ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

【寄稿】ゆとり世代が旅について考える

みなさんは、「旅」と聞いて何を連想しますか?

 

私は、ゲーム『ポケットモンスター』です。

 

主人公がふるさとであるマサラタウンを相棒であるポケモン1匹とともに旅立ち、様々な場所を巡りながら人間・ポケモンともに多くの出会いと別れを繰り返し、仲間を増やしてポケモンマスターを目指していく、そういうゲームです。

 

ポケットモンスター  緑

 

小学生だった私は、その壮大で自由でわくわくする世界観に、すっかり魅了されてしまいました。

たとえ現実では、

 

「ゲームは1日1時間まで。」

 

と決められて、毎日学校に通って友達と遊んで、門限にはきっちり帰ってご飯を食べて寝るような、決まりきった冒険もへったくれもない毎日を過ごしていたとしても、ゲームの世界ではいつも新しい世界が広がっていました。*1

 

普通に生きると自由がない

さて、ここで一度、みなさんの人生を振り返ってみてください。

物心がついて小学校に通い始めてから、中学も含めて9年間の義務教育。

その後高校・大学やら専門学校やらに行く人が多数派で、そうでないにしてもなんにしろ、遅かれ早かれ最終的にみんな社会に出て働くことが一般ルートです。

 

そうして働くうちに、「働き続けて当たり前。」みたいな価値観にさらされ続けると、いつしか自分もそう思い込むようになります。

 

生まれてからたったの24年、まだまだ視野が狭い私は、会社ひとつと学生時代の友人くらいしか見ていませんが、

 

「労働はそこまで好きじゃないのに、常に働いていないと不安。」

 

そんな人がとても多いように感じます。

特に、今も会社の要所を占めている終身雇用が保証された世代は、何の疑問も持たずにそれを「当たり前。」と言い切っています。

 

つまり、上記のように「普通」に生きると、自由がないんです。

 

旅行に行くにも一苦労。

みんな一斉に連休に高いお金を払って込み合った観光地に駆け込み、与えられたツアーを制限時間内に慌ただしく楽しんで、わたわたと帰る羽目になります。

 

いつでも手軽に旅できる手段、それがゲーム

一方ゲームならどうでしょう。

ゲーム機とソフトを買って、電源さえつければすぐに画面の中で旅ができます。

最近では分岐点が多いゲームもあって、下手な観光ツアーよりよほど自由に楽しめてしまったりもします。

 

Fallout 3: Game of the Year PS3 the Best【CEROレーティング「Z」】

Fallout 3 公式サイト:ホーム

 

隙間時間にゲーム、たまの休みにゲーム。

目まぐるしい日常の中で、ほんのちょっとだけ自由な瞬間。

 

人生これでいいのか

人の言う「普通」に従って生きると、毎日興味の無いことで忙しくて、人生について考える前に人生が終わってしまいそうです。

私の場合、べつにゲームがやりたいんじゃなくて、自由が欲しかったんです。

 

今の時代交通機関も整備されていて、時間さえあればほんのちょっとのお金でどこへでもすぐ行けてしまいます。

でもみんな、仕事で忙しいんです。

 

会社を辞めて思うことは、「時間がない。」と決め込んで、どこへでも行ける自由、好きに生きる自由を放棄していたのは自分だということです。

 

もちろん、

 

「こうすれば未来が安泰。」

 

なんてことはないから、全ての人に仕事を辞めたり自由を満喫することを勧めるわけではありません。

与えられた毎日をこなす良さも、たぶん人によってはあるんだろうなと思います。

 

けれど一度考えてみてください。

 

このまま生きて人生が終わったとして、「いい人生だった、悔いはない。」と誇れる自信がありますか?

 

人生はよく旅に例えられるくらいにいろんなことがあって、思い通りになんていきません。

失敗しない人生なんてどうせないのだから、ちょっとぐらいわがままに生きたっていいと、私は思います。

 


 

この記事は、とれいCid:sakenominimalさんからご寄稿いただきました。

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*1:それがたとえゲーム上決められた世界であったとしても、当時の私にとっては新しいと感じました。