2017年1月の話題〜フェイクニュースの拡大、ポエムなネット言語、3DパンツACT


おいっすー。1月最終日だよー。

今年もあと11ヶ月──とカウントを始めるには早すぎるものの、早くも12分の1が過ぎ去ったのもまた事実。さぞや充実した1ヶ月だったはず……と思ったけれど、パソコンに向かっているか、インフルエンザで寝込んでいた記憶しかないぞ……?

さて、毎月最終日にこうしてまとめている「ブックマークまとめ」の記事も、今回で37回目。要するに、4年目に突入したわけでございます。わぁい!

記事自体はほとんど自分用の備忘録みたいなものではあるものの、塵も積もればなんとやら。1年前、2年前、3年前――と過去の話題を振り返るだけでも楽しいし、それとなーく変化もわかって興味深い。ネット界隈に関して言えば、バイラルメディア、キュレーションメディア、そして最近のフェイクニュースと、ほぼ常に何らかのメディアが問題視されている印象。そんななか、いまだ圧倒的PV&読者数を誇る、まとめサイトの存在感もあったり。

何はともあれ、今年もまたこうしてネットの話題を追いかけつつ、自分は自分で思うことを書き連ねていこうという次第でございます。がんばるぞい。

そんなわけで毎月末恒例、「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に過去の「1月」へのリンクを貼っておりますので、暇つぶしにでもどぞー。

 

社会・時事

“憎しみを煽るアジテーションの手法を使わないと注目を集められないんだろうか”

“アジテーターが非常に強い時代になってしまっている”現状と、その問題点の指摘。

「押して歩く」以上のことも実践していてすごい

徐々に「米」に違和感がなくなっていく感じ、すごい。お疲れさまでした。

生活

知っているけれど知らない、東京の街々

すてき。

いくつになっても、素直でありたい

最高に良い話だ……。いくつになっても、素直に喜んでくれる人と、素直に喜べる人って、本当に素敵だと思う。

ちょっとした短編小説のようだ……!

数日後、「あのとき助けられたおじさんですが」と美少女が訪ねてくる可能性も微レ存。

ゟ 〼 ヿ 𪜈

普通に変換できてびっくりしたゟゟゟ

考え方

「自ずからやってしまう人」は強い

何をもって「価値」とするかは状況によるのだけれど、文中で指摘されている“好きな事を好きなだけ掘り下げる”考え方は、少なくともその人自身にとってはほぼ間違いなく「価値」になり得るものだと思った。

“お涙頂戴話によって何か心を動かされたものって、実はすごい諸刃の剣なの”

とにかく視野の広さがとんでもないことが伝わってきた。“アタシは古い人間だから”と仰ってはいるけど、ネットも含めたメディアの本質を見極めて行動しているし、画面の先の“個人”にまで目を向けている。すごい。 

あらゆる活動に当てはまりそうな、示唆に富んだ話

“学歴が高い方がいいと言うのは、人の価値観だ。人の価値観に合わせて、自分の感情を押し込めるのは愚かなことだ”

“日本では、「死」をネガティブなもの、タブーとして扱う空気が海外と比べても強い”

“医療者、患者、その家族を含めて「死について考える」のを先延ばしにするような風潮が、「尊厳死」の問題をさらに解決しづらくしている”

インターネット

この1年間ほど意識している……つもり

“ただのアクセスではなく、読まれる記事を。ただ読まれるのではなく、それが手紙のように親密なものとして届くこと”

“読者が嫌いなのは、「嘘」と「退屈」ではないか”

“「本当」が「面白く」表現されていれば、自分の商材をストレートに伝えていても、きちんと聞いてくれるものではないか”

ネットに不慣れなおじさんは「♪」を使う傾向にある……?

すっごいおもしろかった。関係ないけど、「♥」を使うのを躊躇したおじさんが、でも「!」だとありきたりすぎて、結果「♪」を乱用する光景は今もよく見る気がする。気軽に使えて感情を示せるから便利。

“ネットに流れている言葉のほとんどは形式的にポエムだといえる”

話し言葉に近い書き言葉としてのテンポ感や、ガラケー時代のブログ文化、ウェブ全体に見られる“ポエム”的な雰囲気など、おもしろい指摘だった。どれが正しいかではなく、媒体に合わせた“編集”の必要性も。

いまだに電子書籍の立ち位置が微妙な現状……

「ネットで感想を見かけて気になったからポチろうと思ったけど、『本屋で買ってほしい』との作者さんの言葉を見て後回しにしていたら結局買わなかった」みたいなことは何度かあったなー。

アプリ版は必携!

