ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

誰も傷つけない笑い、バーチャル蠱毒、2018年の鮫島事件〜今月気になった話題(2018/11)

おっすおっす! 11月が終わるのに気づかず、いつものまとめ記事の準備を忘れていた僕です。……いや、ぶっちゃけた話、例のバーチャルオーディションを追いかけるのに忙しいだけではあるのですが。やべえよ……推しがかわいいよ……しゅき……。

──とまあ限界オタクと化した自分の話はさておき、恒例の「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。すでに12月に入っていますが、今回は11月分ですね。末尾に2014〜2017年の「11月」の記事へのリンクも貼っているので、よかったら一緒にどうぞ。

 

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VR目的でツクモのゲーミングPCを買った【G-GEAR GA7J-E180】

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ねんがんの
つよつよPCをてにいれたぞ!

 

──というわけで、ゲーミングパソコンを買いました。

目的は、VRコンテンツをキャッキャウフフと楽しむため。平成最後の夏の終わりに観た輝夜月ちゃんのVRライブに感動し、2ヶ月かけてお金を貯め、ようやっと購入に至った格好です。

まあ、PCだけで貯金が消し飛んだので、HMDを買ってVRの世界に飛び込むのはまだ先になりそうなんですけどね……。今のところは大画面でVTuberさんの動画を見るくらいの用途しかなく、完全に宝の持ち腐れ状態でございます。

選んだのは、ツクモのBTOパソコン。

ネットであれこれと調べつつ、SNSでも口コミを確認しつつ、さらにはお店で店員さんにちょろっと話も聞いたうえで、最終的にこちらに決定。当初は「ドスパラさんにしよっかなー」なんてブログでも書いていたのだけれど、結局はツクモさんのお世話になることに。

本記事では、そうやってパソコンを選ぶまでの流れをざっくりまとめました。素人判断なのであまり参考にはならないかと思いますが、僕自身、ネット上のレビューを参考にしたり、逆に胡散臭い情報に引っかかったりと、買うまでにいろいろと思うところがあったので……。

どなたかのお役に立ちましたら幸いです。

 

※追記:HMDも買いました!

 

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人・メディア・コンピュータの関係性は今後どうなる?『魔法の世紀』感想

「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」*1という言葉がある。

まさにこの瞬間に現代を生きている僕ら──技術が段階的に発展していく様子を目の当たりにしてきた現代人──にはあまりピンとこないような気もするけれど……どうでしょうか。

少年時代にファンタジー小説やゲームに親しんできた世代からすれば、そもそも「魔法」と聞いて思い浮かべるものには結構な偏りがあるような気もする。空飛ぶ箒とか、MPを消費して炎を出すとか、魔方陣を書いて物質に働きかけるとか、杖を振って守護霊を呼び出すとか。

それは、MPやマナといった “ふしぎなちから” を消費すれば自然と発現するもの。あるいは、呪文・杖・陣といった媒介物を用いて行使するもの。少なくともそのような魔法が存在する “その世界” ではそれが当然であり、物理法則がどうのとか仕組みが理解できないなどというツッコミは野暮でしかない。

しかし一方で、僕らが過ごす “この世界” について考えてみるとどうだろう。

日常的に利用している道具や機械について、「どのような仕組みで動いているか」を理解しているかどうか。まさに今、目の前にあるスマホやパソコンの画面ひとつとっても、その仕組みを自分の言葉で正確に説明できる人が、はたしてどれだけいるのだろうか。

遠く離れた人と会話ができるのも、記録した映像を見れるのも、手元の小さな機械ひとつで情報伝達ができたり現在地がわかったり記録ができたりすることも、すべて「そういうものだから」と自然に受け入れてしまっている自分がいる。そうやって考えてみると、仕組みもわからないまま「使い方を知っている」というだけで自由自在に使えるそれらは、まるで「魔法」のようにも見えてくる。

実業家やメディアアーティストといった複数の顔を持つ研究者・落合陽一@ochyaiさんによれば、魔法の最大の特徴は「無意識性」にあるのだそうです。

その原理を人々に意識させることなく、空気のように生活に溶け込んでいる身近な存在。ならば、常に僕らの側にあって生活を便利にしてくれるスマートフォンは、現代における「魔法の杖」のようなものなのかもしれない。

