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『はじめよう!Ingress』イングレス入門書の決定版!

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楽 し く な っ て き た 。

 今日も今日とて、ポータルハックに勤しむ僕。レベル6、ソロエージェント。やっと攻撃が楽しくなってきたIngressプレイヤーです。

 今回は、コグレマサト@kogure)さんと、堀正岳@mehori)さんによる共著、『はじめよう! Ingress』を読みました。

 

 

 できるネットの掲載記事を大幅加筆&再構成した内容とのことですが、びっくりするほどわかりやすく、まとまっております。先に読んどきゃ良かった。

 “はじめての いんぐれす”としての入門書にぴったりなだけでなく、既にある程度はプレイ実績のある中・上級者にもおすすめできそう。好きな人は自分でしっかりと調べた上でプレイしているだろうけど、僕のようなノリで覚えてきた人も少なくないはず。そんな方に。

 

Ingressの世界にようこそ!

パート1:Ingressをはじめよう!

パート2:基本操作の解説

パート3:攻略!レベル8への道

パート4:もっと攻略!上級エージェントの戦術


 本書の目次は、このようになっております。合間合間に“コラム”や“ヒント”が挟んであり、読んでいて飽きにくい構成。意外に知らないことが“ヒント”に書かれており、為になりました。

 

 第1章を導入部として、Ingressの世界観と魅力、楽しみ方をざっくりと説明。
 続く第2章は、ユーザー登録から操作方法まで、画像を用いた入門編。
 第3章では、各レベルごとの遊び方と立ち回り方を順番に解説。
 そして第4章は、さらにIngressを楽しむための考え方とプレイ方法。

 

 第1章をコグレさん、第4章を堀さんがそれぞれ執筆しており、その間の解説部分が、ネットにも掲載している「遊び方」となっている形。2人のプレイヤーの視点による「プレイレポート」を合わせたことで、単調な「入門書」となることを避けているような印象を受けました。読み物としてもおもしろかったです。

小さいころにみんなでやった「こっご遊び」を、大人になってからあらためて、実際の世界(マップ)を舞台に遊ぶような、不思議な楽しさを味わうことができます。

 コグレさんのパートは、プレイヤーからすれば「Ingressあるある」、知らない人が読んだら「1ヶ月で5kgも痩せるとかほんまかいな」とツッコまれそうなコラム。その中でも、このゲームの魅力を端的に表しているのが、上の引用部分なんじゃないかな、と。

 

 街中にいろいろなものを隠して走りまわった“宝探し”、あるいは、グループでチェックポイントを回る“オリエンテーリング”のような。子供の頃に自分の「街」を何かに見立てて遊んでいたゲームを、大人になって再開するような、「2周目」の感覚。

 Ingressについて熱く語っている人の言葉に、何かしらビビっと来たのであれば、とりあえず始めてみることをおすすめします。無料だし。

 

戦略と行動力が必要となる、奥深い現代の“合戦”

 コグレさんのパートが、「こういうおもしろいゲームがあるんだぜ!やってみない?」とIngressの世界へ誘うものだとすれば、堀さんの書く第4章は、 「こんな楽しみ方もあるんだよ!俺たちのエージェント活動はこっからや!」と遊び方を提案し、奮起させるような格好。

「LV8に到達した! おめでとう、これでゴール達成か? いいや、本当の熾烈なゲームはここからだ」

先ほど紹介したフレーズは、Ingressというゲームの奥深さは、やっとここ(レベル8)から体験できるんだよ、という挑戦の言葉だったのです。

 レベル8までの道のりは非常に長い長いものだけれど、それは第一目標でしかないという。他のプレイヤーと同じラインに立つことで、ゲームにおいてはより戦略性が重視されるようになり、新たに自分なりの楽しみ方を見つけられるようになるのも、ここからとなる。

 

 僕はまだレベル6のぺーぺーですが、イメージとしては「ポケモンガチ勢」的なものなのかな、と。殿堂入り=ストーリークリアして、ようやっとスタートライン。そこから、対人対戦のための育成が始まり、努力値や戦術・立ち回りなどの知識を身に付けていくような。伝われ。

Intelマップと、このようなユーザー提供のツールを日々使い続けていると、しだいに、地図の中にさまざまな可能性を発見できるようになります。 「ここのリンクを断ち切ったら?」「この場所にリンクをしたら?」「ここを使えば面白い多重CFがつくれそうだ」といったようにです。まるで、昔の軍師が戦場を高台から一望して敵の弱点を見抜くように、地域のクセを見抜いて戦況を一変させ、新しいゲームの面白みを引き出せるようになるでしょう。

 地図上で戦略を立て、行動による結果を予測し、実践する。言うまでもなく、必ずしもうまく行くとは限らず、他の人の行動による影響も出てくる。それも鑑みた上でパーティプレイを仕掛けるもよし、ソロで自由に暴れるもよし、楽しみ方はさまざまだ。

 

自由に楽しめ!付録も便利

 もちろん、ゲームの目的とは異なった遊び方をしてもまったく問題ないし、それを他のプレイヤーから責められることもありません。この点は、Ingressの「自由度の高さ」として、評価されるべきポイントだと思う。

 

 ダイエット目的に「歩く」ことに重点を置いてプレイするもよし、ご近所や旅先の「隠れスポット」を探す目的に利用するもよし。

 ガチ勢はガチ勢で超楽しそうなんだけど、そのようなプレイを強いることはまったくなく、各々が自由に遊べるのもIngressのおもしろさだと思うんですよね。積極的にコミュニケーションをとって出会うこともできるし、基本は一人で楽しみつつ、たまに街中で立ち話をする程度の関係性を楽しむこともできる。

 

 とりあえず軽い気持ちで始めるにあたっても、本書は参考になるものだと思います。操作方法や世界観の説明などの大まかな「基礎」は説明されているし、逆に本気で“陣取り”にコミットするにしても、役立つ知識がいっぱい。

 個人的には、巻末の用語辞典と合間のコラムを読むだけでも、地味に知らない単語や操作がたくさんで驚きました。ノリでプレイしていたので、当然と言えば当然なんですが。でもレビューをざっと読む限りでも、“基本以上”のことが書かれているような印象を受けます。

 あえて読まずにプレイしてみるのもありだと思うけれど、継続的にIngressを楽しもうと考えているのでしたら、本書は力となってくれるものなのではないかしら。今夜から早速、エージェント活動がはかどるぜ!ひゃっはー!

 

 

 

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