ブログの「書き方」の3つのテンプレートをまとめてみた


 平日はマクドナルド。100円コーヒーを飲みながらMacBook Airに向かって、ブログを書いております、私です。……マックでMac。デュフフ。なお、今は自宅で緑茶を脇に置いて、カタカタと。グリーンティー最高。我が家では綾鷹は選ばれていません。

 本格的に更新を始めてから、はや半年。なんとなく、自分にとっての「ブログの書き方」のようなものも生まれつつあるので、自ら整理する意味でもちょいとまとめてみようと思います。

 

僕のブログスタイルについて

 たびたび記事の中でも書いていますが、「好き勝手に書いたるぞー!」ということを信条としている僕は、基本的にはその場の「ノリ」で記事を書き始め、その内容も、「思いつき」をてけとーに連ねていくスタイルでございます。

 ジャンルは特に絞っているつもりはなく、なんでもあり。ただ、僕自身の興味関心の範疇として、「仕事観」「ことば」「インターネット」などの話題の割合が多め。あと「書評ブログ」の看板も隅っこで掲げているので、読書と本に関する話なども。

 これまでの記事を見なおしてみると、記事の種別ごとに書き進め方や構成などについて、それぞれちょっとした違いというか、「型」のようなものが自然と定まってきているようにも見える。

 なので、過去の記事をいくつか取り上げつつ、その構成と書き方、切り口などについて、自分なりに分析してみようと思います。ブログの自己分析でござる。

 

1. 言及型

 おそらく、僕のブログで一番多いのが、この【言及型】

 ニュースサイトで話題の記事や、ほかのブロガーさんの書いた記事を読んで、自分なりに考えたことを好き勝手に書き連ねていくスタイル。

 何と言っても、言及型の記事は書き出しが楽。冒頭にリンクを貼り、「それはどうかと思う」「共感した」「考えてみた」など、自分の意志を明らかにしたうえで本文に入ることができるため、自然と書き始められる。必要があれば、要約をまとめることもありますが。

 そのため、この手の記事を書くにあたっては、メモをとったり、あらかじめ主張を書き出しておいたりするようなことは、ほとんどありません。それとなーく考えを下書きで打ち込んでおくことはあるけれど、だいたいはその場のノリでございます。

 ゆえに、書きたいことを書きすぎて無駄に長文になってしまったり、一貫性がなくなってしまったりするので、少しは改めないと……とも考えてはいるのですが。

 

 

 例えば、こちらの記事。ニュースサイトのとある記事に突っ込んだものですが、構成は割とありふれたものだと思う。

 冒頭に元記事を挙げて、共感の意を示しつつも、自分の抱いた違和感を提示。じゃあ何がおかしいのか──というところで、本文を引用。経験談も織り交ぜつつ、持論を展開していく内容となっています。

 また、自分の考えだけでは根拠が乏しいので、調査に基づくデータが明示されている他のサイトの数字もお借りしたりも。ただ、ブコメでもご指摘を頂戴しましたが、この調査が妥当なものかどうかまで考えが至らなかったのはちょっと甘かったかな、と。

 

2. 自分語り型

 完全な自家発電のタイプが、【自分語り型】。何かソースになる記事を最初に据えて書きだすのではなく、パッと思い浮かんだことや、生活の中で経験したことを元にして、一からオリジナルの文章を書き連ねていくスタイル。

 もちろん、文中で他の人の意見を参考にすることはあるし、その話題を取り上げるにあたっても何らかのきっかけがあったはず。なので、すべてが自分の中から生まれたものではありません。

 こちらの場合は【言及型】とは異なり、メモを活用するようにしております。というか、日頃からふと思い浮かんだことをメモするようにしているので、そこから話題を膨らませて、ひとつの記事に落としこんでいく形。

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 ちょっと前のメモ。どういう話題・アイデアがあって、そこにはどんな事実や問題意識があって、それについてどう思うのか、みたいな。

 

 

 この記事なんかはほぼ完全に、自分が考えたことを並べただけの内容。ソースも他人の意見もなく、ぜーんぶ自分個人の主観。

 自分が一番言いたいこと、核となる主張さえ決まっていれば、あとはそれを膨らませていくだけ。この記事の場合、最初に「それってどうなの?」という問題提起と主張をどーん! と置いて、そこに至るまでの考えや、具体的にどういうことなのかを説明していった感じです。

 読み返してみると若干、要領の得ない内容になってしまった印象もありますが……。もう少し範囲を絞ればいいものを、具体例も出さずふわふわとした話になってしまったので、そこは反省です。

 

 

 一方、同じく思いつき……というか、生活の疑問について書いたこちらの記事。先ほどの記事とは打って変わって、あちらこちらのサイトからデータをお借りし、引用しまくっております。

 結果、一種の「あるあるネタ」として、そこそこの反響をいただけました。なぜか2chに転載されたり。やはり、はっきりとしていてわかりやすいトピック&切り口の方が、読まれやすいんでしょうか。

 

3. 書評型

 【書評型】って書くと、なんか違和感がありますね。つあるところ、本の感想を書くときのスタイルです。過去にも説明したがするけれど、流れとしては、

  1. 本を読みながらメモをとる
  2. メモに突っ込みなどを書き加える
  3. 「読書メーター」に短く感想をまとめる
  4. ブログにまとめる

という感じです。

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 メモをまとめて、

 

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 「読書メーター」に記録ついでに感想をまとめて、

 

  その感想を膨らませ、記事にする、と。

 

 以上のように、最初から丁寧に要約していく場合もありますが、本の内容によっては、それぞれ書きやすい方法でまとめています。

 自分の考えも織り込みたいなら、【言及型】のように引用を挟みつつになるし、他方では、特に印象的だった箇所に絞って論じる場合も。

 たとえば以下の記事などは、内容を一部に絞って感想をまとめたもの。あえて目次も書かず、該当部分をまとめて引用したうえで、自分なりの考えと感想を書いています。

 

 

「方法論」に縛られるのも怖いので

 基本的には、これらの3本柱。ノリで旬の話題に突っ込んでいくか、ノリで思いついたことを書き連ねるか、ノリで読んだ本の感想をまとめるか。──そう、このブログの半分は、ノリでできています。

 

 本来ならば、何か主張をするにも前提となる知識は必要だし、綿密な調査のうえで妥当性を鑑みて意見を発信するべきなんでしょうが……。でもまあ、肩書きも何もない、個人のブログですしね。型に縛られすぎるのも嫌なので、割と好き勝手にやっています。

 けれど、やはり最低限のマナーというか、自らの発信する意見に対して責任は負うべきものだとも思っています。匿名だから何を書いてもいいというわけでなく、無知だからそれを盾にどんな批判をしてもいいというわけでもなく。

 好き勝手に、自由に、でも慎みは持ちつつ、超えちゃいけないラインも考えつつ。ルールとマナーを守って、楽しくブログしようぜ!

 

 

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