本書『魔法の世紀』は、「映像の世紀」を経てやってくる未来の世界がどのようなものであるかを、テクノロジー・メディア・デザイン・アートといった多彩な切り口から紐解く内容となっています。それなりに専門的でありながら難しすぎない、読みごたえのある1冊でした。

 

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ビジネスマンが「哲学の使い方」を学べる入門書『武器になる哲学』感想

 無教養なビジネスパーソンは「危険な存在」である──。

 本書『武器になる哲学』はこのような見出しから始まる。

 いきなり “危険” などと言われると「おぉン!?」と反感も抱きたくなるところだけれど、教養を身につけることの重要性はよくわかる。多様性が叫ばれ、価値観が変化し、それによる衝突が方々で見られる昨今。その複雑怪奇な現状を正確に捉えるにあたって、知識に裏打ちされた教養が役立つことは疑うまでもない。

 そんな「教養」を哲学・思想の観点から身につけようというのが、本書のメインテーマとなっている。とは言っても、哲学者の名言をその背景すら説明せず羅列したような薄っぺらいビジネス書ではないし、初学者には小難しく感じられる「哲学入門」のような本でもない。

 一言で表すなら、哲学の力を借りて日常の問題と向き合おうとする1冊。より具体的には、日常生活で直面する諸問題を「人」「組織」「社会」「思考」に分類し、それぞれの問題を「哲学」の知見によって多面的に捉え、問題解決の手助けとすることを目指す──そんな内容だ。

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哲学を身近に感じられる入門書であり、実用書でもある

 サブタイトルに「人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50」と書かれているように、本書は哲学・思想に関する50の理論を紹介していく内容となっている。

 ただし、冒頭からいきなり各理論の説明に入るわけではない。本筋に入る前の第1章では「類書との違い」に説明を割いており、これがただの注意書きかと思いきや──この時点ですでにおもしろい。筆者によれば、本書が一般的な「哲学入門」の書と異なるのは次の3つの点によるものだという。

1. 目次に時間軸を用いていない

 第一に「目次に時間軸を用いていない」こと。

 本書の構成は、一般的な入門書とは明確に異なっている。初見では退屈に感じる人も多い(と考えられる)古代ギリシア哲学の説明から始まり、時系列順に哲学史を追っていく──ということはしていない。

 ではどう説明しているのかと言えば、取り上げる理論が「何について考える際に有効なのか」という「使用用途」ごとに分類して紹介している

 具体的には、先ほども触れた「人」「組織」「社会」「思考」の4つのコンセプトごとに章を分割。たとえば、予定説やルサンチマンは「人」の章、マキャベリズムやナッシュ均衡は「組織」の章、一般意志や公平世界仮説は「社会」の章、イデア論や弁証法は「思考」の章──というように分けている格好だ。

2. 個人的な有用性に基づいている

 第二に「個人的な有用性に基づいている」こと。

 筆者にとって「使えるか、使えないか」という、至極主観的な基準で取り上げる理論を選んでいる。「それでええのか!?」と思わなくもないものの、筆者曰く、優れた哲学者の主張が必ずしも我々の生活に役立つとは限らないから──とのこと。

 冒頭で “無教養なビジネスパーソン” にご指名があったように、本書が目的としているのは、何よりもビジネスシーンや実生活における問題解決である。だからこそ、取り上げる理論は日常での「有用性」を基準に選定しており、より実践的な哲学書となることを目指してまとめたのだそうだ。

3. 哲学以外の領域もカバーしている

 そして第三に「哲学以外の領域もカバーしている」こと。

 具体的には、経済学・文化人類学・心理学・言語学などに関係のある理論も取り上げており、本書が取り扱うのは「哲学」の範疇に限らない。これは他の哲学書にも共通することであると断ったうえで、筆者は「哲学の領域のみにフォーカスを当てて考察すること自体が、そもそも哲学的ではない」と断じている。

