ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

黙れ小僧!お前に太れない激痩せ男子の肉を増やせるのか?

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photo by Gauravonomics

 「太りたい!」と叫ぶと、四方八方から集中砲火を浴びる人生でした。

 

骨と皮は、脆い

 なんだ、なんなんだ、あの理不尽っぷりは。

 例えば、自称ぽっちゃり系女子(客観的にそうは見えない)が、「あたし太ってるし、もっと痩せなきゃ! れっつだいえっと☆」と宣言したとしよう。周囲からかけられる声は、「おうがんばれ!」とか「私も一緒にやるよ~!」などの温かいもの。うむ、友情とは良きものである。

 

 ところがどっこい。明らかな激痩せ男子(平均体重マイナス15kg)が、「ぼく痩せてるし、もっと太らなきゃ! れっつ過食☆」と宣言すれば、全く逆の反応が返ってくる。

 「は? ふざけてんの?」だの「デブの気持ち考えろよ!」だの「拒食症になって氏ね」だの「黙れゴボウ」だの、浴びせられるのは冷たい言葉。なんでや! ゴボウ関係ないやろ! 全国のゴボウ農家さんに謝れ! クロロゲン酸なめんじゃねえぞぉ……(涙目)。

 

 「 “デブ ”は蔑称であり、社会的に軽視されている」と叫ぶ人がいる。たしかに、一部にはそういう人もいるだろう。けれど、だからと言って、その対極にいる人間を蔑むのはどうなんだろうか。

 痩せたくても痩せられない人がいるように、太りたくても太れない人がいることに、なぜ思い至らないのだろう。必死になってダイエットに取り組むあなたの裏側では、同じように苦しい思いをしながら飯を食い続ける人がいるのです。

 

 「ごめ〜ん、骨皮スネ夫はタイプじゃないの☆」と惚れた相手に振られ、圧倒的質量の肉を獲得しようと二郎に通い、立ち向かい、過食と嘔吐を繰り返しながらやがて息絶えた激痩せ男子をバカにしてもいいのだろうか。否。僕はそうは思わない。

 惚れた相手に振り向いてもらうための努力に、その人の体型など関係ない。太っていようが痩せていようが、そこにあるコンプレックスは共通のものだと思う。持たざる者が、持てる者に憧れて何が悪い。骨人間でも恋がしたい!

 自らの体型を笑われたからと言って、他人の体型を笑っていい理由にはならない。

 

求めよ、さらば与えられ…ん……?

 要するにこれって、「隣の芝生は青い」とか「ないものねだり」というよくある話だと思う。汝、肉を欲するか、肉を否するか。いずれにせよ、自らの願いを成就せんとするならば、そのために努力する必要がある。そこに「太」と「細」の差はない。

 ただし、生まれ持った体質を変えるのには困難が伴う。太り体質と痩せ体質、どちらにしても、それが「生まれつき」であって、劇的な変化が望めない場合は往々にしてある。

 

 どれだけ努力しても、どんな方法を試しても、全く変化がない。すぐに戻ってしまう。そんな場合は……結局のところ、諦めるしかないようにも思う。

 無理をして身体を壊してしまっては、元も子もない。どうしても叶えたい夢のために必要、なんていう場合を除けば、無理に体質を変えるようとしたところで、そこにはリスクしかない。もちろん、健康のために少しずつ変えていくのであれば、話は別。

 

 痩せたい、あるいは太りたいのであれば、生半可な覚悟でそれを口にしてはいけないような雰囲気もある。明確な目的意識なしに「ダイエット〜!」または「体重増やす〜☆」なんて叫べば、笑顔のダイエッターたちの集中砲火にさらされることは間違いない。

 そこは戦場だ。生きるか死ぬかの境界線だ。興味本意で飛び込んだところで、覚悟なき者には死あるのみ。眼光で射殺された後、問答無用で油分の多い安物肉を大量に投与され、もがき苦しみ、果てる。食べていいのは、太る覚悟のある奴だけだ。

 

「体質」に甘んじてはいけない

 僕らのように自分の体質にコンプレックスを持ち、変えようとは努力したが、結局は諦めてしまった……という層は、相当数いると思われる。

 がんばったけど、でもどうにもならなかった。もういいや。「もやし」だの「ゴボウ」だの「ガリガリ君」だの「ホネホネマン」だの「木の枝太郎」だの「馬ヅラ草食系」だの「理科室が実家」だのと罵られようが、もはや知ったことではない。僕はこのままでいいんだ。ありのままの姿見せるのよ。

 

 そんなある種の「悟り」を開いた人は、気分的には楽かもしれない。体型なんざどうでもいい。悪口を言われても気にしない。太るときは太るだろうし、痩せるときは痩せるだろう。もうなにもこわくない。

 しかし、そんな悟りの境地に至った人は、世に数多いるダイエッターと比べて、決定的に劣っている点がある。自分の身体の変化に無頓着、関心をなくし「れりごー♪」なんて歌っているだけではまったく見えない、気づかないもの。

 

 一口に言えば、「健康」に対する意識の差だ。体重の増減はもちろん、食習慣、栄養素の偏りなどを気にかける機会が少ないため、気がついたら不健康に……なんてこともありえなくはない。歳をとってからメタボになる人は、まさにそのパターンなのでは。

 ゆえに、やはりある程度は、自分の身体のことは常に気にかけておく必要があるように思う。周囲の視線が気にならないとしても、未来の自分を後悔させるのは、また別問題だ。

 

 無論、無理して体型を理想に近づける必要はないとも思う。けれど、先のことも考えるならば、「健康」に関しては常日頃から意識しておいて損はないんじゃないかと。そのついでに、見た目のコンプレックスも解消できれば万々歳だしね。

 つまり、何が言いたいかっていうと……「男のおっπを大きくするにはどうすればいいんですか!?」という話でございます。誰か教えてください。ひんぬーをからかわれるのはもう嫌だ(;ω;)

 

 

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