【2016夏アニメ】おすすめ14作品!甘々と稲妻、NEW GAME!、ダンガンロンパ3など


f:id:ornith:20160720181246j:plain

 

 秋アニメもまとめました  【2016秋アニメ】おすすめ14作品!放送開始1ヶ月後の感想まとめ

 

 7月も下旬に差し掛かろうかという今日この頃。夏アニメ、見てますかー? 今期はシリーズモノを含む「原作あり」の作品が多く、なかなかに豊作な印象。他方では、前クールから続いている作品も後半戦、盛り上がってきております。リゼロ、マクロスΔ、ジョジョなどなど。

 そんなわけで、ちょーっち出遅れた感じはありますが、今月から始まった新作アニメの感想をざっくりとまとめました。まだ見られていない作品もあるので、暫定的な「序盤のざっくり感想」という形で。逆に、「は!? この作品、まだ見てないの!?」というアニメがあったら、教えていただけると嬉しいです。

 

『甘々と稲妻』

f:id:ornith:20160718004600j:plain
甘々と稲妻 第1話「制服とどなべごはん」 - ニコニコ動画

 グルメアニメかと思って見てみたら、完全に心を奪われた。父娘モノには弱いのよ……こんなん泣くわ……。「妻に先立たれた娘持ちの父親(CV.中村悠一)」という組み合わせだけで、別方向から涙腺を刺激されている可能性も否定できないけど。

 原作は、2013年より連載中の漫画。アニメ1話ですべてを持って行かれたので、すぐに1巻をポチって読んだ。大人勢も含めてみんなかわいいし、料理はおいしそうだし、さいっこうに癒される。そしてそれがアニメになると、ちょこまかと動きまわるつむぎがとんでもかわいいんだ……。

 娘なぞいないのに父親目線で見てしまい、つむぎにおいしいものを食べさせようと全力投球する2人を応援し、自分もおべんとさんを作りたくなる、素敵アニメ。口にいっぱい頬張って、最後までおいしく、噛みしめるように食べ……じゃなくて見ていきたい作品です。

 

『あまんちゅ!』

f:id:ornith:20160717210238j:plain
あまんちゅ! 第1話「少女と海のコト」 - ニコニコ動画

 天野こずえ先生原作の、“素敵んぐ”ワールドが新たにアニメ化だー! 『ARIA』でおなじみの漫画家・天野こずえさんが、2008年より連載中のコミックが原作。佐藤順一さんが総監督として本作でも携わっており、『ARIA』好きにとっては待ちに待った映像化なのではないかしら。

 伊豆半島を舞台にした、少女たちの日常と青春、ダイビングを描いたお話。元気いっぱいマイペース、天真爛漫な“ぴかり”と、引っ込み思案な真面目っ娘、“てこ”のコンビによって彩られる日常が、なんでもないけれど愛おしい。移り変わる四季の鮮やかさが、アニメで見られる感動。

 坂本真綾さんの歌声で始まるオープニングはもちろんのこと、劇伴を担当するGONTITIのギターの音色がたまらない。サウンドトラック購入不可避でござる。そして、またまたというか案の定というか、寝る前に見るのに最高のアニメとなる予感しかない。 いざいざ、素敵んぐワールドへ。

 

『NEW GAME!』

f:id:ornith:20160717210239j:plain
NEW GAME! 第1話「なんだかホントに入社した気分です!」 アニメ/動画 - ニコニコ動画

 「今日も一日がんばるぞい!」の1コマでおなじみ、2013年から連載中の4コマ漫画。2014年2月に単行本1巻が発売された頃から、「ぞい!」のコマを朝方にTwitterで投稿する人が爆発的に増えた印象。どうしてああなった。かわいい絵柄が社畜の日々の活力になったのかしら。

 前クールで同じく『まんがタイムきらら』系の漫画、『三者三葉』のアニメ化を手がけた動画工房が製作ということで、キャラクターの細かな仕草まで目に入る、生き生きとした映像づくりが見ていて楽しい。というか動かなくてもみんなかわいい。メッセのやり取り、好き。

