ぐるりみち。

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表紙が好きなコミック・ラノベを5冊ずつ選んでみた

 本の表紙っていいよね! イラストとか、デザインとか、フォントとか。

 ライトノベル界隈では、他のコンテンツと比べると、「表紙買い」をする人が特に多いような印象があります。CDの「ジャケ買い」や、本の「帯買い」、それら以上に、ライトノベルは表紙のイラストがとーっても重要。

 コミックもまた然り。ちょっと気になる絵柄が目に入れば興味を惹かれるし、他と違ったデザインの表紙は目に留まりやすい。逆にシリーズ・作者ごとに統一感を持たせていれば、何の作品かひと目で分かりますしね。

 そういう意味で、表紙は文字通り、本の「顔」となる大切な一要素。文芸書やビジネス書の場合でも、使うフォントや装丁などで印象は変わってくるもの。ここでは、「イラスト」がメインとなるコミック・ラノベに絞って、個人的に好きな表紙をまとめてみました。

 

コミック

『25時のバカンス』

25時のバカンス 市川春子作品集II

 青を基調とした表紙では、一番好きかもしれない。構図右上部分の海の深い青色よりは、絵の4割ほどを占める濃い水色と、その中間の波打ち際の表現に惹かれる格好。

 本作は短編集ですが、表題の話もお気に入り。通常と異常を行ったり来たり。人か異形か分からない曖昧さ。それこそ、寄せては返す波の如く。

 

『PEACE MAKER 鐵』1巻

PEACE MAKER 鐵 1 (コミックアヴァルス)

 中学時代に表紙買いしたんだったかしら。白黒+巻ごとの色がオサレでかっこいい。ガンガンコミックス版の『新撰組異聞』の表紙はごちゃごちゃし過ぎな印象。

 同じ和装オサレ系と言えば、『BLEACH』の1キャラ+サブタイトルな表紙も嫌いじゃない。むしろ好き。

 

『タビと道づれ』4巻

タビと道づれ 4 (コミックブレイド)

 夜空!提灯!階段!女の子!と、僕の好きなパーツ?が4拍子揃った、ヨダレが出そうになる表紙。ぐへへ。淡い色合いの中にも、光と影の効果がくっきりと見えてたまらんです。

 ちなみに、本作の物語である尾道が好きな人であれば、全6巻のイラストが、街のどの辺りであるかを想像できて楽しいと思う。数回訪れただけの僕でさえ、「あ、これはあの辺だ!」と分かるくらい。いいよいいよー。

 

『異国迷路のクロワーゼ』1巻

異国迷路のクロワーゼ 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 111-2)

 はい!着物、大好きです!!和風着物少女+白人イケメンとか最強でしょう、もう。

 本編でもそうだけど、いろいろなデザインの着物をキャラクターに着せつつ、それがパリの街並みと鉄工芸品と馴染むよう描かれているように見えるのがすごい。異物とされるのは、日本の所作や文化の違いであって、「和」のデザインは自然と溶け込んでいるように映る。

 

『惑星のさみだれ』8巻

惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス)

 全員集合!な構図をひとつは持ってこようと考えて、真っ先に思い浮かんだ。たなびくマントがかっちょいい。

 改めて見てみると、各キャラ同士の繋がりと関係性、背負っているものや迷いなんかがそれとなーく表現されているようで、おもしろい。本編の展開的にも、最終決戦に向かう盛り上がり部分ということで、否が応でもテンション上がるぜよ。

 

ライトノベル

『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』

ガガガ文庫 AURA ?魔竜院光牙最後の闘い?(イラスト完全版)

 背景にデカ文字のタイトルがどーん!なデザイン。赤&白の背景に、青を基調としたキャラが際立っている格好。プリケツもよくってよ!

 巻頭のカラーイラストと合わせた、吹き出しのワンポイントも分かりやすい。

 

『学園キノ』4巻

学園キノ〈4〉 (電撃文庫)

 『さよならピアノソナタ』の3巻もそうだけど、「女の子+ギター」の組み合わせは素晴らしいと思うのですよ。全身の入っているこちらの方がデザイン的に好きだったので。

 ついでに、『学園キノ』の表紙を並べると、キャラが持っているものが、銃火器→楽器→バットとミットとボールと、知らない人からすればなんじゃこりゃ状態になりそうな感じも良い。

 

『ココロコネクト ミチランダム』

ココロコネクト4 ミチランダム (ファミ通文庫)

 『ココロコネクト』の表紙はキャラの集合が多く、どれも好きなんだけれど、やっぱり一番はこの巻。白身魚さんの淡いイラストと、「冬の帰り道」的な背景がしっくりくる。

 本シリーズの表紙の中でも、その巻の物語展開を特に示唆しているのが、この『ミチランダム』かと。読み終わった後に見返して、「あぁ……」となる感じ。

 

『とある魔術の禁書目録』19巻

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫)

 どちらかと言えば色彩豊か、かわゆい女の子を前面に押し出した絵の多くなりがちなラノベコーナーにて、モノクロ基調の男2人組という異彩を放つ表紙。かっこいい。

 過去に主人公に倒された「敵」2人が「主人公」として、交わりつつ立ち向かっていく展開も評価の高い巻。そういや、この2人でも“最強”と“最弱”の背中合わせなんだっけ。燃える。

 

『とある飛空士への恋歌』5巻

ガガガ文庫 とある飛空士への恋歌5(イラスト完全版)

 キーキャラクターがででーん!とアップで描かれているものが多い『飛空士』シリーズの表紙と比べて、主人公一人の全身が小さめに置かれている印象的なイラスト。

 『恋歌』シリーズの最終巻として、成長した主人公の姿と、終わりを予感させる夕暮れの背景、これから飛び立たんとする動きが、物語の感慨を呼び起こす、お気に入りの表紙です。

 

おまけ(同人誌)

『かぜなきし 上』

 先ほどの表紙同様に「夕日」に惹かれやすい模様。黄金色の稲穂と相まって、きれい。

 

『組曲』

 大好きで大切に取ってある作品。デジタルで見ても書き込みがすごいけど、現物として触れてみると感動するレベル。愛ですね。

 

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