千駄木『おにぎりカフェ利さく』のこだわり抜いた手作りおにぎり!


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 ――振り返ってみると、最近は “手作り” のおにぎりを食べる機会が減った。

 日頃の生活で口にする「おにぎり」と言えば、思い浮かぶのはローソン先生、ミニストップ先輩、セブン-イレブン師匠によって大量生産されている、いわゆる「コンビニおにぎり」。

 あのきれいな▲と味付けは決して嫌いじゃないけれど、学生時代に食べていた “おふくろの味” とはやっぱり違うよね、と。強いて言うならば、駅ナカでたびたび見かける「ほんのり屋」かしら。たまーに昼食時に利用すると、おにぎりは確かに美味しいんだけど、他の惣菜・味噌汁が残念なのよね……。

 そんなある日、谷根千をふらふらと歩いていたところ、ふと目に入ったのがこちらのお店『おにぎりカフェ利さく』さんでした。

 

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千駄木駅前の「おにぎりカフェ」

 この日は、谷根千でお昼ごはんを食べるつもりでぶらぶらしていたのですが、チェックしていた谷中周辺の人気店はどこもいっぱい。

 どうすっぺこれ……ここまで来て、チェーン店の牛丼っていうのも忍びないし……とボヤきながら歩いていたところ、いつの間にやら谷中を抜けて千駄木へ。駅周辺で済ませようか……と諦めかけていたところで目に入ったのが、こちらのお店でした。

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 どことなく、ちょっとお高めの定食屋さんに見えなくもないけれど、入り口は開け放たれ、外にはランチセットなどが書かれたメニュー表も立てかけられており、開放感にあふれる佇まい。

 そろそろ空腹が耐え切れなくなりつつあったという状況もあり、勢いのまま入店。――そういえば、いま写真を見返していて気づいたんだけど、看板にも暖簾にも後ろ姿の猫が描かれていたんですね。かわいい。

 

 外観を裏切らず、お店の中も素敵な雰囲気。こじんまりとしていながらも、決して狭さを感じさせない席の配置。自然と、棚上の猫の置き物やチラシに目が向く。良い味、出してる。

 席数は少なめ。半分はカーテンなどで仕切られた厨房スペースに添ってカウンター席があり、4人がけのテーブル席も4つ程度だったと記憶しております。お昼をちょっと過ぎた時間帯だったせいか、1人でテーブル席を使って読書をしているお客さんも。ごはん後のまったりタイムですね。

 

 カウンター席に座らせていただき、手渡されたメニューを確認。おかずが日替わりのランチセットは、おにぎりを2つ選ぶことができるらしい。

 おすすめとしてひとつ、示されていた「もっちり玄米」はそのままで、もうひとつは――名前をド忘れしましたが――鮭と菜っ葉が含まれた秋メニューを選択しました。 “もっちり” の語感がたまらなく好きです。そりゃあ頼むしかない。あと、プラス200円でお味噌汁を追加。

 さーって、どんな味の “おにぎり” なのかなー?

 

もっちもちのおにぎりと、お約束の中にもこだわりあるメニュー

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 待つこと、しばし。ちっちゃな正方形のお盆に乗せられて、ランチセットが到着。なにこれかわいい。店内に女性客が多いのにも納得でござる。

 この日のおかずは、ピーマンの肉詰め。さらに、卵焼き、油揚げと葉物のおひたし、お漬物がそれぞれ小さな小皿に盛られており、定番と言えば定番の “おかず” といった具合でしょうか。お味噌汁の具材は、ワカメにエノキ、油揚げでした。揚げちゃんが被ったけど、好物なので問題なし!

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 さて、肝心のおにぎりでございます。

 まず一口、口の中に放り込み、続いて一噛み、その米の断面を押し潰し噛み分けた途端――脳内で自動再生される、 “もっっっっっっちぃぃぃぃぃ……” という擬音。

 「もち米か!」とも思ったけれど、すぐに口の中でほぐれて広がる感触は、圧倒的な密度を誇るお餅のそれとは違うもの。パッと見ではかなり凝縮した形で握られているように見えるにも関わらず、口内で自然と拡散されていくお米は、握り手の職人技によるものかしら。

 

もっともおいしい出来立ての状態で食べてもらいたいと、どのおにぎりも、すべて注文を受けてから握っています。

注文を受けてから一つずつていねいに握る、「おにぎりカフェ 利さく」こだわりのおにぎり|ことりっぷ

 

 ことりっぷさんの記事によれば、このような記述もあったので、 “握りたて” であるがゆえの食感なのかもしれません。特別な味付けを加えたわけではない、玄米そのものの自然な味わいが広がる感じ、たまらんです。うめえうめえ。

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 個人的に衝撃だったのが、ピーマンの肉詰め。

 だって、ビジュアルからして、「あれ!? 僕が思ってた『ピーマンの肉詰め』と違う!?」なんて戸惑わざるをえない。 “ピーマン” が見えないんだもの。――で、その代わりに目に入るのが、明らかに揚げられているであろう何かのフライ。

 まさかと思って口に入れてみた瞬間、あふれだす肉汁のみずみずしさよ! なんだこれなんだこれ! ピーマンなのに苦くないよ! 甘い……もとい、 “旨味” が半端ないよ! しゅごい! ごはんがすすむ! ……ああ! 玄米! 玄米先輩がさらにうまいぃぃぃい!!

 

 ――とまあ、単純に自分が「ピーマンの肉詰め揚げ」の存在を知らなかっただけなのですが、むちゃくちゃ美味しかったです。ソースも含めてそこそこ濃い味なんだけど、先ほどの “もっちり玄米” と一緒に食べることで、食感も含めて程よいバランスになるのよね。

 付け加えると、他のおかずも全体的に薄味だったこともあって、よりこの “肉詰め揚げ” と “おにぎり” の存在感が引き立っていた感じ。常に “もっちり” しているのもアレなので、もうひとつのおにぎりは具材の味を楽しめるチョイスにすると良いかもです。

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安定と信頼の卵焼きさん。濃すぎず薄すぎず、スタンダードな味付けでした。うまし。

 運ばれてきたお盆を見たときには、「ちょっと少ないかな……」とも思いましたが、食べ終えてみればちょうど良いくらい。満足のいく分量であり、味も好みだったこともあり、米粒一粒たりとも残さぬよう完食。ごちそうさまでした!

 おにぎり “カフェ” ということで、コーヒーにもこだわりあり、甘味も評判との話だったので、次は別の時間帯に訪れてみようと思います。お持ち帰りもできるということなので、週末の午前中におにぎりを買って、公園でぱくつくのも悪くないんじゃないかしら。

 

店舗情報

※参考:食べログぐるなび

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