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「フォロワーの購入」はTwitter公式で禁止されています

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「フォロワー」のリストでたびたび目にする光景。まだかわいいほうだと思う。

 先日、Twitterのフォロワー数が初めて4桁を突破しました。自分としては「フォロワー数」に特にこだわりはないものの、やはり数が増えれば嬉しいのもまた事実。「わーい」なんて無邪気に喜んでいたのですが。

 せっかくの機会なので久しぶりにフォロー整理をしつつ、フォロワーの一覧も見て、気になる人はちょいちょいフォローしていたところ、ふと違和感。ツイート数が少なかったり、呟きの内容も個人的だったりするにも関わらず、やたらとフォロワー数が多いアカウントがちらほら。

 

 これはもしや……とフォロワーの一覧を遡ってみたところ、ビンゴ。明らかにbotじみた、水増しっぽいアカウントが出てくる出てくる。だいたい数百人分ほどページを送ると怪しいアカウントだらけになるので、実質のフォロワー数はそのくらいかしら。

 ちょっと遡ればわかってしまうような「水増し」ならかえって信用を下げかねないため、個人的には疑問でしかない行為なのですが、今でも当たり前にやっている人がいると知って軽く驚いた。そんな「フォロワーの購入」(の疑惑)について、改めて整理してみました。

 

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「売買」によって水増しされた(可能性のある)アカウントのパターン

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卵アイコン - Google検索

 過去に話題となったフォロワー数の水増し問題と言えば、だいたいは初期の「卵アイコン」が並んでいたために一目瞭然でした。アカウント名を見ると「user001」「user002」「user003」――といった名前が並び、誰が見ても簡単に見分けられる残念っぷり。

 しかし最近はちょっと傾向が変わって、一覧を見るだけでは判別がしづらい、パッと見でわかりにくいアカウントを大量に作って売買する動きが一般的となっているようです。当然と言えば当然ですが、さすがにその辺は隠そうとしますよね。

 

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 例えばこちら、とあるTwitterユーザーのフォロワーリストの一部です。一見すると、アカウント名・ユーザー名・アイコン画像・ヘッダー画像・プロフィール欄などもしっかりと入力されており、“生きた”ユーザーであるような印象も受けます。

 

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 ところがどっこい。覗いてみると、ツイート内容はアプリを利用した自動投稿が大半を占めており、フォロー/フォロワーのバランスもおかしい。他のアカウントも妙にフォロー数が多く、「怪しい……」と感じざるを得ません。これだけでは「購入した!」とは断言できませんが。

 でもそもそも、途中までの100人ほどは9割9分日本語圏のアカウントだったのに、突如として異文化圏、未知との遭遇が始まってる時点で何かおかしい。一応、このユーザーさんは「海外旅行好き!」的な自己紹介をしていましたが、にしても急変しすぎじゃなかろうか……。

 もう一件、こんなパターンもありました。

 

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 先ほどと同じく、フォロワー数を遡ると数百人程度までは“生きた”ユーザーなのですが、途中からまた別の違和感が。こちらも、パッと見た限りでは普通のアカウントであるように見えますが、なぜかいくつかの共通点があるという不思議。

 具体的には、この前後のフォロワーも含めて「クライアント名が“Android”と“Web”に限定されている」「12月〜2月にかけてのツイートが最新で以後更新されていない」という、目につくところでは、まずこの2点。

 

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 で、試しに10人ほどの個別ページに飛んでみたところ、だいたいこんな感じ。「微妙に日本語がおかしい」「ツイート数は全部で10あるかないか」「フォロー/フォロワー数は多くて20人程度」といった共通点がありました。これも断言はできませんが、やっぱり怪しい。

 ひとつのアカウントをたまたま見ただけじゃ判然としないものの、複数のフォロワーを参照してみればご覧の有様。しかも、こちらのパターンの場合は水増しに使われた(と思しき)アカウントのフォロー数が少ないため、「このアカウントがフォローしている他のユーザーも、もしかして……」と勘繰ることができてしまうという。

 ――まあ、ぜーんぶ僕の想像ですけどね! 違ってたらごめんなさい。

 

Twitterの利用規約ではどうなってるの?

