ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

初めての青色申告!クラウド会計ソフトの選び方と、書類作成のためのメモ

f:id:ornith:20160226165801j:plain

 初めての「青色申告」を済ませてきました。この数日、ひぃひぃ言いながら会計ソフトと格闘していたのですが、なんとか完遂。無事に税務署で受け取っていただけたので、とりあえずは一安心。……あとでツッコまれるかもしれないけれど。

 振り返ってみれば、2014年は「中途退職者」としてe-Taxを使った確定申告に初挑戦し(参考リンク:中途退職者向け、はじめての確定申告、2015年は「ネット収入がある無職」として白色申告をこなし(参考リンク:未開業だけどアフィリエイト収入があるので白色申告してきた)、今年は3年目。順に段階を踏むように、初の青色申告と相成ったのでした。

 

 「青色とはいえ3年目だし、なんとかなるっぺさ〜☆」と軽く舐め腐っていたところ、複式簿記の洗礼を受けてぶっ倒れていたのが先週までのハイライト。手元の本をガン見し、ネットで検索し、目を血走らせながらもなんとか終わらせられたからよかった。これで自由の身だ……!

 そんなわけで、会計のド素人が「青色申告はこれでパーペキ☆」なんて記事を書くことは逆立ちしても無理だけれど、本やネットで確認できる情報をまとめることはできる。半分くらいは来年の自分用のメモとして、このたび取り組んだ青色申告についてざっくりと整理しました。

 

スポンサーリンク
 

 

会計ソフトを使うなら、どれがいい?

 個人事業主が青色申告をしようという場合、多くの人は会計ソフトを使って資料作成に取り組むことになるのではないでしょうか。家電量販店に行けば専門コーナーがあるくらいに取り揃えがいい一方で、最近はクラウド型の会計ソフトが広く普及しつつもあるそうな*1

 とは言っても、一口に「クラウド会計ソフト」と言っても多種多彩。確定申告の必要がある個人事業主の間でよく話題に出る有名どころとしては、『freee』『MFクラウド確定申告』『やよいの青色申告オンライン』あたりが主なサービスになるんじゃないかと思います。勉強会に行くと大抵、この3社の営業さんが勢揃いしているイメージ。

 主なクラウド会計ソフト 

 

MFクラウド確定申告

 自分が今回の青色申告で利用したのは、『MFクラウド確定申告』。手元で「公式ガイド」を開きながらの作業だったのですが、慣れるまでが思いのほか大変でした。――と言うのもこれまで「会計」を体系的に学んだことがなく、本で断片的な知識を得ていた程度だったので。

 ガイドブックがあればなんとかなるというのは甘い考えだと思い知らされ、やはり会計の知識は必要と実感。本のメインコンテンツが「ソフトの操作方法」ということもあり、操作面ではほとんど困ることがなかったのですが、そもそもの知識が皆無だったのは反省点。勉強します……。

 でもたしかに、目を血眼にしながら他の本とネットで情報を仕入れつつ、操作にも慣れてくると――これは快適! クレジットカードの使用履歴を自動取得し、さらにはこちらの入力に合わせて摘要などを自動で変更してくれるので、入力作業はらくらくこなせます。

 そういった「痒いところに手が届く」使い心地は圧倒的ですが、やはり知識ゼロの初心者には敷居が高いイメージも。チャットや電話によるサポートは充実しているものの、僕のように「何がわからないのかが、わからない」レベルだと、それすらも活用するのが難しかったです。

 登録はこちら  MFクラウド確定申告

 

やよいの青色申告オンライン

 「初心者向け」のサービスとしては、『やよいの青色申告オンライン』のほうが使いやすいかもしれません。自分は昨年に『白色』版を利用しましたが、各項目の補足説明としてのヘルプ欄が充実しており、質問に答えて埋めていく形式は親切でわかりやすい印象を受けました。

 しかし、『青色』で必要となる細かな勘定科目の仕訳内容までは網羅されていないので、その点は自分で勉強しながら取り組まなければなりません。上記のハウツー本が初心者向けの内容なので、こちらを併用しつつ作業するのがおすすめ。――というか、単純に「確定申告」をちゃちゃっと済ませたいだけなら、これが最も確実かもしれない

 登録はこちら  やよいの青色申告オンライン

 

freee

 『freee』に関してはノータッチの自分ですが、こちらの本を読んだかぎりでは、普段使いするならばこれが最適だと感じました。他の公式ガイドと比較しても、基礎知識や操作方法、 “確定申告” 自体に対する考え方も含めて、最も “バランスの良い” 内容になっている印象を抱いたので。

