平成のネット振り返り、VTuberの多様性、自己の客観視の大切さ〜今月気になった話題(2018/10)

 こんちゃーっす。

 ハロウィンで盛り上がる渋谷の街を軽くスルーし、『バ美肉ナイトクラブ』なる地獄の釜の蓋が開いたようなイベントに行ってきた僕です*1

 ヤバかった……地獄かと思ったら天国だった……。初めてVTuberと生でお話させていただいたのだけれど、アレはパないっすわ……世界変わりましたわ……。

 イベントの感想は後ほどまとめるとして、まずは毎月恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。例によって記事の末尾に過去の「10月」の話題をまとめておりますので、そちらもよかったらどぞー。

 

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【寄稿】「わたしのネット」さんで「ぼくのネット」の話をしました

先日のイカの記事に引き続き、『わたしのネット』さんに寄稿しました!

文字数にして、約14,000字。

これだけのボリュームの記事──しかも自分語り要素が強い──にGOサインを出していただき、まっことありがとうございます。

内容については実際に読んでいただきたいところですが、一口に言えば、当ブログの代表記事である「平成生まれの僕が見てきたインターネットの世界」のリメイク版。自分が20年近くにわたって触れてきた「インターネット」という存在について振り返りつつ、今現在思うことをまとめた内容です。

 

諸々の黒歴史を生み出しつつも、現在進行系でインターネットに救われている自分。

 

「ネットがなければ死んでいた」は言いすぎかもしれないけれど、「ネットによって生かされている」のは間違いない。ライターとして収益を得ているという意味でもそうだし、しばしば落ちこむ出来事があったとしても、ウェブ上のコンテンツに癒やされ、救われているという現状がありますので……。

しかし一方で、近頃はインターネット──もといSNSの悪い側面が強調されつつあるようにも感じられ、ちょっとモヤモヤしている部分も少なからずありました。

だからこそ、インターネットのポジティブな側面に目を向けたかった格好。つまるところは個人目線の自分語り、古きを懐かしむ内容に過ぎませんが、折に触れて「好き」の感情を再確認することにも意味はあると思うんですよね。ちょうど平成が終わりそうな今は、そのタイミングとしてもぴったりかと。

まあ、あれやこれやと書きたいことはありますが、此度の寄稿記事、お手すきの際にも読んでいただけると嬉しいです!

 

関連記事

映画『search/サーチ』が映す“ネットあるある”に身悶える(ネタバレなし)

 映画館で予告を見て、「これは外せない」という予感があった。

 「この映画は100%すべてPC画面の中で展開する」
 この一言だけで、興味を惹かれるのには充分だった。

 親の声よりも聞いたMacの起動音に、365日欠かさず見ているChromeとGmailの画面。映画館の大きな “画面上” に登場するサービスは、自分がよく知るものばかりだった。Facebook、Twitter、Instagram、YouTube──などなど。FaceTimeは馴染みがないけれど。

 本作『search/サーチ』は、そんな “画面” の中だけで物語が展開する。

 突如、行方不明になった女子高生。その娘を探すべく奮闘する父親。手がかりを得るために覗いたSNSアカウントから、初めて知る彼女の交友関係。そして深まる謎──。

 「画面上だけで物語が展開する」と聞いて、映像的には単調でつまらないものになるんじゃないか……と思っていたら、とんでもない。目まぐるしく移り変わる画面に、散りばめられた伏線。そして随所に挿入された「ネットあるある」なネタにニヤリとさせられ、最後までまったく飽きることがありませんでした。

 

※前半の展開には触れていますが、核心的なネタバレは避けて感想をまとめています。

 

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「読む」だけじゃない「読書体験」の切り口を考える

 読書体験

『アイデア大全』はいいぞ。

 「読書体験」という言葉がある。

 読んで字のごとく、「読書」と「体験」の2語を組み合わせた言葉。

 厳密な定義はなさそうだけれど──字義をそのまま捉えるなら、「読書によって得られる体験」を指している感じかしら。

 しかし一方で、そもそも「読書」それ自体が「本の体験」であると考えることもできる。「本を読む」という活動は、紛れもなく「体験」と言えるもの。それをわざわざ、「読書体験」などという言葉で表現する必要はないのでは……?

 そこで、「読書体験」という言葉をあえて用いる場面を考えてみると、そこには「読書」によってもたらされる効用の多様性が見て取れる。「本を読む」という行為のみならず、本を通して得られる知識や学び、そして感情や感動といった心の動きは、かけがえのない「体験」であると言えるのではないだろうか。

 さらに、「本を読む」という行為の前後にも目を向けてみると、そこにも「読書体験」の一貫として数えられそうな活動があることがわかる。本を買ったり、読んだ本を他者と共有したり。それらは直接的な「読書」行為ではないものの、一連の流れを汲んだ「体験」の一種であることは間違いない。

 そんな「読書体験」の流れを、簡単に辿ってみた。

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『foriio』でポートフォリオを作ってみたよ

フリーランスにとって、「ポートフォリオ」は大切。

自分のことを知らない、でも何かのきっかけで興味を持ってくれた人に対して、自身の実績を簡潔に示すことのできるツール。クリエイターにとっては名刺代わりの存在であり、依頼につながるかもしれないページ。それゆえ、SNSとは別に専用のページを設けている人も少なくないのではないかしら。

ところがどっこい。

デザイナーやイラストレーターやプログラマーなどと異なり、僕らのようなライターにとって、ポートフォリオを作るのは少しハードルが高い

なぜなら、成果物をポートフォリオにまとめるにしても、最低限のデザインスキルが必要になってくるから。文章は書ける、写真も撮れる、取材だってできる──でも「デザインはちょっと無理ぽ……」というライターさんも、結構いるんじゃないかと思うんですよね。

「foriio」トップページ

foriio - Portfolio made easy

そこで、『foriio』でございます。

「すべてのクリエイターにポートフォリオを」と謳う『foriio』は、無料でポートフォリオを作れるサービス

見やすいシンプルデザインと、誰でも簡単に使える点が魅力。そのお手軽さと言ったら、僕のようなデザインスキルが皆無の人間でも、あっという間にポートフォリオを作れてしまうほどでした。

というわけで、『foriio』を利用してみた感想を簡単にまとめました。

 

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