初めての青色申告におすすめの本『スマホでかんたん確定申告』【献本】

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4年前、会社を辞めたあとの申告に始まり*1、翌年はブログの収益を白色申告し*2、そのまた翌年には初めての青色申告に挑戦──*3

気づけば、今年ではや5回目の確定申告になるらしい。わぁい!(?)

なかでも大変だったのは、やはりフリーランスとして独立した年の青色申告。ネットで検索し、本を何冊も読み、セミナーに参加し、税理士さんにも何点か質問するなど、結構な時間をかけて勉強しつつ乗り切った覚えがあります。

もちろん、すべて専門家に任せてしまえば何の問題もありません。税理士さんにお願いしても良いし、最近はフリーランス向けのサービスも充実しつつある様子。自分で書類を作成せずとも、必要な領収書やら何やらをぶん投げればまとめて対応してくれるサービスもあるのだとか。

 

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『お金2.0』紙幣・仮想通貨の“価値”とは?新しい経済圏の未来予想図を描く本

 「お金」というよりは「価値」の話であり、「物事の捉え方」を再考することを促す1冊。そんな印象を受けた。

 もともとお金や経済にあまり関心がなく、親からも「常識を知らなすぎる……!」と嘆かれるほどの自分。そんな世間知らずの目線で読んでも理解しやすく、かつ納得のいく内容でした。ピンときていなかった経済の仕組みも、「なーんだ、よく見る “アレ” と同じじゃん」と感じられたくらい。

 それが本書『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』です。

 今となっては「○○2.0」という表現も食傷気味ではあるものの……それはさておき。むしろ大切なのはサブタイトル「新しい経済のルール」が指し示すものであり、それが本書のメイントピックだと感じました。

 2018年現在の世界がどういった仕組みで動いているのか。最新のテクノロジーによって生まれつつある「変化」とは何か。そして今後10年、どのような経済圏が誕生するのか──。社会・経済・技術といった複数分野を跨いで俯瞰しつつ、顕在化しつつある “新しいルール” を紐解いた1冊です。

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夜のビッグサイトから夢の大橋を渡って、東京テレポートまで歩いてきた

パレットタウン大観覧車

 昨日は、大好きなバンドのライブに行ってきた。

 久方ぶりのディファ有明。3時間にわたって全力で叫び、歌い、腕を振り、モッシュに埋もれ――終わってみれば、全身びしょ濡れの汗だく状態。程よい疲労感を覚えつつ、最高に満ち足りた気分で会場を後にした。

 終演後は、物販の列に並んでいたところをたまたま友人に発見され、その足でメシへ。

 「最高だったよなァ!?」「マジヤバかったわー!!」と興奮気味に話すというより、「至高のセトリだった……」「尊かった……ありがとう……」と感慨に浸る感じ。海鮮丼を頬張り、ほどほどに語り合ったあとは、国際展示場駅で解散。僕もそのまま帰ろうか……と思ったのだけれど。

 それはさながら、夜の街灯に群がる蛾のように。
 気づけば、ふらふらと東京ビッグサイトに引き寄せられている自分がいた。

 だってほら……遠目にも光っているのが目立つし、なんかきれいやん? ……え? そんなことない? 静寂と暗闇の中で輝く逆三角形、良くね?

夜の東京ビッグサイト拡大

夜の東京ビッグサイト正面1

 また一方で、ビッグサイトから振り返った先には、街灯が照らす夜の有明の姿が。そして、そこにはこれから帰路に着こうと駅へ向かう人波もあり――なんとなく、その流れに逆らいたくなったんですよね。

 早朝から並ぶばかりで、ゆっくりと眺め歩く機会のなかった、夜の有明。食後の腹ごなしではないけれど……せっかくだし、ちょちょいととっとこハム太郎してみようかと。大好きなのは、夜回りと酒。へけっ!

 というわけで、そんなに長い距離ではないものの、『国際展示場』駅から『東京テレポート』駅へ向かって、夜の有明を歩いてきました。ほとんど「夢の大橋」をお散歩しただけの内容なので、次があれば、時間をかけてお台場をぐるっと歩いてみたいな。

 

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健康診断後にラーメン二郎&フラペチーノを摂取するフレンズ

健康診断に行ってきた。

フリーで働くようになってからは初めての診断で、前職の入社2年目に受けたとき以来だから……実に5年ぶりっぽい?

うっはー! しばらく受けていないとは思っていたけれど、まさか5年も行っていなかったとは……。30歳を前にして、己の体の健康に無関心すぎることのヤバさを自覚せずにはいられない。低収入ゆえ毎年の人間ドックは厳しいにしても、せめて2年に1回は行くようにしようそうしよう。

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不便は手間だが役に立つ|無駄や回り道を楽しむ発想法『不便益の本』

ある日、新宿駅で友人と待ち合わせたときのこと。

歌舞伎町方面から歩いてきた僕を見て「買い物でもしてたの?」と問われ、「池袋から歩いてきた」と言うと、驚いた顔をされた。友人曰く、「コスパ悪いし、疲れるだけじゃね?」と。──うん、まっことそのとおりである。

たしかに、電車にバスにタクシーといった移動手段が充実している東京23区で、わざわざ歩いて目的地に向かおうという人はそう多くはない*1。実際、池袋~新宿間だったら、埼京線を使えば5分の距離。片道154円で安く速く移動することができる。それが徒歩だと片道1時間はかかるのだから、コスパの悪さは言うまでもないでしょう。疲れるし。

じゃあどうして体力を浪費してまで歩くのかといえば、純粋に「好きだから」というところに落ち着く。歩くのが好き。お店を新規開拓するのが楽しい。徐々に街並みが変化していく様がおもしろい。最短距離をとっとこ歩くのもいいけれど、脇道に逸れてみるとより一層楽しめる。

自分にとってはそのような魅力がある街歩きだけれど、「コスパが悪い」「不便だ」という指摘もよくわかる。そりゃ僕だって、常に徒歩で移動しているわけではないけれど、実際問題、寄り道することで無駄にお金を使ってしまうことも多いので。電車のほうが安く済むということもしばしば。

人によっては「不便」に見える街歩きも、自分にとっては「楽しい」もの。要するに興味関心や趣味嗜好の違いでしかなく、特に深く考える問題でもない──と思っていたのだけれど。

聞くところによれば、その「不便」について研究している人がいるらしい。

本書『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便を取り入れてみてはどうですか?~不便益という発想』は、そんな「不便であるからこそ得られる益」を研究する、京都大学デザイン学ユニット教授・川上浩司さんの著書です。ながい!

やたらと長い書名も、この「不便益」の発想をもとに名づけたのだとか。読んでみたところ想像以上におもしろかったので、感想とあわせてざっくりと紹介させていただきます。

 

*1:最近はコミュニティサイクルも充実していますし。

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