2018年6月の話題〜飲み会の遠足化、勉強する意味、嫌儲の起源

 おいっすー。
 あっという間に6月最終日。2018年も半分が終わりますねー。

 あまりにいろいろとありすぎて、後半はぼーっと過ごしがちだった今月。それでも原稿の〆切はあるし、梅雨は明けるし、冷房のない自室は例年通り暑さがパねぇしで、何があろうとやっていくしかないんだよなーと。ともあれ、平成最後の夏。死なないようにほどほどにがんばるぞい。

 そんなわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。記事末尾に2014〜2017年の「6月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、よかったら一緒にどぞー。

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なぜ博士キャラは「〜じゃ」と話すの?リアルでは聞かない言葉遣いを紐解く『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』

前々から不思議に思っていたんだ。いわゆる萌えアニメや美少女ゲームに登場するキャラクターを指して、「こんな話し方をする女子、現実にはいないだろww」「オタクの妄想きめえww」とツッコむ人を。

たしかに、リアルであんな話し方をする人は(ほぼ)いない。聞き慣れないアニメ声に忌避感を覚えるのだっておかしくはないと思う。でも誰に迷惑をかけるでもなし、フィクションなんだから、別に「うぐぅ」とか「へけっ」とか「トゥットゥルー」とか言ったっていいじゃまいか。ζ’ヮ’)ζ うっうー!

そして何より、「話し方」について文句を言うなら、こう言いたい。

 

──おまえ、それ、亀仙人の前でも言えるの?

 

亀仙人に限った話ではない。ネテロ会長でも、老ジョセフでも、ダンブルドア先生でも、マスター・ヨーダでも、オーキド博士でもいい。一人称が「ワシ」で「~じゃ」と話し「ホッホッホ」と笑う老人を、あなたはリアルで何人も知っているのかと。少なくとも僕は知らない*1年の瀬に現れる赤いジジイくらいしか。

さらに言えば、そのような「現実では耳にしない話し方をするキャラ」は老人だけにとどまらない。

「よくってよ!」と話すお嬢様、「アルヨ」と語尾につける中国人、「デュフフフww」と笑うオタク──はいるかもしれないが──などなど。美少女キャラを指して「話し方がおかしい」と指摘する彼らは、一方で、老人キャラやお嬢様キャラの口調についてはなぜか普通に許容してしまっているのだ。

どうして僕らは、日常では聞くことのない老人やお嬢様の話し方を、自然に受け入れることができているのだろう。それどころか、「そうじゃ、ワシが~」などというセリフを見聞きした途端、「あ、この話し手はおじいちゃん(おばあちゃん)だな」と想起させられてしまうのはなぜだろう。

今回読んだ『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』は、そのような「役割語」の機能や成り立ちを説明した1冊です。

「役割語」とは、先にも挙げた老人やお嬢様の口調など、特定のキャラクターと結びついた特徴的な言葉づかいのこと。主にマンガやアニメで見聞きする印象が強いけれど、僕らが普段使っている〈標準語〉とも関わりが深く、その歴史は江戸時代まで遡るのだとか……?

*1:そのような方言がある地域に住まわれており、日常的に使っている人がいらっしゃったらすみません。

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アニメキャラに自分の名前を呼ばれるとドキドキくねくねするあの感じ

 アニメのキャラクターに自分の名前を呼ばれたこと、ありますか?
 (≒自分と同じ名前のキャラクターがアニメに登場したこと、ありますか?)

 ……僕は、ありませんでした。今期アニメが放送されるまでは。

 

 振り返ってみれば、深夜アニメにハマって間もない学生時代、「このアニメの主人公、俺と名前が一緒なんだがww」と言ってくる友人が羨ましかった。

 ──だって、プロの声優さんに名前を読んでもらえるんだよ?

 イケボな男性声優さんから名前を呼ばれれば「ひょわーっ!///」ってなるのは必至だし、かわいらしい声の女性声優さんに呼ばれた日には、マジで恋する5秒前。キュンキュンときめいちゃって、アニメを観るどころじゃなくなるんじゃないかと。

 特にそれが学園ラブコメやハーレム展開のある作品だったら、きっと気恥ずかしさと嬉しさのあまりに爆ぜていたはず。ちくしょう……なんで僕の名前は、圭一とか、朋也とか、竜児とか、一夏とか、京介とか、キョンじゃないんだ……*1そう、僕は……いや僕らは、結城リトになりたかったのだ……!*2

 別にヒロインが多い作品じゃなくてもいい。それこそ、僕の名前が「けいた」であればジバニャンに名前を呼ばれて嬉しかっただろうし、「さとし」であればピカチュウに「ピカピ!」って呼ばれて嬉しかったと思う。そうなんや……ピカチュウの「ピカピ!」は特別なんや……みんな『キミにきめた!』を観ような……。

 

 ところがどっこい。悲しいことに、僕の名前は(少なくとも自分が観た作品では)一度もアニメで呼ばれたことがない。別に珍しい名前というわけでもないのに……なんでや……。

 実際、有名人やクリエイターにも同じ名前の人はいるし、なんならフルネームがほぼ一致している人も何人か心当たりがある。稀に小説でも目にすることがあるので、「なんでアニメやマンガにはいないんだ……もうひとりのボク……」と、いつも涙目になっていた。

 

 そうして迎えた、2018年春。
 ──4月放送開始の某アニメから、僕を呼ぶ声が聞こえた

 

 最初は耳を疑った。いやいやまさかと。あり得るはずがないと。まったくノーマークだった作品、ゆるふわな雰囲気の作中で、その名を聞くはずがあるまいと。

 いや、というかしかも、そっちの呼び名かよ。たしかにある意味、それも自分の名前ではあるのだけれど……いや……なんか違うような……でも思わず反応しちゃったし……ならば、これはもう実質、「アニメキャラに名前を呼ばれた」ことになるのでは……? うん、そうだ! そういうことにしておこう!

 というわけで、ついに相まみえることになった「自分と同じ名前を持つキャラクター」であり、初めて「アニメキャラに名前を呼んでもらえた!」と感動(?)するきっかけをつくってくれたのが、彼女です。

 

『こみっくがーるず』3話「プニプニポヨンですね」画像

アニメ『こみっくがーるず』第3話「プニプニポヨンですね」より

 アニメ『こみっくがーるず』の主人公、萌田薫子(もえたかおるこ)ちゃんです。

 

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*1:でもこうして見ると、ラノベ主人公の名前って割と珍しくないものが多いような気もする。

*2:参考:結城リトとは【ピクシブ百科事典】

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『FGO アーケード』ロケテストに行ってきた!待ち時間・プレイ感想ほか

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 『Fate/Grand Order Arcade』ロケテストが新宿・秋葉原・神楽坂の店舗で始まったと聞いて、ちょろっと行ってきました。キラッと眩しいライダーさんと出会えて満足。

 

本稼働後のざっくりメモ
  • 東京都心のゲームセンターの場合、待ち時間は30〜60分ほど
  • 10連ガチャには10クレジットが必要
  • 10連分の聖晶粒が貯まると、ガチャを回すまでは新たに聖晶粒が獲得できない
  • 「グランドオーダー」もサーヴァントの相性が重要
  • 特異点Fの時点でそこそこ難易度が高いので、編成はしっかりと
  • アーチャーがつよつよ

 

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