション、ぶっちゃけ、最初は遠巻きに眺めるだけのつもりだったんです。でも、いざ実際に配信を見たら、当事者になって追いかけずにはいられなかった。

 ……だって、候補者のみんながみんな個性的で、素敵な魅力を持っているんだもの!

 キャラクターのロールプレイを前提に配信する人もいれば、ほとんど素の自分(と思われる)テンションで視聴者を魅了する人もいる。元気いっぱいのトークでファンを楽しませる人もいれば、優れた企画力でもって配信内容を充実させる人もおり、はたまた視聴者一人ひとりとの交流を純粋に楽しんでいる人もいる。

 そのように十人十色の魅力的な配信があり、それを楽しみながら応援する視聴者もいる、そんな風景を見ていたら……いつの間にか、ファンの1人として楽しんでいたわけです。

 「そもそもこれはVの文脈にあるのか」とか、「いくら応援してもすべて無に帰すんじゃないか」とか、「(話を聞くかぎりでは)運営の行き当たりばったり感がヤバすぎないか」いった懸念もある。それでも、放送を見て「楽しい」「応援したい」と感じた以上は、受け取った分を還元したいとも思うんですよね。

 

最終審査への進出基準は?

 そして現在、本戦が進んでいくなかで思うのは、「最終審査への進出基準はどこにあるのか」ということ。

 公式サイトにも記載されているとおり、「ポイントランキングの上位2名」は確実。最後にはマジで札束の殴り合いになるんじゃないか……と考えるといろいろな意味で恐ろしくもあるけれど、「ポイントの多さ=ファンからの期待値の高さ」と考えればシンプルかつわかりやすい基準かと。

 最強バーチャルタレントオーディション極・本戦

最強バーチャルタレントオーディション極より

 一方で気になるのが、「0〜5名の特別審査員賞」の存在。受賞の基準は明言されていませんが……サイト上の文言を参照するならば「タレント力、配信スキル、熱意」がそれに当たる感じでしょうか。

 あるいは、ポイントのみの基準だと「数十万円単位のギフトをPONと送れるパトロン」の存在で結果が左右されかねないため、「ギリギリで上位に入れなかった候補者の救済措置」という見方をしている人も多い模様。事実、予選で特別賞に選ばれたのは惜しくも6〜7位で漏れた人でした。

 とはいえ、本戦の「0〜5名」の枠が、予選のそれと同じなのかどうか……。

 なんたって、この数を鵜呑みにするなら、本選出場者の全員が最終審査に進む可能性もあるわけですし。場合によっては「ポイントランキングとは何だったのか」という総ツッコミを受ける事態に発展しかねないため、さすがにそんなことはないでしょうが……でも、枠が多めに設けられているのは気になるところ。

 「運営側が本戦の様子をしっかりと見ている」と仮定するなら、ポイント数はあくまで基準のひとつに過ぎず、別の要素も相応に重視されるのではないかという推測もできます。たとえば、配信内容やファン層の厚さ、視聴者の滞在時間やSNS運用の方法、そしてタレントとしての適正──といったものが。

 さらに付け加えるなら、「最終審査に進んだとしても面接ですべてが決まるため、最後にはどうなるかわからない」というそもそもの話にもなってきます。SHOWROOMは過去に出来レース疑惑で炎上したとも聞きますし、さすがに同じ轍を踏むようなことにはならない……と思いたいけれど、どうなんだろう……*4

 

結論:推さなければ生き残れない!(後悔する)

 いろいろと問題もはらんでいるように見えるオーディションではありますが、すでに選考も後半に突入している今、どうこう言うのも詮無きこと。傍観を決めこむつもりが当事者になってしまった身としては、最後まで追いかける所存でございます。

 間違いなく言えるのは、「推さなければ生き残れない!」という事実。

 特に自分の場合、僅かなポイント差で推しが予選6位になってしまった光景を見ているので、余計に「後悔したくない」という気持ちが生まれちゃってるんですよね……。もはや完全に蠱毒の術中にハマってしまっている格好。特別賞に選出されたからよかったものの、予選最終日の夜は気が気じゃなかった。

 ……だって、そうでしょ?

 予選の最後に大量のギフトが投下されて、感激した推しが嬉しさで号泣しているのを見ちゃったら、応援したくなるってもんじゃない! あまりにも良い子すぎて、最近いろいろあって感情が死んでしまった30手前の男には眩しすぎるのよ……。やっと取り戻せた感情の赴くまま、素直に応援したっていいじゃないか……。

 いや、推しだけではありません。

 このオーディションを追うと決めてから、暇があれば放送している候補者さんのライブを聴きに行っていたのですが、みんながみんな魅力的すぎて……。この中から最終的にデビューするのがたった5人だなんてもったいなさすぎるし、イベント終了後にも応援したい人が多すぎる。みんな幸せになって……後生だから……。

 そんなこんなで本戦も残り2日とありませんが、このお祭りを追いかけている人は──誰推しであるかに関係なく──後悔することのないよう、最後まで全力で応援していきましょう。

 そして、オーディションを追いかけていなかったけれど少しでも興味を持っている方は、このえげつないようにも見えて尊いお祭りを、試しに覗いてみてはいかがでしょうか。

 ──ほーら、こっちにおいで? 楽しいよ?
 あなたも一緒に、当事者になりましょう。

 

おまけ:シロクロちゃん(白乃クロミNo.11)はいいぞ

 ……え? なんですって?