 事実かどうかは置いといて、検索してみても「フォロワーの売買」をしている業者は数多く存在している様子。……でも、そういった「フォロワーの売買」行為って、Twitterの公式では看過されているのかしら?

 この件に関して話題となった出来事と言えば、こちら。お笑いコンビ・キングコングの西野さんが、フォロワーを“買う”様子を自らのアカウントで実況したことで批判された記事。そういや、こんなこともありましたね。

 ……で、僕もすっかり忘れていたのですが、こちらの記事でもしっかりと書いてあるんですよね。“同行為がツイッターの利用規約に反していた”って。てっきりマナーの問題かと思っていたら、しっかり規約で明文化されていたという。確認してみましょう。

 

スパム: スパム行為を行う目的でのTwitterサービスの利用を禁じます。Twitterでは、スパマーの新しい策略や手口に対処していますが、"スパム行為" とされるものは多様化しています。スパム行為とみなす決定をする際に考慮する事項は以下のとおりです。

(中略)

  • アカウントへの反応 (フォロワー、リツイート、お気に入り登録など) を購入または販売した場合
  • "フォロワー獲得" などをうたう第三者によるサービスまたはアプリケーション (フォロワートレインや、"フォロワー急増" を約束するサイト、その他自動的に自分のアカウントにフォロワーを追加するようなサイトなど) を利用したり利用を促進したりした場合

Twitter Help Center | The Twitter Rules

 

 合わせて、「フォローに関するルールと留意点」のページでも次のように書かれていました。

 

フォロワーをすぐにたくさんに獲得するためのウェブサイトまたはアプリケーションをご覧になることがあるかもしれません。こういったプログラムを利用すると、フォロワー数に応じて金銭を要求されたり、参加条件として他のユーザーをフォローすることが要求されることがあります。Twitterルールでは、このようなプログラムの利用を許可していません。

Twitter Help Center | Following rules and best practices

 

 はっきりと「ダメ!」って言ってますよね、これ。

 さらに、「スパム」行為の一覧を見てみると、どこぞの企業公式アカウントとか、明らかに「あのアカウントもダメじゃん……」っていう内容の禁止事項もあるので、やっぱり規約にはしっかりと目を通すべきですね、はい。

 

「中身のないフォロワー」に価値はあるの?


 フォロワー云々に関してはたびたび問題に挙がっているようですが、そもそも「そんなにフォロワー数を増やして、何か得あるの?」という話。ビジネス用途の場合、もしかしたら短期的に利益はあるのかもしれないけれど、数字の操作がバレたときの批判を鑑みれば、悪印象にしかつながらないんじゃないかしら。

 個人アカウントに関しても同様で、そこまでして見栄を張って、実際に効果が上がっているのかは疑問でござる。そこそこの頻度でホッテントリに乗るような某はてなブロガーさんや某アフィリエイターさんも、試しにフォロワーを過去へ過去へと上ってみたら「あれれー?おっかしいぞー?」と言わざるをえないゾーンに突入したので、なんだかなー、と。

 Twitterヘルプセンターの「フォロワーを増やすには?」の項目では、以下のように書かれておりました。

 

Twitterはフォロワー獲得競争の場ではありません。興味のあるユーザーをフォローし、意味のあるツイートをしていれば、正当なユーザーがあなたを見つけ、ツイートを読んでくれるようになります。Twitterのユーザーは、自分の興味のある更新情報を読むために他のユーザーをフォローします。過度なフォローとフォロー解除は他のユーザーにとってわずらわしいものであり、すべてのユーザーにとってTwitter利用が後味の悪いものとなってしまいます。

Twitter Help Center | Following rules and best practices

 

 リツイート数やふぁぼに一喜一憂するのも楽しくはあるけれど、本質は違うところにあるのではないかと。せっかくの“呟き”の場、存分に楽しみませう。

 

※何か認識違いなどありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

 

 

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