 リアリティ云々は置いといて、この手の「お仕事アニメ」は少なからず仕事のモチベーションになったり、人によっては「あるあるネタ」としてニヤニヤできる要素もあったりで、幅広い層の人が楽しめそう。まっこと癒やし。だがしかし、社会人1年目の初日で21:00退社……だと……。

 

『この美術部には問題がある!』

f:id:ornith:20160717210237j:plain
この美術部には問題がある! 第1話―『問題がある人たち』『さよなら内巻くん』 - ニコニコ動画

 原作は、2012年から連載している漫画。読んで字のごとく部活モノであり、安定と信頼の学園ドタバタラブコメディ。1巻を読んで「宇佐美さんかわいい!」などと言っていたら、アニメになってかわいさが倍々になってた。おそるべき、パラス小澤亜李ボイスよ……。

 ラブコメしつつもギャグ要素が強い漫画ということで、アニメになって動けば、そりゃあおもしろい。声優さんもみなさんはまり役で、違和感なく楽しめております。原作では徐々にラブコメ指数が増加しているという噂を耳にしたので、これを機に追いかけ始めようかしら。

 そういや、音楽情報を何も知らずにオープニングで奈々様の歌声を聞いて、「まさか、コレットさんの声は……!?」なんて思ったけど、さすがに違った。どこぞのぺったんこ神子さんと被るところだった。

 

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!』

f:id:ornith:20160717210236j:plain
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」 | バンダイチャンネル

 魔法少女モノ? ――いいえ、今期屈指の「熱血バトルモノ」です。原作は言うに及ばず、2004年発売のPCゲーム『Fate/stay night』のスピンアウト漫画。コミックは現在も連載中であり、本作はアニメ化としては第4期となる。オープニング曲は今のところ今期一番のお気に入り。

 割と王道の“魔法少女”をやっていた第1期、そして原案で言う『Unlimited Blade Works』っぽい雰囲気をはらみつつもコメディ色も少なからず存在していた第2・3期から一転、『ドライ!』はシリアス&バトル要素マシマシ。そして、紛れもなく『Fate』に連なる物語でござる。

 とは言え、まだ序盤ということもあって、ギャグも挟みつつの展開にホッと一息。これまでと比べて原作に近づいたキャラデザと、戦闘シーンも全力で動きまわるオープニングの作画にわくわく。ガチギレ子ギルに、クロと○○の共闘と、見どころもたくさん。FGOコラボも待ってます。

 

『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-』

f:id:ornith:20160718005743j:plain
「ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編」 | バンダイチャンネル

 まさかの完全新作、かつ完結編として、今期で最も心を揺さぶられることになるだろうアニメ。……というか、1話×2を見終わった時点で「ああああああああ!!??」なんて内心で叫んでた。2010年から発売されているハイスピード推理アクションゲームの、新作オリジナルアニメ。

 1週間に2本、それぞれに舞台・時間軸・キャラクターが異なる別個の作品が放送されるという、独特の展開。シリーズの“完結編”として物語が進む『未来編』と、『スーパーダンガンロンパ2』のメインキャラたちの過去を描く『絶望編』。――1週間に2話分が楽しめるとか、最高か!

f:id:ornith:20160718004859j:plain

 個人的には、『2』のキャラが動いているのを見られるだけで感無量……だったのだけれど。『未来編』のラストで早くも「おまえかよおおおお!!」ってなったあとに、『絶望編』冒頭で「つながってるとか聞いてないぞ!?」と驚き、想定外のキャラが出てきて本当にもう……尊い……。

 2作品ともに出演している緒方恵美さんがTwitterで荒ぶっていた*1ので、否が応でも期待が高まる。これまでどおりの、はたまたそれ以上にダークな『ダンガンロンパ』の物語展開に絶望し、最後は燃え上がらせてくれるのだろう、と。思い入れが深いぶん、『1』の生き残りキャラには生還してほしいと思ってしまうぜよ……。