 読み終えたあとの実感としても、話題が複数分野に跨がっていることで知的好奇心が満たされ、楽しく読むことができた。また、僕自身は哲学については門外漢ながら、読み進めるうちに「これ、大学で勉強したやつだ!」という既知の理論(心理学ほか)も登場。しかもそれが哲学と紐付けて説明されているため、より理解を深め、知識の幅を広げることにつながったという実感があった。これは、複数分野に跨がる本書ならではの魅力だと思う。

 

実例を交えた「哲学の使い方」がおもしろい

 ただし、本書に登場する理論は多岐にわたるため、自分のように哲学をろくに学んでこなかった人が一気読みするのは難しいかもしれない。難解な用語は少ないものの話が複数分野に跨がるため、そこそこ脳を回転させながら読む必要がある。この本を読むのは、知識の波にさらされるような体験だった。

 とはいえ、個々の説明はわかりやすいため、読んでいて理解に苦しむようなことはなかった。多彩な分野の理論が出てくるとは言っても、章ごとに分類されているのでそれなりに一貫性はある。じっくり読みながら確実に知識を吸収できるので、入門書としては非常に優れているように感じた。

 他方で、本書は「哲学の入門書」でありながら「現代社会の問題を紐解く実用書」でもある。各項目ではまず50の理論を説明したうえで、それと関連づけて「人」「組織」「社会」「思考」の諸問題に考察を加えるような構成になっているのだ。

 たとえば、「悪とは、システムを無批判に受け入れることである」とアーレントの指摘から、既存のシステムの中で「うまくやる」方法ばかりを示すビジネス書に疑問を呈したり。あるいは、日本企業の構造の変化をゲマインシャフトとゲゼルシャフトの社会進化論から論じたり。はたまた、市場原理を説明した「神の見えざる手」をより広い視点での解釈に利用し、「最適解」よりも「満足できる解」を求めることの重要性を説いたり。

 このような指摘を読んで、「それは違うだろう」と反感を覚える人もいるかもしれない。これらは言ってしまえば、「筆者の意見」に過ぎないからだ。入門書には不要な個人の意見であり、そこに尺を割くくらいなら各項目を詳しく説明するべきなんじゃないか──。そう感じる人がいてもおかしくはないように思う。

 でも自分のような門外漢からすれば、これらの指摘はまっこと刺激的に感じられるものだった。個々の主張の是非はさておき、筆者がここで書いているのは「紹介した理論を使えば、日常の問題をこうやって捉えることもできるよ!」という考え方のひとつであり、それこそが「哲学の使い方」の実例となっているからだ。

 そもそも、人はなぜ哲学に苦手意識を持つのだろう。理由を考えるに、それが「言うまでもない当たり前のこと」であるか、逆に「難解に感じられて理解できないもの」であるか、はたまた「何の役に立つのかわからない」と感じられてしまうからなのではないだろうか。少なくとも、僕はそうだった。

 その点、本書は基本的な哲学理論の説明に加えて、その「使い方」も教えてくれている。一見すると「何の役に立つのかわからない」ものについて、「こういう問題を考えるときに使える」という例を、50項目すべてにおいて示しているのだ。もちろんそれは必ずしも正解とは言えないし、筆者自身もそう断っている。でも、だからこそ信用できると僕は思う。

 つまり、哲学の基礎知識と合わせて「使い方」を読者に提示している本書は、素人目線で読んでも「おもしろい」のだ。実例によって哲学を身近なものとして感じられるだけでなく、自分なりに個々の問題を考えるきっかけにもなる。もちろん、純粋に読み物としても楽しんだっていい。

 重要なのは、よく言われるような「常識を疑う」という態度を身につけるということではなく、「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼を持つということです。そしてこの選球眼を与えてくれるのが、空間軸・時間軸での知識の広がり=教養だということです。

(山口周著『武器になる哲学』Kindle版 No.165より)

