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「50音タイトルゲーム」を小説(&ラノベ)でやってみた

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photo by jcolman

 

暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム - (チェコ好き)の日記

50音タイトルゲーム - 漫画編 - 人生は長いんだから頑張らないよ

 

 読みました。

 なにこれおもしろそう!大学時代、文学系サークルで、たまに「作品名しりとり」をやっていたことを思い出した。僕は弱かったけど。書店員にゃ敵いませんよ…。

 

 漫画版は既に挑戦した方がいらっしゃるようなので、僕は「小説」でチャレンジさせていただきました。――が、途中で限界を知った。結構昔に読んだ作品となると、パッとタイトルが出てこないから、非常にきつい。

 ということで、ライトノベルも含めることに。それでも、空欄がいくつかできてしまいましたが。ルールは、漫画編に挑戦した方のものを参考に、ひとつ追加しております。

1.読んだことがあり、あらすじが言える作品であること

2.濁音・半濁音を取っても良い(例:ケ→げんしけん)

3.該当タイトルなしの場合は「該当なし」と表記する

4.著者が被らないようにすること

 いや、せっかくだし、縛りを設けた方がおもしろいんじゃないかと。

 

 ということで、いざいざ。元記事の(チェコ好き)さんに倣って、ところどころで作品紹介もしております。良かったら、参考に。

 

 

あ行

 『アントキノイノチ』 / さだまさし

 『イリヤの空、UFOの夏』 / 秋山瑞人

 『宇宙戦争』 / H・G・ウェルズ

 『NHKにようこそ!』 滝本竜彦

 『オペラ座の怪人』 / ガストン・ルルー

 

アントキノイノチ (幻冬舎文庫)

アントキノイノチ (幻冬舎文庫)

 

  映画化もした作品。「小説家・さだまさし」の作品を読んだのは、これが初めてだった。

 登場人物は皆生々しくも人情味があり、それ故にひとつひとつの言葉が胸に染みるものばかり。遺品整理業、生と死という重いテーマでありながらも、あまり説教じみた印象はなく、すらすらと読むことができた。ぜひ何度も繰り返し読みたい作品。

 読んでからもう2年以上が経つので、今、読み直したら、別の感想を持つかもしれない。

 

か行

 『空の境界』 / 奈須きのこ

 『傷物語』 / 西尾維新

 『雲のむこう、約束の場所』 / 加納新太

 『蹴りたい背中』 / 綿矢りさ

 『五分後の世界』 / 村上龍

 

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

 

 一口に言えば、「生々しい」。そして、「痛い」。場面描写がすごいとは聞いていたが、全くその通りだった。

 ひとつの場面が段落も無しに延々と書かれていれば読む気も失せようものだが、本当に詳細かつ圧倒的で生きた描写表現は、むしろ読み手をその場面に没入させるように思う。自分はあまり戦争モノを読まないが、某オルタネイティヴなPCゲー*1以来の、戦争や戦闘を生々しく感じられる作品でした、はい。

 

さ行

 『侍』 / 遠藤周作

 『植物図鑑』 / 有川浩

 『スプートニクの恋人』 / 村上春樹

 『狭き門』 / ジッド

 『ソードアート・オンライン』 / 川原礫

 

侍

 

 学生時代、「宗教」や「信仰」と言えば、それこそ胡散臭い新興宗教のようなイメージしか持っておらず、興味関心もなかった僕の価値観をぶっ壊してくれた作品。

 宗教とは。信仰とは。日本人とは。あまり考えたことのなかったテーマだけあって、この物語そのものが印象的だった。特に、信仰については、表面的なものしか見れておらず、自分が本当に小さく見える。

 生きていく上で、信じるべきものってなんだろう。両親?兄弟?友達?師?神?自分?自分が正しいと思った道を、何の疑いもなく行くためには、必要となってくるだろう、「何か」。久々に読もうかな。

 

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

 

 旨い。苦い。辛い。でもやっぱり、甘い。甘すぎるわあああああばばばば!!!!作品の「実写化」はあまり好まない僕が、珍しく「実写で観たい」と思えた作品。

 この作品をただの恋愛小説として読むのには、彼らの関係は「恋人」というよりは、「家族」のそれに近い気がする。一緒に生活して、ごはんを食べて、休日は近場に出かける。まさに自分の理想に近いものを感じるから、読んでいてとても共感できたし、和んだ。

 

た行

 『DIVE!!』 / 森絵都

 『小さき者へ』 / 重松清

 該当なし

 『天地明察』 / 冲方丁

 『時をかける少女』 / 筒井康隆

 

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

 