(´-`).。oO(ウェブ辞書で充分とか思っててすんません……)

仕事に生活に、メモを役立たせる14のメソッド

 コピーライターである筆者が実践している「メモ術」をまとめたハウツー本。「メモ術」というよりは「アイデア本」としての要素が色濃くなっている。メモの持つメリットとして「考えるきっかけをつくる」ことを提示し、そのための方法論として、3つの分類で計14個のメソッドを紹介。

 メモによって仕事の生産性を高める考え方、走り書きを腐らせず使うためのメモの活かし方が丁寧かつわかりやすくまとめられており、読み終えたらすぐにでも実践できそうな点も嬉しい。勉強に仕事に生活に、あらゆる場面で役立つ「メモ」を身につけたい人に。

任天堂のものづくりの源流「枯れた技術の水平思考」

 1960年代〜90年代にかけて任天堂に所属し、開発第一部の部長として『ゲーム&ウオッチ』『ゲームボーイ』『バーチャルボーイ』などを手がけてきた伝説的な開発者・横井軍平さんの生涯を紐解いた一冊。

 ただ、本書で語られるエピソードや横井さん本人の言葉を読んでいると、そんな「すごい人」であると同時に「手先が器用でやんちゃなおじちゃん発明家」のような印象もわきあがってくる。ものづくり哲学「枯れた技術の水平思考」を携えて、ゲームだろうが玩具だろうがとにかく「遊び」の魅力を突き詰めた人。折に触れて読み返したい本です。

エンタメ

過去に実在した数多の職業をSRPGのジョブっぽく紹介

 平たく言えば、「世界史においてマジで実在した過去の職業を、SRPGの“ジョブ”っぽく紹介した本」。見るからにゲームの攻略本あるいは設定資料集のような紙面でありながら、その解説はガチ。

 徹底的に参考文献を洗った上で歴史・文化とも紐付けつつ各職業を解説しているため、もうその手の専門書と言っても過言ではないんじゃないかというレベル。剣士、吟遊詩人、ドルイドといったゲームの「ジョブ」的な職業があれば、ビール妻、鮮魚飛脚、コーヒー嗅ぎなどの一風変わった職業も。SRPG好きはもちろん、歴史好きな人におすすめの一冊です。

役人目線で見る、ファンタジー世界のお仕事事情

 中世ファンタジー然とした世界で労働に勤しむハーフエルフの配達人の生活を描いた、お仕事マンガ。RPGのシステムやファンタジー世界の「お約束」に切り込んだ内容となっており、よく知る“ジョブ”の人たちが生き生きと働いている様子は読んでいて楽しい。

 配達人という職業ならではの「紙」事情や、街の外で魔物と遭遇したときの狩猟権の問題、技術不足を魔法で補った結果として顕在化した魔術師の過重労働など、切り口はさまざま。それこそリアルにおいても無縁ではない労働事情が描かれており、胃痛を伴いながらも興味深く読むことができた。

ラブコメはいいぞ

いいぞ。

青空の下で翼を広げてなんちゃらかんちゃら

これ、ずっとやりたいと思ってるんだけど、一緒に遊んでくれる友達と遊べるスペースがない……。

国 士 無 双 十 三 面

気になる疑問をTwitter上で問いかけて、複数人の意見で行き着いた先の作者さんに実際にダメ元で尋ねてみたら、詳しい話まで聞けたという素敵な展開。お話の内容もおもしろいなー。

何を言っているのかわからない――でも、わかるわ

“「重要なのは穿く人よ、パンツじゃない」「守るべきお尻を失った、俺もただの普通のパンツだ」と最終的にはパンツを穿く人間への愛に回帰していく”

関係ないけど、押忍にゃんSSRきました(自慢)

半分以上が薫語りじゃねーか!SSR実装を機に書きはじめたのかな……(いいぞもっとやれ)/全く関係ないけど、媒体や肩書を超えた「実はPやってます!」な人たちによる合同誌を読んでみたいとふと思った。

 

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