ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

忙しい人のための読書記録方法〜Evernote、読書メーター、ブログ

 ――スキマ時間を利用すれば、本を読むことはできるんだ。

 だけど、そうした読書の中で感じたこと、考えたこと、心動かされたことをまとめる時間がない。本当はもっと、読書を通じて得られた経験を残しておきたいのに。共有したいのに。語りたいのに。きっとあの人が好きだから、おすすめしたいのに。

 

 そんなときには、忙しさと使える時間を鑑みて、ちゃちゃっと記録すれば良いのです。

 

 「忙しすぎて、とてもじゃないけど感想をまとめるなんて無理!」なときには、小さなメモ書きから。「箇条に書き出すことはできるけど、記事として再構成するのは無理!」なときには、Webサービスを利用して。で、それぞれ時間のあるときに再度まとめれば良いのです。

 既に各所で「本好き」さんに語られている話題ではありますが、そんな手軽にできる「読書記録」について。後半はブロガーさん向けです。

 

気になった部分はささっとメモ or Evernoteにハイライト

 本を読む時間はあるけれど、読書記録を付けるほどの余裕はない!……というときには、「とりあえず」のメモを残しておく。

 書き込みを気にしないのであれば、直接本文に線を引いたりコメントを付けるも良し。もしくは、スケジュール帳や専用のメモ帳にぱぱっとメモっても良い。それすら難しいなら、気になった部分に付箋をペタペタ貼るだけでも「読んだ」記録にはなります。

 「とりあえず」の形でも、何かしらの「読んだ」記録を残しておくことで、後で読み返すとき、感想をまとめるときの役に立ちます。アウトプットのための、「道具」を用意するような感じ。取っ掛かりがあれば、後でしっかり記録しようという動機付けになるし、それとなくでも「記録」しながら読むことで、「記憶」に残りやすくなる側面はあると思う。

 

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日野瑛太郎著『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』より

 Kindleをはじめとする電子書籍ならば、さらに簡単。長押ししてハイライト&コメントを付けるだけなので、読みながらの「記録」がたやすくできてしまう。「自分でペンを持って手を動かさないと記憶に残らないよ!」という人もいると思いますが。

 

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Amazon Kindle: Your Highlights

 Kindleの場合、電子書籍上でハイライトした部分は、端末を同期することによって、マイページで一覧を確認することができます。スマホで読むときはハイライトだけをして、後でパソコンで引用部分にコメントを付けることも可能だし、使い方はさまざま。あまり自分の手間を使わず、半自動的に「読書記録」ができあがっていくのはありがたいですね。

 

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 さらに、電子書籍を読んでたまったハイライトを、Evernoteにまとめて保存するのもあり。そうすることで、電子版の「読書ノート」が簡単に作れるし、後でブログなどに感想をまとめるときにも役立ちます。

 Evernoteの何が魅力かって、「全文検索機能」があることなんですよね。何か調べ事をしている中で、「そういえば、“◯◯”みたいな表現・言説を何かの本で読んだけど、どこで読んだか思い出せぬ……」という忘れっぽい人でも、一部でも単語を覚えていれば一発で発見できる。ブログで引用する際にも、非常に重宝しております。

 

読書記録サービスを利用することで、要約力が身に付く?

 ウェブ上に自分だけの「読書記録まとめ」を作ることのできるサービスと言えば、「ブクログ」や「読書メーター」を思い浮かべる人、利用している人が多いのではないかしら。

 

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ブクログ - web本棚サービス

 

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読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理

 どちらがいいかは、その人の好みや使い方にもよるかと思います。単に冊数やページ数を記録するために使っている人もいれば、他の「読書好き」なユーザーとの交流を目的にしている人もいるし、はたまた「面白い本との出会いの場」として活用している人もいるはず。

 自分はもうずっと、それこそブログを始める前から読書メーターを使っていますが、これが意外と役に立った。長文の感想をまとめるには適していないけれど、その本がどのような内容なのか、どこが印象的だったか、誰に勧められるものなのかなどを簡潔にまとめる、「要約力」的なものが身についた……と思います。たぶん。

 

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けいろーさんの読書メーター

 長々と詳細に感想をまとめる時間はないし、そこまでの気力は持っていない。そのような場合に、この手のウェブ読書記録サービスは力になってくれると思います。実際、忙しい在職中にも本を読み続けることができたのは、その「記録」をこうして形として残すことができていたからだと思いますし。

 

メモ&要約を有効活用!

 このように、読みながら付けていた「メモ」や、読み終えた後にまとめた「要約」は、それだけでコンテンツたりえるもの。ブログを運営していて、本の感想・書評もたまには記事としてまとめたいけれど、時間がなくてできない――そんな人でも、ちょちょいと感想記事が作れてしまうのです。

 いわゆる「まとめ記事」でござる。年末に1年間の記録を一挙に解放しても良いし、特定ジャンルの読書記録がたまってきたら、それに関する「まとめ」を作るのも悪くない。しかも、極端に言えば、それまでにまとめてきた「メモ」あるいは「要約」をコピペするだけでも、ひとつのコンテンツとして価値のある「まとめ」になる。

 「まとめ」と言うと、ちょっとネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、そこで“まとめ”る対象はすべて、自分がそれまでにためてきた文章です。1冊1冊に関して感想記事を書くことはできなくとも、塵も積もれば何とやら。小さな「メモ」や「要約」を積み上げるだけでも、立派な「コンテンツ」と言えるものになるのではないでしょうか。

 昨年末、僕はこれら2つの「まとめ記事」を書きました。なんで2つ書いたのかと言えば、同じ本に関しても、書き口とまとめ方を変えることによって、どんな反応の違いが現れるのか気になったから。べっ、べつにPV稼ぎが目的じゃないんだからねっ!

 

 前者は、まさに本記事で書いた「メモ」&「要約」を全力で活用してまとめたもの。1年間、読書メーターに記録してきた「要約」を参考に、少し文量を膨らませたうえで、当該書籍から印象的だった部分を引用した形です。加えて、それとなくジャンル分けもしていますね。

 後者は、改めて、自分でそれぞれの本について感想をまとめたもの。「要約」と「メモ」を参考にしてはいますが、そのまま使うのではなく、再度、一から文章を考えて書き上げた内容です。せっかくなので、普段とは少し文体も変えてはっちゃけてます。いてえ。

 

 結果としては、淡白にまとめた前者の「メモ」&「要約」よりは、「この本おもしろいから読んで読んで読んでみて絶対損はさせないからどうぞどうぞうひょー!」と好き勝手にまとめた後者の方が読まれたようです(ブックマーク・PV数的に)。とは言え、1年分の記録を(ほぼ)そのまま詰めあわせた前者に関しても、そこそこ「読める」内容にはなっているはず。手前味噌ですが。

 自分で書くのもアレだけど、そうした「誰かの記録」は、どこかの誰かの参考になる可能性を多分にはらんでいるものだと思います。読書メーターやブクログにコメントの機能がついているのも、やはりそういった要素が認められているからなのではないかしら。

 そんなこんなで、年が明けて1ヶ月ちょいが経過しましたが、それでもまだ2月。今からでも、普段読む本に関してちょちょいと「記録」して、年末に一気に解放、棚卸ししてみてはいかがでしょう。少なくとも、教えてくれれば僕は読みに行きます!

 

 

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