 中学時代、初めて読んだ森絵都さんの作品であり、初めて聴いたラジオドラマであり、ラジオにハマるきっかけともなった、僕にとっては印象深い作品。

 「これが…青春……!」という、純粋なスポ根もの。局長さんが、「僕がNTR属性になったきっかけ」と書いていましたが、僕も当時、読みながら、「うわあ…」と理不尽さに飲まれた記憶が。

 

な行

 『夏への扉』 / ロバート・A・ハインライン

 『人間失格』 / 太宰治 

 該当なし

 『猫を抱いて象と泳ぐ』 / 小川洋子

 『野菊の墓』 / 伊藤左千夫

 

夏への扉

夏への扉

 

 語るまでもなく有名ですが、にゃんこSF小説と言えば。僕の中では、もはや「SF小説」と言えばこれでござる。

 本書の構造を酌んでいる作品は多く、どれもわくわくするもの。そういえば、『凪のあすから*2』も…あっちは、「冬への扉」かしら。

 

は行

 『半分の月がのぼる空』 / 橋本紡

 『緋色の研究』 / コナン・ドイル

 『Fate/Apocrypha』 / 東出祐一郎

 『変態王子と笑わない猫。』 / さがら総

 『ボトルネック』 / 米澤穂信

 

ボトルネック (新潮文庫)

ボトルネック (新潮文庫)

 

 米澤穂信さんと言えば、有名どころは、映画化した『インシテミル*3』、もしくはアニメ化した『氷菓*4』になるのかな。僕が初めて読んだのは、こちら。

 みんな大好き、平行世界。容赦無い鬱展開まっしぐら。何よりも感じたのが、「比べること」の残酷さ。比べるということは、それらの事象の是非を問うことにもなる。一方は認め、一方は認めない。人にとって、存在を否定されることほどに残酷な仕打ちはないんじゃないだろうか、と思った。

 

ま行

 『魔法科高校の劣等生』 / 佐島勤

 『未来少女ミウ』 / 山田佳江

 該当なし

 該当なし

 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 / 岩崎夏海

 

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)

 

 何年か前に友達に勧められて、当時のネット小説版を読んで、ハマって、気付いたら、ラノベ化、コミカライズ、アニメ化と、トントン拍子で決まっていたバカ売れ作品。

 ネットでの扱いを見ると、SAO*5と合わせて、いわゆる「俺TUEEEE*6」系の作品としてネタにされている印象が強い。けれど、どちらかと言えば「設定厨」の方々がハァハァ言いながら読んでいるイメージ。あそこまで具体的に、ひとつの体系立った技術としての「魔法」について、作品内で解説している小説は、なかなかないんじゃないかと。

 

や行

 該当なし

 『友情』 / 武者小路実篤

 『夜は短し歩けよ乙女』 / 森見登美彦

 

友情 (新潮文庫)

友情 (新潮文庫)

 

 武者小路実篤の代表作のひとつ。とてつもなく生々しい三角形の話。「これはやりすぎ」「恥ずかしすぎる」という感想をたびたび目にするけれど、恋心なんてものは、このくらい傲慢で自分勝手でバカげたものなんじゃなかろうか。 

 

「僕は一人で耐える。そしてその淋しさから何かを生む。いつか山の上で君たちと握手する時があるかもしれない。しかしそれまでは君よ、二人は別々の道を歩こう。君よ、僕のことは心配しないでくれ、傷ついても僕は僕だ。いつかは更に力強く起き上がるだろう。 

 自分は淋しさをやっとたえて来た。今後なお耐えなければならないのか、全く一人で。神よ助け給え」

 

ら行

 『楽園のカンヴァス』 / 原田マハ

 『リリアとトレイズ』 / 時雨沢恵一

 該当なし

 該当なし

 該当なし

 

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス

 

 原田マハさんの作品は初読み。読み終えた瞬間、感想をまとめるよりも飯を食うよりもまず、美術館に行きたくなった。

 絵画に関する知識が皆無でも楽しめ、勉強になる作品。「美術作品を巡る謎」という点では、『ダ・ヴィンチ・コード*7』と似た構造を持っているかもしれないが、内容的には全くの別物。ミステリー、恋愛、家族愛、いろいろと詰まった小説。

 

わ行

 『吾輩は猫である』 / 夏目漱石

 該当なし

 該当なし

 

 「おまけ」であるかのように書いたのに、ラノベ、多っ!! 10作品近くあるじゃない。しかも、それでも空欄が多すぎて残念な感じに…。著者被り禁止の縛りが大きかった。自分で作っておいてアレですが。

 

 もっと、本、読みます、はい。
 読書家の方がやったらどうなるのか、ちょっと見てみたいな。

 

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