 取り上げる項目が多く、個々の解説も短めなので、真に体系的に「哲学」を学ぶには適していないのかもしれない。ただそれでも、素人目線では得られるものも多かったし、本書で知った知見が役に立つ場面もきっとあると思う。巻末にはブックガイドもあるため、本書をとっかかりに哲学を学ぶことだってできる。

 哲学に苦手意識を持っている人、なんとなく勉強したけれどピンときていない人などにおすすめしたい1冊です。

 

 

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スタディウォーカーでレビューを書いた本のまとめ①

KADOKAWAさんが運営するメディア『StudyWalker』

「社会人のためのスキルアップ応援サイト」を謳うこちらのサイトでは、「スキルUP」「英語学習」「資格取得」「マネーテク」の4つのジャンルで記事を掲載中。そんななか、自分も何本か記事を書かせていただいております。

そこで今回は、『StudyWalker』で紹介した本をざっくりとご紹介。

普段はブログで取り上げないような分野の本も取り上げていることもあり、せっかくなのでまとめておこうかなーと。ただし、本記事では簡単な紹介にとどめております。もし気になる本がありましたら、詳しいレビューはサイトのほうで読んでみてくださいな。

 

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『秒速5cm』『言の葉の庭』のオーディオブック版が最高だった

映画とは違う小説版を、オリジナルキャストの声で

2018年に入ってから、「耳」で楽しむコンテンツに触れる機会が増えた。Podcastやnoteの音声配信を聴くようになったほか、YouTuber動画もラジオ感覚で楽しんでいる。

そんななか、オーディオブック配信サービス『Audible』「新海誠作品オーディオブック プロジェクト」という特設ページができていた。いつの間にこんなものが……。

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「新海誠作品オーディオブック プロジェクト」特設ページ

映画監督・新海誠@shinkaimakotoさんの関連小説をオーディオブック化していく企画として、8月末から作品が追加されていたらしい。

第1弾として『君の名は。』に始まり、現在は『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』のオーディオブック版を配信中。いずれも新海さん自ら執筆した小説版を元にしている。

──そう、「映画版」ではなく「小説版」。
しかも、声を当てるのは、映画版の声優陣。

新海誠作品のファンであれば、これが単なる「音声版」ではないことがわかるでしょう。見方によっては「完全版」とも呼べるコンテンツ。あるいは11年ぶりに『秒速』の2人の新録ボイスが聴けるとくれば、それだけで嬉しいという人も少なくないはず。

だって、映画『秒速』の本編では描かれなかったエピソードと、明かされなかった “手紙” の内容が、あの2人の声で聴けるんですよ!?

それだけでファン垂涎ものだし、同じく映画以上に広い世界観、多くのキャラクターの目線で紡がれる『言の葉の庭』の小説版も音声で楽しめるときたら、もう最高じゃありませんか。

──貴樹と明里、孝雄と雪野先生に、また会える。
これ、実は神木隆之介さんあたりが一番喜んでいるんじゃないかしら……。

 

オーディオブック版『言の葉の庭』の魅力

映画版の「補完」的な印象もある『秒速』に対して、『言の葉の庭』の小説版は「完全版」というイメージ。主役2人の関係性を掘り下げるのみならず、その周囲の人間関係も各キャラクターの視点から描く、群像劇スタイルを採用したノベライズになっている。

具体的には、主人公の男子高校生・孝雄の兄と母のほか、彼が通う高校の体育教師に加えて、さらには映画本編では終盤でビンタされていた女子生徒も合わせた、計6人。各章では映画では脇役に過ぎなかった彼ら彼女らの主観で物語が進み、それぞれが過ごす日常と懊悩が描かれるのだ。

 

 いつからか靴作りに真剣な弟、がむしゃらに役者を目指している梨花、一回りも下の中年男に真剣にぶつかっていく母親。

 ──こいつらみんなばかなんじゃねえか。オレは苛々と胸のうちで毒づく。辿り着くはずもないゴールに、それ以外の場所は存在しないような勢いでひたすらに走り続けている。どいつもこいつも。ふいに今日二回目の涙が込み上げてくる。なんて日だ、今日は。