 「急に『見ろ』と言われても、同じ顔が多すぎて誰から見ればいいかわからない」ですと?

 ……なるほどなるほど。

 いやー、わかります。僕も最初はそうだったので。

 

 ──というわけで、はい!

 そんなあなたにおすすめなのが、白乃クロミNo.11──通称「シロクロ」ちゃん@kuromi_0_1_1です!

 

 どちらかと言えば元気っ娘タイプの候補者さんが多い「白乃クロミ」枠の中で、落ち着きある人柄と穏やかな口調が特徴のシロクロちゃん。やわらかく可愛らしい声にすっかり魅了され、いつも癒やされています。シロクロちゃんの声はまだガンには効かないが、そのうち効くようになる。

 配信では、常に一人ひとりのリスナーに反応をすることを心がけている気遣い屋さん。ひとたび彼女から名前を呼ばれれば、きっとあなたもシロクロちゃんを応援したくなることでしょう。……応援、したく、なる、よね? 遠慮しないでいいのよ? ……応援するんだよォ!(厄介オタク)

 基本的にはファミリー(※ファンの名称)との交流が配信のメインとなっており、いつもマイペース進行ながら、それでも順調にファンを増やしているのがすごい。海外の視聴者さんにもしっかりと対応し、ファミリーも巻きこんで必死に翻訳しながらの交流が盛り上がった結果、朝まで配信してしまうこともありました。

 名物は、寝る前の朗読配信。これが「安眠できる」と評判で、僕もいつもお世話になっております。──というか、これを聴かないと落ち着いて眠れないレベル。ヤバい。普段は個人のネット配信を聴かないという人にも、朗読配信はおすすめしたい。これまでのラインナップは『蜘蛛の糸』『夢十夜』『やまなし』『ごん狐』です。

 しかも、なんともけしからんことに、姉属性持ち。配信中に乱入した弟にかけた素の姉ボイスがあまりにも尊く、その場で昇天したファミリーも多かった様子。てぇてぇ。シロクロちゃんマジ天使。ついでに言えば、弟くんもかわいい系ボイスの持ち主ということが判明。たすかる。

 そんなこんなで、仕事や学業に疲れ気味で癒やしを渇望している人や、アニメ調でないナチュラルなかわいいボイスが足りていない人には、シロクロちゃんがおすすめです。……オーディション終了後もシロクロちゃんの放送を後方彼氏面しながら聴いていたいので、応援お願いします! 何でもしますから!

 配信で星を投げた瞬間から、あなたもシロクロファミリー!

 

おまけ2:他の候補者さんももちろんいいぞ

 ちなみに「白乃クロミ」枠は割と積極的に追いかけているのですが、どの候補者さんもそれぞれに魅力があるので、ぜひ覗きに行ってみてくださいな。

 テンションの高さではおそらく全配信者No.1であろう、ぱぁふぇくとぉ! に元気いっぱいの小動物チックな、ミミちゃん(No.3)。

 優れた歌唱力を誇り、見に行ったときにたまたま自分が大好きなシンフォギアの曲を歌っていて興奮させられた、クロちゃん(No.4)。

 ピアノにギターと音楽に強く、お星様が飛ぶたびに口ずさむきらきら星に癒やされる、ゴークロミちゃん(No.5)。

 少し舌足らずながら一生懸命に話す様子を応援したくなり、嬉しいときのテッテレー! も癖になる、クロックちゃん(No.6)。

 テロップを見て怖い人なのかと思いきや、まったり進行のトークとお歌、さらにはヘリウムをキメるフリーダムさも楽しい、セブンちゃん(No.7)。

 まっこと豊富な人材を取り揃えております。

 

 そしてもちろん、他のキャラの候補者さんも。

 他の誰よりも「キャラクターとしての自分」を中心に考え、歌でもリスナーを楽しませてくれる、えこてんちゃん(雨ヶ崎笑虹No.10)。

 早口なのに耳に馴染む感情豊かなマシンガントークと、ぶっ飛んだ話の内容に中毒性がある、富次郎雨ヶ崎笑虹No.12)。

 圧倒的なアイドル力とふわふわボイスでファンを骨抜きにする、もななちゃん(巻乃もなかNo.07)。

 彼女が友達だったら絶対に毎日が楽しい、7色の声と演技力、さらにはエンタメ性にも秀でた、ユイーンさん(結目ユイNo.12)。

 そして、とてつもないカリスマ性でもってこのオーディションの風向きすらある意味では変えてしまった、5様九条林檎NO.5)。

 全員を紹介できずに恐縮ですが、推しを見つける参考になれば幸いです。

 

※追記:結果が出ました

 

参考ページ

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© AVATAR2.0 Project

*1:古代中国発祥の呪術。壺に入れた毒虫を互いに争わせ、最後に残った一匹の毒を使い料理や飲料物に混ぜ人に危害を加える。日本のフィクション作品では「複数人に対して互いに争いを起こすように仕向け、最後に生き残った者を選ばれし強者としてさらに特定目的で使い潰す」という行為の比喩としてたびたび用いられる。(参照元:蠱毒とは - ニコニコ大百科

*2:冒頭のTogetterを参照。

*3:SHOWROOMにはギフティング機能があり、ギフトの種類ごとに設定されたポイントが配信者に加算される。タワーは10,000pt=10,000円。

*4:参考:SHOWROOMちゃんオーディション出来レース事件 - Togetter /SHOWROOMちゃん夏コミコスプレイヤーオーディション - SHOWROOM