池袋『鶏そば 壽』の“レモンそば”が織りなす旨・酸・苦味のコラボ


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 今日は珍しく、昼ラーメンだ!

 

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池袋駅前、鶏そば屋さんの「レモンそば」

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 このたび訪れたのは、池袋駅西口にある『鶏そば 壽』さん。

 駅前交差点から見て、マクドナルドの奥の区画に位置する場所にあります。大通りから、脇道を覗くと見つかる形。

 店構えからしてフレッシュさを感じるのもそのはずで、2014年7月オープンという比較的新しいラーメン屋さんでござる。

 さすが激戦区だけあってか、ここ2、3年だけでも結構な数のラーメン店が新規開店している……気がする。自分はラーメン通ではないので、詳しくはありませんが。

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 前々から通りがかる際にたびたび気になっていたのが、お店前でも少し目立つように掲示されている「レモンそば」の文字。

 ラーメンにレモン……そういうのもあるのか! “からあげにレモン” はどちらでも良い派だけど、見た目からしてこれは一度食べてみたい。食わねば。

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 というわけで、迷わず注文しました。レモンそば(880円)でござる。

 お店に入って食券を買うと、店員さんが「あっさりorこってり」を尋ねてくださるので、「あっさり」を選択。なんとなくレモン=あっさりなイメージだったし、あとは冒頭で書いたようなアレもあったので。

 見るからにレモンレモンしている……というか、肝心の「麺」が見えねえ!

 ここがラーメン屋でなく器も別物だったら、「レモンスープ」と言われても信じそうなレベル。でも座っているのは小綺麗なラーメン屋のカウンターだし、スープから立ち昇る香りも間違いなくラメーンでやんす。

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 1個分を輪切りにして乗せているらしいレモン氏を退けてみると、下から細麺さんがこんにちは。

 僕の好きなタイプの麺だ。スープはいわゆる鶏白湯で、あっさりながら後を引く味がたまらない。ゴクゴク飲めちゃうやつだ。ヤバいやつだ。良い意味で。

 あと、レモンのインパクトで霞みがちだけれど、鶏肉やきくらげの存在も。鶏肉はちょいと少なめで物足りなさを感じたものの、申し分のない味。

 たくさん食べるなら、「鶏てんこ盛りそば」あたりを頼めということなのでしょう。……よし、次はそれにするべ。

 

 で、問題の「レモン」なのですが、見た目のインパクトのみで、食べ始めはまったく存在感を発揮しておりませんでした。味も「普通に鶏そばやん?」くらいの感覚で、まったくレモンレモンしていない。見た目だけか……と拍子抜けしていた格好。

 ――ところがぎっちょん。

 しばらく食べていると、麺に絡んだスープの味の変化に気付いた。麺が伸びた……わけでなく、鶏肉ときくらげが変形合体した……わけでもなく、この酸味は……レモン先輩だ! 間違いない! ママ! ここにいたのね!!

 要するに、「スープに浸しておくことで徐々にレモン果汁が染みだしていく」方式。

 ……ええい! んなもん早くしないと食べ終わっちまうわ! という人は、自分でレモンを搾ることで急激な味の変化をもたらしませう。ただし、搾りすぎると苦くなるので要注意。

 個人的な感想としては、苦味が加わったスープも好みでした。

 レモンを搾り、麺を啜り、レモンを搾り、麺を啜り――と繰り返すなかで、その酸味と苦味、そしてスープの旨味のコンビネーションに魅了されていた格好。思っていたよりもレモンレモンしていて、おいしかったです。

 

 さらに、店内に「店舗のFacebookページを “いいね!” して画面を見せれば、いつでも替玉or味玉を無料サービス!」との掲示があったので、もちろん利用させていただきました。

 普段なら躊躇う替玉料金が必要ないということで、全力で最後までもぐもぐ。ごちそうさまでした!

 食べ終えてみると、内装といいメニューといい、かなり女性目線を意識したラーメン屋さんになっており、自分が訪れたときの男女比も半々ほど。女性のおひとりさまでも足を運びやすそうなお店になっているので、気になる方はぜひぜひ。

 次はこってりにしよっと。

 

店舗情報

※参考:食べログぐるなび

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