 うらやましいのだ、オレは。

 誰にも聞こえないように鼻をすすりながら、オレは決して口には出せないその気持ちを、必死に胸の中に押し戻そうとする。

(新海誠著『小説 言の葉の庭』第三話「主演女優、引っ越しと遠い月、十代の目標なんて三日で変わる。──秋月翔太」より)

 

灰色の日常に閉塞感を抱き続けている人がいれば、理想を捨てて周囲から憎まれること選んだ人もいる。映画では二言三言程度のセリフしかなかったキャラクターたち一人ひとりにも物語があり、日常があり、悩みがある。巧みな心情描写も手伝って、彼らの息づかいすら感じられた。

そんな小説版がオーディオブックになるとくれば、それは文字どおり「息を吹き込む」ようなもの。6人のキャスト陣によって、6つの物語が臨場感たっぷりに語られる。短歌がモチーフとなっている本作は「朗読」との相性も良く、映画以上の長尺でもってこの世界観に浸れることもまた嬉しい。

また、「朗読」であるためにセリフの読み方、感情の込め方が違うという特徴もある。一言一言の「間」や呼吸も意識しながら読んで(演じて)いるように聴こえて──しかも映画と違って音声以外の情報がないため──とにかく集中して作品世界に浸れる。オーディオブックなので倍速もできるけれど、これは等倍じゃないと聴けない。

あと、雪野先生がなんとなく映画よりも大人っぽく感じた。これは当然、朗読というメディアの特性もあると思う。でも一方で、花澤さんの演技への印象が変わったという側面もあるのかもしれない。映画の収録当時は雪野先生よりも年下であり、今は年上になっている──と考えれば、そう感じるのも自然なのかなと。

これは「ドラマCD」ではなく「オーディオブック」なので、各章ごとに1人の読み手が担当する形が基本。ただし本作では終盤に限って、孝雄役の入野自由さんと雪野役の花澤香菜さんが2人で「読む」章がある。

これがまた、最高なんですよ……!

詳しくはぜひ実際に聴いてみてほしいのですが、やはり映画とは違った感情の高ぶりと余韻があってたまらない。雨の映像と演出、BGMと迫真の演技、そして最後に秦基博がどーん! とくる映画に対して、淡々としていながら着実に感情の波が押し寄せる感じがすごかった。

もう映画で何度も観てるのに、また泣きそうになったぜよ……。

 

最初の1冊は無料で聴ける

以上、「新海誠作品はオーディオブックでも楽しめるぞ」という話でした。

とはいえ、オーディオブックと言えば単価が高いのが悩みどころ。個人的に好きな作品かつ好きな声優さんが担当しているなら喜んで聴くものの、そうでなければ「本でいいや」となるのが常だったんですよね。読むよりも時間がかかるし、かと言って倍速にするのも違う気がするし。

その点、此度の「新海誠作品オーディオブック プロジェクト」は完全に俺得な企画だったわけです。大好きな作品だし、オリジナルキャストだし、しかも映画とは違う小説版を声優さんの声で聴けるとくれば──むしろ進んでお金を払いますとも! 時間をかけて堪能できるのも嬉しいですしね。

Audible

Audible: 本は、聴こう。

また、てっきりKADOKAWA系のサービスでの配信になるのかと思いきや、Amazonの『Audible』での展開というのもありがたい。初めての利用であれば30日間は無料、かつ1冊を追加料金なしで入手できるので、まっことお得。

──実はこれ、前々からいつ登録しようかと様子を窺っていたのですが、此度の『言の葉の庭』の配信開始を聞きつけて、「今しかねえ!」とダウンロードして楽しんでいる格好です。最大3,000ポイントを獲得できるキャンペーンも開催中とのことだったので。

ほかにも『君の名は。』では朴璐美さんが朗読を担当しており、12月には外伝小説の『君の名は。 Another Side:Earthbound』も配信予定なのだとか。外伝は新海さん執筆による作品ではないのですが……これがまたいいんですよねー。宮水父の話が大好き。

そんなこんなで、新海誠作品が好きな方はぜひぜひ聴いてみてくださいな。

 

新海誠作品 オーディオブックプロジェクト

 

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