 周囲の評判を聞いても、会計知識ゼロから始められることから、愛用しているフリーランサーさんも多い様子。「これまでサボってきた会計処理を早急にババっと!」済ませるならば『やよい』で、「これからしっかりと記帳して年度末は簡単申告!」するならば『freee』が良いとの話。

 しかし逆に、「親切すぎる」ことが問題だと書いている人もいらっしゃる模様。

freeeは、税務知識が無い方でも使える様になっているという反面、その「簿記を知らなくても使える会計ソフト」という事が、デメリットになってます。

freeeは、帳簿形式(複式簿記)の入力が、非常にやりづらいというイメージ。やよいの青色申告で言うなら「簡単取引入力」のゴリ押しな感じ。

複式簿記の知識を必要としないので、入力方法が他の会計ソフトに比べると特殊です。よって、freee慣れすると後々困ると思います。

 この辺は考え方次第であるようにも思いますが、やはりまずは初歩中の初歩だけでも、確定申告にまつわる知識を蓄えておいたほうがいいように感じるのも事実。個人的には、次年度は試しに『freee』を使ってみようかなーとも考えております。

 登録はこちら  freee

 

青色申告の書類作成にあたっての疑問と、参考にしたページなど

 ここからは、今回の青色申告で自分が「困ったこと」や「調べたこと」など、諸々のメモとなります。各サイトには本当にお世話になりました。

 

 準備したもの(自分の場合) 
  • 「売上」と「支払日」が確認できる書類
    • 紙&PDFの請求書
    • 支払調書・源泉徴収票
    • 各種アフィリエイトの報酬レポート
    • クレジットカードの使用履歴
    • 預金通帳 など
  • 控除証明書
    • 国民年金
    • 国民健康保険 など

 

「医療費控除」って受けられるの?【参考ページ】

医療費控除額 = 支払った医療費の合計額 − 保険金で補填される金額 − 10万円


 →  年間総所得200万円以上で、10万円以上の医療費が発生している場合は可能
   (※200万円未満の人は、総所得金額5%の額をマイナス)

 

国民健康保険の証明書が見当たらないんだけど……

国民健康保険の証明書はそもそも存在しません。
年末調整時に社会保険料欄に記入する時に、よく証明書の添付の
要否を聞かれることがあります。
 ↓
国民年金も国民健康保険も両方年末調整書類に記入して、
社会保険料控除を受けることはできます。
 ↓
その上で、国民年金は証明書添付が必要ですが、国民健康保険は添付不要です。

 自分の場合は、昨年の「白色申告」の際に市役所まで行って「国民健康保険料納付証明書」を発行してもらいました。で、税務署で申告書を提出するときに職員さんに聞いてみたところ「不要」とのお話だったので、間違いないかと思われます。

 

どこまでが「経費」になるんです?【参考ページ】

 

「ノマド代」は経費になるの?

基本的にノマドというのは場所を借りるために料金を支払うということですよね。そこで一緒に昼食や夕食を購入したら、それは個人の食事ということになります。なので、私だったら、場所代として飲み物代は経費に入れて良いと考えます。

ノマドワーカーがカフェで仕事している場合のカフェ代は、経費にすることができます。ただし、食事代部分は家事費になり経費扱いにはできません。

※科目について

ノマドワーク(事務所のない会社)は今から普及しますから、雑費があまりにも金額が多くなるようなら、ノマドワーク費の科目で処理されても良いと思います。

 

「源泉徴収」分の帳簿付けは?【参考ページ】

 仕訳の際には、借方勘定科目に「事業主貸」を、補助項目に「源泉徴収税」を設定。

 

アフィリエイト報酬の記帳はどのようにすれば?【参考ページ】

 

Amazonアソシエイト報酬の記帳方法【参考ページ】

 月の売上確定時と、支払時の2回に分けて記帳。12万円以上の振り込みがあった場合のみ「Tax Withholding」として源泉徴収が発生するので、支払手数料と合わせて「借方」に入力。

 

マイナンバー制度が導入されたけれど……?【参考ページ】

 

最後に

 なんやかんやとまとめてみましたが、初めて確定申告に取り掛かる場合には、税務署で相談しながらやってもらうのが確実なのは間違いないかと。

 記帳説明会に参加したときにもそんな話が出ていましたし、実際に対応していただいた印象としても、税務署の職員さんは超親切。税理士さん曰く、「みなさんは率先して税金を払いに行っている善良な市民なわけですから、邪険に扱われることはないはず」との話でした。

 何はともあれ、面倒だけれどやっているうちにその年のお金の動きなども見えてきて、意外と楽しくもある確定申告の書類づくり。来年はもうちょっとスマートに済ませられるよう、今のうちに方針を決めておこうかな、と。来年もがんばるぞい。

 

 他のソフトを使ってみた場合 

 

関連記事