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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

積ん読リストを作って「まだ読んでいない本」に思いを馳せる

 

 先日、自分としては珍しくガッツリと時間をかけて読み終えた、ショウペンハウエル著『読書について』。そこで「多読はアホのすることだよ!やめとけ!古典読め!」とツッコまれて納得したにも関わらず、いろいろな本を読みたい「読書欲」的な欲求は高まるばかり。楽しい。

 

 「じゃあ読めばええやん」という話なのですが、1冊1冊に時間をかけて読みたい、というか実際に時間をかけて読書ノートを取りながら読んでいることもあり、積ん読はたまっていく一方。Kindle本の購入記録を見たら、全数百冊中まだ読んでいない本が結構な割合であるっぽいですしおすし。まあ半分以上はコミックとラノベなんですが。

 

 やべえよ……時期的にそろそろまたAmazonでセールが始まるんじゃね……?と嬉しさ半分、積ん読が増える罪悪感半分で震えている最中、ちょいちょい“つまみ読み”していた本に次のような文言がありました。

 

 「まだ読んでいない本」のリストを作るというのは、言い換えれば、「自分の知らないこと」について考えるということである。「自分の無知」や「自分の短見」や「自分の無学」についての自己評価を内外に開示するということである。

 つねづね申し上げているように、「自分の賢さ」をショウオフすることよりも、「自分の愚かさ」の成り立ちを公開することの方が、世界の成り立ちや人間のありようを知る上ではずっと有用だと私は思っている。

(内田樹『街場の読書論』より)

 

 言われてみれば、ブログで書評記事を書くにせよ、Twitterで感想を呟くにせよ、そこで開示しているのは基本的に「読み終えた本」ばかり。当たり前っちゃ当たり前ですが、そこに未読本は存在しない。読んでない本について何かを語れるほど、自分には教養も知識もございませんゆえ。

 そこであえて、基本的には自分だけしか見ない「積ん読リスト」を公開してみるのは、結構おもしろいんじゃないかと思いまして。言わばそれは「興味関心はあるけれどいまだ未開拓、無知な分野」を曝す行為でありながら、ある面ではその人の本質を描き出す作業とも言えるのでは。

 

 というわけで以下、おそらく100冊単位でたまっている「積ん読」の中から、個人的に特に気になっている、早く読みたい!と思いつつも読めていない、中途半端な立ち位置の本を挙げてみました。「それを読むならこっちもええで!」的な感じで、積ん読をさらに充実させるツッコミをいただけたら嬉しいです。わぁい。

 

※既読本リスト:けいろーさんの読書メーター

 

 

空海入門

空海入門 (角川ソフィア文庫)

空海入門 (角川ソフィア文庫)

 

 いつぞやのKADOWAKAセールで購入した一冊。さまざまな場面でたびたび引用される弘法大師さんですが、日本史程度の知識しか持っていないことに絶望してポチっと。入門書ゆえ、後で本人の著書にも手を出さねば……と考えつつもいつになることやら。

 

昭和史 

昭和史(上)

昭和史(上)

 

 「昭和」を知らない平成生まれとして、その空気感を感ぜられる現代史を探す中、目に留まった一冊。小熊英二さんの『平成史』も書店で見かけて気になっていたのだけれど、これまた読める日はくるのかしら……。

 

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 (角川書店単行本)

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 (角川書店単行本)

 

 『承認をめぐる病』を読んだ後にポチり、以後1年の間、積ん読状態。ゲンロンカフェのトークイベントで斎藤環さんのヤンキー論を興味深く聞いた覚えもあり、これは読むしかあるめえ、と(読めてない)。そういえば、“マイルドヤンキー”はどこに消えたのか。

 

違いをあらわす「基礎日本語辞典」

違いをあらわす「基礎日本語辞典」

違いをあらわす「基礎日本語辞典」

 

 冒頭の『街場の読書論』同様、思い出したときにつまみ読みしている一冊。あまりに当たり前に使い過ぎていて顧みられていない日本語を再考する内容。「同じ意味にしか思えないけれど、厳密に分析してみると違う」言葉が取り上げられており、むしろ一気読みが難しい。情報量、すげえ。

 

物語消費論改

物語消費論改

物語消費論改

 

 そういえば大塚英志さんの著作って読んだことないなー、と考えていたところにセール対象商品として目に入り、ポチっと。広告戦略、コンテンツ論というよりは、純粋に「物語」が人並み以上に好きないち消費者として、これは絶対におもしろいという予感があったので。まあ読めてないんですけどね!ね!

 

自殺論 

自殺論 (中公文庫)

自殺論 (中公文庫)

 

 学生時代に読んだ小熊英二著『社会を変えるには』の文中で引用されていたのが気にかかり購入してみたはいいが、分厚い、細かい、重い(内容が)の三拍子が揃い、取り掛かることのできないまま積まれている本。読書ノートを取りながら読んだら、1ヶ月以上はゆうにかかりそうな……。

 

美味しい日本茶入門

美味しい日本茶入門[雑誌] 別冊Discover Japanシリーズ

美味しい日本茶入門[雑誌] 別冊Discover Japanシリーズ

 

 「珈琲・紅茶本は創作同人誌でいっぱい見つかるのに、日本茶はない!」と探しまわっていたところ、代官山蔦屋書店で出会った。日本茶って、淹れるのは(割と)簡単だけれど意外と味わい深くておもしろいのよね。れっつお勉強。

 

自省録

マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)

マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)

 

 高校時代の世界史で「やたらと名前がなげえ!」ことで誰の記憶にも残っていたローマ皇帝さんの著作。ふと立ち寄った図書館でちょろっと手に取って読んで「なにこれおもろいやん!」と感じたはいいが、結局読むには至っていない、と。読まねば。ねば。

 

 とりあえず、ここまで8冊。優先的に読みたい本は随時、ここに加えていくのもいいかもしれない。で、読み終えたら削除していく感じで。

 

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