 

『91Days』

f:id:ornith:20160720160857j:plain
91Days Day1 殺人の夜 - ニコニコ動画

 禁酒法時代を舞台に繰り広げられる、家族を殺害された主人公の復讐劇。“本格派マフィアドラマ”を謳っており、どこの小説が原作なんじゃろ……と思ったら、まさかの完全新作オリジナルアニメ。まだ見ていない、原作が漫画のサッカーアニメとは関係なかった。

 まだ1話を見ただけなので何とも言えないけれど、おもしろくなりそうな雰囲気がビンビンする。もう最初の15分で「純真無垢な少年が、こんなにゲスくなって!(喜)」状態だし、アクションシーンは「あ、これロアナプラで見たやつだ」というノリと勢いで動きおる。いいぞ、もっとやれ。

 新作オリジナルアニメということで、先の展開が読めないものまた魅力。――というか、他のオリジナルアニメがまだチェックできていないので、おすすめがあったら教えていただけると嬉しいです……。

 

『クオリディア・コード』

f:id:ornith:20160717210241j:plain
クオリディア・コード 第1話「残存世界のグロリア」 - ニコニコ動画

 ライトノベルとコミカライズが同時進行中のメディアミックス作品『プロジェクト・クオリディア』のアニメ。さがら総さん、橘公司さん、渡航さんの3人のライトノベル作家が中心となって作品展開をしているとの話で、小説版3シリーズはいずれも主人公が異なるとか。

 ラノベを未読のままアニメを見始めてしまった格好だけれど、「なんかよくわからん敵と戦う異能学園バトル」としておもしろい。とは言え、アニメでは各作品の主人公&ヒロインズが一同に会してキャッキャウフフしている感じらしいので、ラノベを読んだほうが楽しめそう……?

 そういや、メインの6人は神奈川組・東京・千葉に分かれているようだけど、千葉組の前日譚を書くのはやっぱり、わたりん先生なんすね……。今日発売とのことなので買おうとしたら、Kindle版がまだ出ていなかった。お願いしますよー、ガガガ文庫さーん。

 

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』

f:id:ornith:20160720160919j:plain
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 第1話「嵐の邂逅」 - ニコニコ動画

 オープニング曲が岸田教団と聞いてホイホイされた。原作は、2012年から刊行されているライトノベル。未読だけれど、ジャンルが「ファンタジー戦記」と聞いて少し気になっている。

 士官試験に向かう船旅の道中、嵐によって船が沈没。敵国領土へと流れ着いた仲間たちと皇女――というパーティメンバーのキャラクター紹介と世界設定の説明が、1話の主だった内容だったかしら。あと、1人1匹従えている精霊がかわゆい。

 ちょろっと原作のレビューを読んでみたところ、精霊の存在をはじめ、基本的にはよく見る「ファンタジー世界」を踏襲している一方で、「科学」の存在が関わってくるらしいというのがおもしろそう。なんとなく見始めた作品だけれど、楽しみにしております。

 

『ラブライブ!サンシャイン!!』

f:id:ornith:20160718012902j:plain
「ラブライブ!サンシャイン!!」 | バンダイチャンネル

 おなじみ、2010年からのメディアミックス展開で徐々に人気を集め、2015年の劇場版で(一応は)完結した『ラブライブ!』の続編。自分は2012年のAnimelo Summer Liveで存在を知り、翌年のアニメ第1期から入った口でござる。

 その1期・1話をなぞるかのような構成は賛否両論になっているようだけれど、個人的には安心して見られておもしろかった。ただ、μ'sはちょい出しする程度であまり関わってこないのかと思いきや、歌までガッツリ登場するどころか、ある種の主軸にすらなっているらしいのは予想外。

 それが新鮮味を薄れさせている一面はあると思う。でも一方では、Aqoursの面々(主に千歌……と3年生組?)にとって「憧れ」の象徴だったμ'sが、どこかのタイミングでその立ち位置を変えることになるんじゃないかなー……などと想像する楽しみもあるので、これはこれで。歌は安定して好き。

