ぐるりみち。

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初めてのスター・ウォーズがEP1だった僕にとっての『フォースの覚醒』

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作品情報|スター・ウォーズ/フォースの覚醒|映画|スター・ウォーズ

 年末に観てきました、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。この日までなんとかこうにかネタバレを回避し、予告映像以外はほとんど何の前知識もなく観に行ったところ、むちゃくちゃ楽しめました。某シーンで泣きそうになった。音楽ぱねえ。極上爆音上映やべえ。

 

※以下、直接的なネタバレは避けております。

 

平成生まれの自分にとっての『スター・ウォーズ』

 僕が初めて観た『スター・ウォーズ』は、エピソード1『ファントム・メナス』でした。母親に連れられて、「世界的に有名でおもしろい映画らしい」という漠然とした知識だけを胸に、映画館に足を運んだ覚えが。

 知っていたことと言えば、それこそテーマ曲と「ライトセーバー」の存在程度だったんじゃないかと。悪者の象徴としての「ダース・ベイダー」の出で立ちくらいは目にしたことがあったかもしれないけれど、物語も世界観も、具体的な作品内容についてはまったく知らない小学生。そんな自分が大スクリーンで初めて観たのが、EP1でした。

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 情報も何もない、まっさらな状態で出会ったがために、途中まではクワイ=ガン・ジンが主人公だと思って観ていたような記憶すらある。いや、だって、劇中で誰よりも常識人だし、“大人”に見えたし、髭面がカッコよかったんだもの。緑のライトセーバーに憧れた。

 当然、アナキンが重要人物だなんて欠片も思わなかったし、後々、全身真っ黒のシュコーシュコーおじさんになるなんて知る由もなかった。R2-D2かわいい。C-3POうざい。オビ=ワンは「お付きの人」程度の印象でした。すまぬ……今は一番だいすきだよ!<オビ

 だからこそ、おったまげた。当時はマジで怖いと感じていたダース・モールの凶刃に、クワイ=ガンが倒れたときは。スクリーン内の若きオビ=ワンと一緒に、「ますたあああああああああああ!!!!」なんて内心で叫んでいたんじゃないかと。瞬間、オビと心が重なった。

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映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D』予告編 - YouTube

 そんな“初体験”を経て、旧3部作を観たのはエピソード2の公開前。母ちゃんの解説によって、EP1が「前日譚」的な立ち位置の物語であったことを知り、EP4〜6をテレビとレンタルビデオで観た……んだったはず。

 

 ふーん、主人公はルーク・スカイウォーカーっていうのかー。
 ……あれ? “スカイウォーカー”? アナキンは死んでるの?
 ほほー、そしてこれが噂のダース・ベイダーかー。
 フォースの暗黒面やべえよ……マジやべえよ……。
 って、え? 「お前の父はワシだ」? つまり……?

 

 ……おまえ、アナキンなの!?(驚愕)

 

 そのような流れでもって、レンタルビデオ(と地上波)でルーク3部作、映画館でアナキン3部作を観てきたのが、僕の『スター・ウォーズ』遍歴でございまする。

 子供だったこともあり、ダース・ベイダーの正体すら知らないまま、ものすごく純粋にストーリーとアクションを楽しんでいたような格好。「ブラ=サガリ」とか余計な知識を身に付け始めるのは、その後の話でござる。

 

10年越しの最新作でハートを鷲掴みにされる

 そんなこんなで2015年末。観てまいりました、最新作『フォースの覚醒』。一口でまとめれば、「最高」としか言い様がないくらいにはむちゃくちゃ楽しんできた。もっかい観に行きたい。どうしよう。

 ただ、その興奮は『ファントム・メナス』を観たときのワクワク感と似ているようで、微妙に異なっておりまして。そこには、製作体制が変わったことによる変化も当然あるはず。でもそれよりは、自分が“年相応”に映像作品として映画を楽しみつつも、EP1当時のワクワクを同時に追体験しているような印象としての「最高」だったのかな、と。

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「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」予告編2 - YouTube

 レイにせよ、フィンにせよ、カイロ・レンにせよ、新キャラクターである彼らが「何者」であるかは“まだ”わからない。前情報がほとんどない状態で劇場に足を運び、どのような物語が繰り広げられるのかをワクワクしながら観ていたのは、小学生当時の自分、そのままだ。

 けれど一方で、EP1を観た当時の自分とは異なり、過去のシリーズ作品の知識があるために今は彼らが何者なのか「想像」はできる。スクリーンに向かいながらキャラクターの一挙手一投足を追いかけつつ、あれこれと想像を巡らせるのは最高に楽しい。予想が当たれば嬉しいし、外れれば「そうくるのか!」と驚嘆する。これぞ、エンタメの楽しみ方でございましょう。

 唯一、鑑賞前から知っていた事前情報としてあったのは、「過去作品のオマージュが随所に見て取れる」という点くらい。

 実際に観に行って、「どっかで見たぞこれ!」と気づけて嬉しくなる場面もあれば、「ああ……これはやっぱり……」と良くも悪くも推測できてしまうシーンもあったけれど、その塩梅が絶妙であるように感じました。ファンなら予想できてしまう展開も、微妙に調整した展開・演出を加えているように見て取れて、「わかってた……わかってたけどあばばばばばー!」と感情をぐわんぐわん揺さぶられまくった。ずるい。

 

極上爆音上映のススメ

 ところで、今回の『フォースの覚醒』を鑑賞するにあたっては、立川シネマシティの「極上爆音上映」版を選択しました。昨年は『マッドマックス』『キングスマン』と「極上爆音」で鑑賞し、すっかり病みつきになってしまったので(関連記事:“極上爆音上映”って?立川シネマシティの魅力と至高の映画体験

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映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』日本のために作られた予告編! - YouTube

 実際に観て来た感想としても、これから観る人、あるいは2回目となる人にも全力で「極上爆音」をおすすめしたいのです。おなじみのテーマ曲に始まり、ミレニアム・ファルコンやXウイングのドッグファイトも大迫力。「耳」と「体」で楽しめる、最高のアトラクションでござる。

 なかでも印象的だったのが、カイロ・レンがフォースを使うときの「音」本当に映画館全体が振動しているんじゃないかと錯覚するような音響が場内に響き渡り、ダークサイドの恐ろしさを際立たせていたように感じた。さすがにこの歳になって「暗黒面コワイヨー」とまではならなかったけど、心臓だけはバックバクでした。「音」の力、しゅごい。

 そして言わずもがな、ラスト近くの戦闘シーン。ここで「音楽」の真骨頂を見た・聴いた。ライトセーバーを握った途端、あのメロディが最高の音響で流れだしたときは、感極まって全身で震えた。これだよ……この瞬間を待ってたんだよおおおおおお! と言わんばかりの盛り上がりに、本気で興奮しておりました。本当に良かった。ありがとう、J・J・エイブラムス。ありがとう、立川シネマシティ。

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 以上、まっこと個人的な内容ではありますが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の感想でございました。もっかい観に行こうか本気で悩みつつ、DVDの発売も楽しみ。……カイロ・レンきゅんがGIFにされて遊ばれている未来が見えるような見えないような……。

 

 

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