ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

「読書」とその後の「アウトプット」が楽しくなる「書評ブログ」の魅力

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 読書は楽しい。
 でも、その感想を言語化してまとめるのも、また楽しい。

 

あなたが「本を読む」理由は?

 「本を読む」ことを高尚な活動だと考える人もいるけれど、基本的にそれは自由な「趣味」であって然るべき。

 と言うのも、「学ばなければ、成長しなければ」という焦燥感は、やがて読書行為そのものが嫌になってしまいかねない危険性をはらんでいる。嫌々ながら読書をするようになり、集中力を欠いてしまえば、そこから学びを得ることだってできなくなってしまう。

 ゆえに「楽しい」という、単純明快にしてポジティブな気持ちの赴くままに本を読むのは、とても大切な考え方。でもだからと言って、読書活動における「成長」という目標を完全に放棄する必要もないと思います。

 簡潔に言えば、僕が「本を読む理由」は、「別世界に意識をぶっ飛ばすため」だ。

 そこには、学びや気付きがあるかもしれないし、ないかもしれない。後味の悪さが残るかもしれないし、感動させられるかもしれない。教養とか、娯楽とかは関係なく、自分の生活からちょっと離れて、少しの時間、自意識をどっかにぽーいとするための手段としての、読書。それが、僕の「本を読む理由」だ。

 僕が「本を読む」理由を端的に言えば、こんな感じ。「読書では、何らかの学びを得なきゃだめなんだー!」と血眼になって読みふける必要はないけれど、「読み終えたとき、何か新しい気づきがあったらいいなー」くらいの軽い気持ちはあっていいと思う。

 頭を空っぽにしてする読書は楽しい。でもその一方では、「なにかないかな?」と頭の片隅で考えながら読書に臨むのも悪くない。その “なにか” は人それぞれであり、学びだったり、気づきだったり、感動だったり、笑いだったり――なんでもありだ。

 本を読むときには、むやみに「成長しよう!」と気合を入れて取り組む必要はない。読み終えたときに、読書体験を通じて、気づかないうちに「なにか」を得ていたような、そのくらいの感覚で本を向き合うのが、日常的な「読書」の立ち位置としてはベストだと思います。

 

続けていくと楽しい、読書後の「アウトプット」

 他方では、読書後の感想を「アウトプット」と称してブログなどにまとめるのは、端から見れば「意識高い系」に映る行為なのかもしれない。

 ――でも、これってむちゃくちゃ楽しいんです! 

 そもそも書評ブログを運営している人の多くは、それが楽しかったり、好きだったりするからこそ感想をまとめているんじゃないかしら。もちろん、単なる記録として書いているだけだったり、最初からアフィリエイト収入目的でやったりしている人もいるかもしれないけど。

 それが好きでやっている人の感覚としては、音楽や映画、マンガなどを他人に勧めるのと同じようなものだと思う。たとえ娯楽性の薄いビジネス書や自己啓発書、はたまた専門書だとしても、自分が「いい!」と思ったものは、他人にも触れてほしいと思ってしまうのです。

 それは「共感してほしいから」かもしれないし、「同好の士を増やしたいから」かもしれない。いずれにせよ、自身が読書体験の中で得た感動や気づきを外に出して誰かに読んでもらうことは、自分にとっても紛れもなく「楽しい」こと。だから、そうせずにはいられない。

 付け加えると、僕の場合は「物事をまとめる」ことや「ノートを書く」ことも好きなので、本を読むときには、その内容をまとめて書き出すようにしたりもしています。こんな感じで。

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 これは人に見せるつもりはないので、「あとになって読み返したときに、自分が理解できればOK」くらいのノリで書いているもの。当然、ずっと書き続けていると手は痛くなるし、それなりに時間を取られる作業でもあるので、好きでもなければやっていないと思う。

 でも、こうして作った読書メモを参考にすることによって、自分の感想や本の情報をまとめやすくなっている面もある。――詳しくは別の記事で書いているので、そちらを読んでいただければと思います(関連記事:忙しい人のための読書記録方法〜Evernote、読書メーター、ブログ

 そういった「感想」は、自分の考えをまとめつつも「誰かの参考になればいいな」という気持ちも持って書いている。人の目に付くことを意識し、極端な否定には走らないようにしているつもり。「マジこの本おもしろいから超おすすめ! 読んで読んで! ってか読め!」的な肯定はしちゃっているけれど。

 見方によっては、極端な他者への「おすすめ」行為は時に「押しつけがましさ」となり、鬱陶しく思われるものでもある。でもその点、「ブログ」ならば興味のない人の目には入りづらいので、割と自由に感想を書ける土壌が整っているとも考えられます。

 逆興味のある人にとっては、むしろその感想を読むことで、その人の読書活動の参考になる可能性すらある。自由な個人ブログでは、好き勝手に自分なりの感想をまとめ、お気に入りの本を他者へ勧めることができ、それがひいては「読書」自体の楽しさにも結びつくんじゃないかと。

 僕自身、たびたび自由気ままに本の感想を書き綴っておりますが、たまに反応をいただけることがあると、やっぱり嬉しい。もはや最近は「本を読んで、考えて、まとめて、それを形にする」までが、自分にとっての「読書」となっているようにすら思えるほど。それが「楽しい」ものとして感じられているあいだは、ずっと続けていきたい。

 

 

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