ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

まっしろで、つめたくて、ふわふわな雪に覆い尽くされた学校の校庭が好きだった

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 今年は、きっと来ると、信じて。

 

少年時代の「雪」の思い出

 いやー、先日の雪は、なかなかにすごかったですねー。
 ……主に交通機関のマヒっぷりの意味で。センター試験のあとでよかった。

 

 自分の場合、関東――特に埼玉県民として過ごした期間が長かったこともあり、子供のころは雪が降るだけでもう、一日中ヒャッハー状態だったと記憶しております。

 天気予報で「雪」の言葉を聞くだけで、すぐに窓際へ。カーテンの外を覗いて、空から白いひとひらが降ってくるのが見えないかと、今か今かと期待しながら眺めていたような思い出。きっと前世は雪の精だったに違いない。冬生まれだし。……そうだ、だからきっとその反動で、今世はこんなモジャモジャの毛玉のような風貌で生まれ落ちてしまったのだ。おお、神よ。

 

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 まっしろで、つめたくて、ふわふわな雪に覆い尽くされた学校の校庭。その空間以上にわくわくする遊び場を、小学生のぼくは知らなかった。ここには夢がちゃんとある。

 どれだけ大きな雪玉を作れるかで競争し、どこからか持ってきたソリを使って小山から滑りおり、学年もクラスも違う子供たちで集まって、雪合戦をした。気になる女の子を執拗に攻撃して泣かせちゃうとか、今となって考えてみればかわいいもんでござる。帰り道、どこかの誰かが作った雪だるまが道端でたたずんでいるのを横目に、「ごめんね」と、手袋を脱いで握った手の冷たさを、まだ覚えている。

 冬休みが終わって、3学期のうちに2、3回あるかないかの、季節の一大イベント。それが当時のぼくにとっての「雪」であり、最高のわくわくをもたらしてくれる、空からのプレゼントでもありました。……それが今じゃ「電車止まるじゃねえかこんちくしょう!」ですもんねー。切なし。

 

大人になって変わった、「雪」への印象

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 学生のころならまだしも、社会に出てからの「雪」と言ったら、「雪だうっひょおおおおおおおおお!! 雪合戦するべ!! 放課後は校庭に集合な!!!」なんてことには少なくともならない。というか、逆に見てみたい。小学校の校庭で全身全霊をかけて雪合戦に励むおっさんの姿を。

 大人にとっての目の前に積もる雪は、仕事や娯楽の予定を阻害するイレギュラーであり、天災であり、邪魔者でしかない。「あら〜、夜に雪が降るなんて、ロマンチック〜☆」なんて言ってられない。お願いだからおうちに帰らせてください! あったかオフトゥンが僕を待ってるんです!

 電車は止まるし、仕事はダルい。ただでさえ降り積もった雪の上は歩きにくいのに、中途半端に溶けた雪を踏みしめれば靴の中に染みてくる。――雪の日は長靴を履いて行くか、靴下の替えをいくつか持って行きましょう。おっさんとの約束だぞっ☆

 

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 そういえば、一度だけ交通事故を起こしかけたのも、雪が降ったあとだった。関東にしては想定外のレベルで吹雪いた日の翌日、交通機関が死んで出社できない先輩社員も多くいるなか、営業車でいつもどおりに外回りに出たら、下り坂で危うくスリップ&スピンしかけたんですよねー。

 「雪道だから気をつけろよ!」と上司には言われていたし、道行く車もみんなゆっくりだったから注意は払っていたはず。だけど下り坂で思いのほかスピードが出て、あせったあせった。タイヤがツルッと滑って車がバランスを崩した瞬間、咄嗟に「あ、これは急ブレーキを踏んだらヤバいやつだ」と判断して、主にハンドル捌きでなんとか立て直せたから良かったけれど。運が良かった。

 雪が降ったあとは、そもそも「運転しない」ことが一番だと学びました。はい。

 

季節の象徴としての「雪」

 他方では「雪」と言えば、それこそ「冬」の季節の代名詞。「雪」と聞いたら、何より真っ先に特定の物語作品とか、音楽が思い浮かぶという人も中にはいるのではないかしら。――“トンネルを抜けるとそこは”。

 

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 まったく話は変わるけれど、そういった「季節のシンボル」としての「雪」って数多くの作品で登場するから、例えば「『雪』と言ったらどんな作品が思い浮かぶ?」くらいのふんわりした質問でも、それとなく話が続いたり、その人の趣味の一端がわかったりしておもしろいと思うのです。

 雪積もる駅にたたずむ“鉄道員”が脳裏に浮かぶかもしれないし、ありのままに歌い出す“女王”の歌声が響きだしてもおかしくない。戸から覗く子狐の手を思い出して微笑むも良し、テロリストに占拠されたダムへ向かってサンバディトゥナイしながら突っ込む俳優さんの勇姿を想うも良し。

 

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 子どものころ、見て・聞いて・感じた「季節」の色合いは各々に違えど、共通の「作品」を知っていることで、同じように感じられる「雪」のイメージもあるんじゃないかにゃー。……うん、自分でもちょっとよくわからない。

 以上、何も考えずに書きだした文章なので、とりあえずこの辺で終わりませう。冷えてきたし、たい焼きでも買ってこよう。うぐぅ。雪のおもいでとか冬のエピソード、みなさんはありますか?

 

 

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