ぐるりみち。

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秋葉原『さま田』の“とろとろ玉子の角煮かつ丼”にノックアウトされた

 インターネットは、怖い場所――。古くより掲示板や個人サイトをを跋扈する「荒らし」の存在は言うまでもなく、そこはどこから手斧が飛んで来るとも知れない、殺伐とした世界だ。

 荒野を舞台に繰り広げられる信者とアンチの土地争いが決着することはなく、集落ではいつも誰かが家に火を焚べている。なかには、自ら灯油を被ってファイヤーダンスを舞い踊り、その周囲に暖を取りに来た人の数で優劣を決める競技もあるらしい。なにそれこわい……。

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 そして、ひときわ恐ろしいのがアレだ。
 夜分のSNSで、突如として巻き起こる破壊活動――そう、「飯テロ」である。

 

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年末のタイムラインに投下された特大爆弾

飯テロとは、善良な市民に対し無差別に食欲を沸き立たせる、残忍で卑劣極まりない行為である。
これらの行為を絶対に許してはならない。これらの行為に決して屈してはならない。

以下の様な被害がもたらされる

  • 体内時計の破壊
  • 体重計の破壊
  • コンビニエンスストアなど24時間営業の食品販売業者の売り上げ増
  • ペヤングを作る際のベコンによる騒音
  • 調理時に漂ういい匂いによる二次被害

 

 このように、人によっては甚大な被害がもたらされる「飯テロ」だが……実のところ、その影響は思いのほか限定的だ。

 特に自分の場合、己の生活と無縁の “メシ” が目に入ったところで、極度に心を動かされることはない。年に数回も食べない焼肉画像は「いいなー」と思うくらいだし、夕食後は晩酌も間食もしないため、食欲はそそられても家に食べるものはなく、わざわざ買いに行こうとも思わない。

 にっくき飯テロになぞ、決して屈しない。
 ――そう考えていた時期が、僕にもありました。

 

 

 己の心を粉々に打ち砕いたのは、11月末にTwitter上で流れてきたこの画像。

 サムネイルで見たかぎりではオムレツにしか見えず、卵料理好きな立場として「おっ?」と興味本位でクリックしてしまったのが運の尽きだった。明らかにとろふわなオムレツの見た目は言うに及ばず、その下に横たわる特大の “カツ” のインパクト。なんだ、これは……!

 ひとたび気になってしまえば、心が休まることはない。翌日から脳裏にはオムレツ&カツの絵面がチラつくようになり、ランチタイムには気もそぞろ。行ってみたい……食べてみたい……と思いつつもタイミングが合わず、この2ヶ月あまり「オムレツ」「カツ丼」「秋葉原」の単語が頭の中から消え去ることはなかった。なんと恐ろしい魔力を持った料理なんだ……。

 

とろふわ具合とボリュームが魅力の「角煮カツ丼」

秋葉原 ランチ さま田

 ――というわけで、年が明けてようやく訪れることができました。秋葉原駅から徒歩5分の場所にある『炉端バル さま田』さんです。総武本線の線路脇を、浅草橋方面へ向かった途中。

 夜は新鮮な魚や肉を炭火焼きで楽しめるバルになるそうですが、外見も内装も一見したかぎりでは “居酒屋” のそれですね。手書きのメニュー表がところ狭しと壁に貼られており、慣れ親しんだ落ち着く雰囲気。こりゃあ、ぜひとも夜にも食べに行ってみたいお店でござる。

秋葉原 ランチ さま田

 もちろん、この日の目的はランチである。外の看板には「TVで紹介されました!」との紹介がありますが、どうやら10月放送の『ぴったんこカンカン』で取り上げられたらしい。――石塚さんが「まいう〜」と言うなら間違いないでしょう。楽しみになってきたばばばばb

 時刻はちょうど13:00。会社のお昼休み終了のタイミングを狙って向かったこともあってか、満席ということはなく、でもそれなりの数のお客さんで賑わっていた格好。すでに配膳された食事を目の前に、黙々と食べている人が多かったです。あと、学生さんらしき姿もちらほら。

 さて、普段であれば、初めて入ったお店では優柔不断っぷりを発揮する自分。しかし、今日は珍しく目的ありきのお店選びでござる。「チキン唐揚げ定食」「ローストビーフ丼」といったランチメニューに目移りしつつも、迷うことなく例のアレを注文。ついに、会える……!

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 待つことしばし、いざご対面!

 とろとろ玉子の角煮かつ丼(並・700円)です。でけえ……というか、なげえ! スマートフォンの長辺ほどの直径を持つ丼から、軽々とはみ出ているカツの存在感が尋常じゃない。そしてなにより、その上に鎮座する黄色のオムレツ大先生。……そう、あなたに会いに来たんです!

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 オムレツの重みで中心がたわんでいるカツ先輩の中身は、なんと「角煮」。紛れもない “居酒屋の味” であり、角煮自体に味がついているので、タレは控えめ。カツと白米の間には、煮込まれたタマネギちゃんが「アタシもいるわよ」と密かに個性を発揮していた。

 肝心の角煮カツは、ちょっと筋っぽかったかも。ただ、それも縦に箸を入れればサクサクっと切り分けられることができる程度なので、自分はほとんど気にならなかった。中からはたくさんの脂身も「やっほ☆」と顔を出しており、旨味も染みていてむちゃくちゃうまいんだこれが!

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 そして、オムレツ大先生である。
 箸で割って開いてみると……なんだこの、とろふわじゅわりなオムレツは……。

秋葉原 ランチ さま田 カツ丼

 なんだ! この!
 とろっふわぁじゅんんわァりィ! なオムレッツは!!!

 

 アカンこれ。ヤバイこれ。最高にとろふわひゃっほぅなタマゴの彼は、口に入れるなり舌を侵食し、そのとろふわひゃっほぅっぷりを口内に知らせ、全体に染みわたっていくのが感じられるほどにすばらな食感。――確信した。とろふわひゃっほぅは、世界を救う。違いない。

 さらに、角煮カツ先輩とオムレツ大先生を重ね、そこに白米とタマネギちゃんも追加して口に放り込めば、そこはもはや、めくりめくワンダーランド。とろふわひゃっほぅは一転、旨味&カロリーの暴力として味覚が攻め立てられ、「くやしいっ……! でも食べちゃうゥ!」と胃腸もフル稼働。とろふわヒャッハーな勢いで、とにかくごはんが進むのだ。要するに、マジうま。

 

 ――そんなこんなで長きにわたる戦いを終えた僕は、最高の満足感と想像以上の満腹感を持って、お店を出たのでした。いやー、並なら余裕かと思ったけれど、角煮カツ先輩の攻撃力が想定外だった。腹の中で脂身が「オラオラァ!」と暴れるんすよ……。

 驚くべきは、+250円で「ダブル」にできるという事実。――そう、あの特大角煮カツを、2つにして食べることもできるらしいのです。自分には絶対に無理だけれど、食においては “大盛り” 需要のある秋葉原、やはり頼む人もそれなりにいらっしゃるのでしょう。すげえ。

 何はともあれ、ついに巡り会えた『さま田』さんの角煮カツ丼。あのボリューム感で700円、しかもめちゃうま! とくりゃあ再訪しない理由がないので、秋葉原に行く際にはしばしば利用させていただこうかなーと。ごちそうさまでした!(※カツ丼は平日のランチ限定のようです)

 

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