 

『ReLIFE』

f:id:ornith:20160628152012j:plain
ReLIFE - Amazonビデオ

 “Re”がついているけれど、“死に戻り”はしない。27歳無職がアポトキシン的な薬によって高校生活を送ることになる、「見た目は男子高校生!頭脳はオッサン!」なハートウォーミング学園ドラマ。原作は無料漫画アプリ『comico』で連載中のウェブ漫画。先日、1、2話の感想を書きました。

 奥田民生T.M.Revolutionブラック・ビスケッツL'Arc~en~CielPUFFY――といったエンディング曲からして、主人公世代をピンポイントで狙った作品かと思いきや、世間的には10代に大人気のウェブ漫画のアニメ化。王道学園ラブコメながら、「社会人あるある」もあって辛い。

 一部では「目の作画がちょっと……」という声も出ているようですが、自分としては「きれいな原作絵がそのまま動いてる!」といった印象。あと、主人公を演じる小野賢章さんの演技がすごく好きです。シリアスな場面と、全力でツッコみ倒すコミカルな場面の緩急がすごい。

 

『Rewrite』

f:id:ornith:20160717210242j:plain
Rewrite 第1話 「世界か、自分か」 - ニコニコ動画

 消してリライトしない。待ちに待ったアニメ化。原作は2011年発売のPCゲーム。原作終盤は徹夜で読み耽り、鼻水を垂らして泣きじゃくった程度には好き。先行上映会の時点で「これは良い映像化になる予感しかねえ!」とテンションMAXだった期待作でござる。

 おちゃらけキャラの主人公と、周囲を取り巻くヒロインたち――という構造は、表面的にはギャルゲーのそれだけれど、物語展開の少なくない部分を占めるのは“能力バトル”。……かと思いきや、作品全体のテーマは壮大にして絶対解のないもの。とりあえず最後まで見てちょ! ぜひに!

 ストーリーの本筋に触れようとすると、日常描写の細かいところにまで伏線が散りばめられた作品であるため、口をつぐまざるをえないのがもどかしい。そして、アニメという限られた時間枠のなかで、映像の節々にそれを仕込んでいるのがわかって楽しい。

 特にオープニング。プレイ済みの人にとっては、一番見たかったであろうルートのシーンが早くも映像で見れて大興奮、といったところなのでは。ほどほどに意味深な場面を映しつつ、篝に立ち向かうスーツ姿のコタさんが、何気に「月」と相対しているように見えるのもニクいっすね。

 

『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』

f:id:ornith:20160718012837j:plain
planetarian~ちいさなほしのゆめ~ 第1話「ロボットの花束」 - ニコニコ動画

 『Rewrite』もそうだけど、こっちは10年待ったぞおおおおお! 同じく、原作は『Kanon』『AIR』などを作ったゲームブランド・Key。2004年発売のサウンドノベルであり、ちょうど『CLANNAD』と『智代アフター』の間に登場した作品。

 原作がそもそも数時間で読めてしまう文章量であるため、初見の人にも優しい映像化となっているように思う。ストーリーもSFの王道っぽくもあるし、本作の主題歌となっている「星めぐりの歌」をよく知る人も少なくないのではないかと。1話が20分もないので、スキマ時間にぜひ。

 また、「アニメ化!」と聞いたときには「おっほー!」と喜んだものだけれど、同時に「劇場もあるよ!」と聞いて、さらに昂ぶった。まさか、小説版も含めてしっかりと描いてくれるとは……。プラネタリウムを舞台とした2人の物語だけでも素敵だけれど、あの短編も含めてこその、『planetarian』の世界観があると思うので。

 


 

 以上、2016年夏アニメのまとめでした。最近は毎クール、Amazonの「プライムビデオ」 でも最新作をすぐに配信してくれているので、視聴環境がない人はそちらもチェックしてみると良いかもしれません。まだ会員でない方は、30日間無料のお試しからぜひ。

 

関連記事