【1年後レビュー】和紙製PCスタンド「フォルダブル」が驚くほどに頑丈だった


そのPCスタンドを使いはじめたのは、ちょうど1年前のこと。

昨年4月に参加したイベントで使わせていただく機会があり、すっかりその虜になってしまったのでした。レビュー記事を書いて終わり──ではなく、現在に至るまでほぼ毎日のように使いこむほど。自宅でも喫茶店でも、パソコンを開くときは、常にその下にPCスタンドの存在がありました。

過去にPCスタンドを使用したことがなく、ノートPCはいつも直に机の上に置いて使っていた自分にとってそれは、作業環境が一変するような体験でした。……いや、マジで。大げさな話でなく。一見すると紙っぺらに過ぎないそれが、普段の作業効率を格段に高めてくれたという実感があります。

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それが、この『フォルダブル』

主にノートPCの下部に入れて使うモバイルノートパソコンスタンドであり、「和紙」でできているのが大きな特徴。「紙」ゆえの軽さで携帯性に優れている一方で、耐久性に一抹の不安がある──というのが、初めて本製品を見たときの印象だったのですが。

気づいてみれば、使いはじめてからはや1年。家でも外でも、毎日のように、いつでもどこでも使い続けていたにもかかわらず、びっくりするほど長持ちしてくれたんですよねー。

そんなわけで、本記事では『フォルダブル』を1年間使ってみたうえでの雑感をまとめました。それと、新しく『Plus』も購入したので、簡単にそちらの紹介も。

 

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びっくりするほどの耐久力を持っていた『フォルダブル』

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詳しい説明は1年前の記事を参照いただきたいのですが、一口に言えば、『フォルダブル』は「和紙でできたモバイルノートパソコンスタンド」。「世界最軽量」を謳うだけあって非常に軽く、公式サイトによればわずか15gとのこと。

一見すると「紙」にしか見えない──というか紛れもなく「紙」でできているためどこへでも持ち運ぶことができ、その携帯性が特徴のひとつとなっています。ノートPCのディスプレイとキーボードの間に挟めるほどの大きさ・厚みしかなく、使用時は折り紙のように折り畳んで使う感じですね。

で、そんなフォルダブルを自分が使いはじめたのが、ちょうど1年前の4月。

想像以上に使い心地が良く、タイピング時の疲労が軽減されるにとどまらず、作業中の自分の姿勢が目に見えて良くなった──などの効果も。ノートPCに挟んで持ち運べる携帯性も手伝って、自宅でも外でも、常にフォルダブルを下に置いてPCに向かうのが当たり前になっていました。

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昨年、開封したばかりの状態と、1年後の姿の比較。

その結果、気づいたころにはボロボロに。1年前の開封時は新品の封筒のようにも見えた和紙が、今や折り目くっきり、大きな穴も空いており、変わり果てた姿になっていることがわかるかと思います。

しかも、外側から折り目に沿ってちぎれはじめている箇所もあり、ほとんど使い物にならない状態。見た目のボロさや穴はまだ問題なかったのですが、フォルダブルの「骨」とも言える折り目が切れてしまったことで、やがてPCを支えられなくなり……ついに、PCスタンドとしての寿命を迎えたわけです。

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見るも無残な姿ですが……冷静になって考えてみると、使いはじめてからすでに350日以上が経過しており、しかも使用頻度は毎日数時間という酷使っぷり。

自分がパソコンに向かっていた時間=フォルダブルを使っていた時間でほぼイコールなので、短めに見積もって1日4〜5時間としても──軽く1,400時間以上は「PCスタンド」としての役割を果たしていたと言えそうです。実際はもっと長時間使っていそうだし、仕事柄タイピングすることも多く、かなり酷使していたんじゃないかという印象。

これを長いと見るか短いと見るかは、おそらく人によりけりかと。上等なPCスタンドを何年にもわたって使い続けている人も普通にいるでしょうし、「PCスタンド」という括りで考えればコスパは悪いのかもしれません。

でも一方で、その15gという軽さや、どこへでも持ち運んで使える携帯性、さらには「和紙」でできていることを鑑みると──むしろ「想像以上に長持ちしてくれた」とも言えるのでは……? いや、だって「紙」ですよ? 和紙と言えば頑丈なイメージはあったものの、まさかこれほどまでとは思っていなかったので。

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それなりに汎用性もあり、スマホやポメラにも使えます。

そのように考えると、個人的には充分に「あり」というか、今後も積極的に使っていきたいと思わされたのでした。

外で使っている人を見かけることは少なく、決して人気商品というわけではないようですが、自分にとってはお気に入りの製品。仕事に欠かせない便利ツールのひとつとして、今後もお世話になります。フォルダブルはいいぞ。

 

さらに耐久性を追求!買い替えは『Plus』を選んでみた

さて、そんなわけで1年間お世話になったフォルダブルが寿命を迎えてしまったので、新しく買い替えるべく公式サイトで品定め。今度は色を変えてみようか……なんて考えていたのですが、ポチったのは別のものでした。

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『フォルダブル JP Plus』。毛皮のような印象を持つ表面には、雲のような文様が。

それがこちら、『フォルダブル JP Plus』。スタンダードな『フォルダブル JP』よりも100円だけ高くなりますが、より耐久性を誇るモデルなのだとか。

実際に届いた製品を触ってみると……たしかに、紙ならではのしなやかさをまだ感じられた基本モデルに比べて、明らかに手触りが違う。表面は紙の感触であるものの、軽く叩くとコツンという音が返ってくる。第一印象が「封筒」だった基本モデルに対して、こちらは「厚紙」というイメージを抱きました。

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とりあえずMacBookで使ってみる。この“斜め具合”を待っていた……!

使い心地はどうかと折り畳み、ノートPCの下に入れた感じは、よく知るフォルダブルと同様のもの。すっごいしっくりくる……! これだよ……!

ただ、新品だからか『Plus』だからかはわかりませんが、ずっと使っていたものよりもホールド感が強い印象もあります。ディスプレイ下部の隙間にがっちり入って、逃さない感じ。これなら、しばらくは穴が開く心配をする必要もなさそうですね。

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──とまあそんなこんなで、新たに『Plus』へと代替わりした『フォルダブル』を使って、今後もお仕事やら作業やらに励んでいく所存です。この傾斜がないと、違和感を覚える体になってしまった。

 

『フォルダブル(Foldable)』公式ストア

 

 

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