ぐるりみち。

平成生まれのフリーライターのブログ。本・映画・マンガ・アニメの各種レビューに、旅行・グルメ・街歩き日記など。

ブログの持つ、独特の「距離感」が好きです

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photo by Yagan Kiely

 先月、仕事を辞めて、とにかくふらふらしていた1ヶ月。その間、自分の生活の中心には、この「ブログ」というものがあったように思う。

 毎日更新とまではいかなかったが、この記事で今月は25個目。「今日は何を書こうかにゃー」と考える作業は、なかなか楽しかった。月に10記事も書けていなかったこれまでを考えると、時間(と精神的余裕)があるって素晴らしいなあと思う。ニートばんじゃい。

 昨年末、働いていた頃、自分の仕事に疑問を持って、とりあえずそのもにょもにょを形にして吐き出す場を作ろう、考える事を続けられるようにしよう、と思って始めたブログ。そろそろ一年というキリの良いタイミングなので、改めて自分の考えていることと、「書く」ことについてまとめてみようと思う。

 

なんでブログ?Twitterじゃだめなの?

 内容は特にひとつのジャンルに絞らず、好き勝手に自分の考えや日々の記録を残していこうと思います。

 社会人となってから勉強不足ということもあり、今は拙い文章しか書けないと思うので、人に読んでもらえる内容の記事と文章を書き続けることを目指して。

 

 一番最初の記事では所信表明として、こんなことを書いていた。スタンスとしては、今でも変わっていない。もともとは、ライフログを記す目的。たまに本の感想を書いて、誰かが読んでくれたら嬉しいなー程度の感覚だった。

 じゃあどうして「ブログ」で書こうと思ったのか。Twitterじゃダメなのか。はい、ダメなんです。僕にとっては。

 Twitterの140字は、やはり短すぎる。別に連続ツイートすればいいじゃない、というのも分かるし、考えを整理しないままに吐き出すことで、自分の訳の分からない感情が形になってくることもある。実際、そのような経験は度々あった。

 

 が!しかし!それは端から見れば、「うわあ…(ドン引き」としか反応できない醜い感情だったりもするもので!メンヘラって言葉を使うのは少し抵抗があるけれど、その手のネガティブ思考、鬱々とした感情を抱えがちな僕にとって、Twitterは危ない。ある意味、相性が良すぎるんだと思う。僕らのような人間には。

 そんな「鬱イート」を垂れ流しまくって、後で赤面して「ウキャアアアアアアアア」なんて、某非公認ゆるキャラ並に頭をぶん回していた僕が、巡り巡って辿り着いた新天地、それが、ブログだった。

 

文章大好き!が、アホみたいな長文は……

 話は逸れるが、もともと、文章を書くのは割と好きだった僕。小中高と、学校の読書感想文では欠かさず入選していたこともあり、昔から原稿用紙に向かって手を動かすのは楽しかった。

 ただし、それらは全て課題として出されたから書くのであって、主体的に書きたいものを書く、という経験が僕にはほとんどなかった。書くのは好きだけど、書きたいものがない。そこで契機となったのが、昨日の記事ともかぶるが、インターネットの存在だ。

 

 中学を卒業し、自分の携帯を手に入れ、SNSと出会った。自分のホームページを持ったことはあったけれど、まとまった文章を書こうという考えはそれまでなかった。

 初めてのSNSは、当時のモバゲータウン。その日あったことや、楽しかったこと、イベントに行ったレポートなど、毎日のように「日記」を書いて公開するようになった。そこでの友達も増えて、日記の感想もたくさん書き込んでもらえるようになった。

 

 それが、めっっっちゃ楽しかった!自分が書きたいこと、伝えたいことを書いて、それに反応をもらえる嬉しさ。承認欲求が満たされていく感覚。もう病みつきっすよ!ぱねーっすよ!……今、見返すと、確実にふなっしー状態になりますが。

 ホームがmixiに移動してからも、それは変わらず。ただ、モバゲーの頃からそうだったと思うが、僕の日記は周りと比べて圧倒的に長い。我ながら、ボリュームがすごい。周りが普通のハンバーガーだとしたら、僕のはビッグマック3段重ね、みたいな。

 

 例えば、ある友達が、

「今日はあいつとどこどこへ行ってきた!ちょー楽しかった!これがその時の写真な!またいこーぜ!」

と日記に書いたとすれば、僕は、

「今日は朝からこんな天気で僕はこんな気分で遊びに行くのが楽しみすぎてご飯がとにかく超うまい!あの駅で待ち合わせて道中はこんな話題でお互いにアホみたいに笑いながらそういえば電車にかわいい女の子が乗っていて目を奪われたけど何があったわけでもなくさあ目的地についてそれがこの写真でそこではこうこうこういうことをやってさらにこんな写真も撮ってその時僕はこう考えたけれど果たしてそれが妥当なのか僕には分からないからとりあえずその場はスルーして帰り道はこんな話で盛り上がりつつああ夕焼けがきれいだなーと車窓を眺めてた僕ってちょっとかっこいいんじゃないかと物思いに耽っていたら駅についていたので友達と別れて暗くなった夜空を見上げつつ今日は最高の一日だったなあとまとめて今は家で日記を書いているのが僕」

って感じ。自分で言うのもアレだけど、多分、だいたい合ってる。

 

 そんな、無駄に冗長な文章に飽きたのか、読むのがだるいのか、はたまた単純に僕がドン引きされていたのか、しばらくすると僕のコメント欄は閑散とした趣きになっていった。泣いた。というかむしろ、今まで読ませててすんませんでしたorz

 

自由で絶妙な距離感を持つブログ媒体

 そんな残念な経験もあり、ある種の長文恐怖症的なものに陥りつつも、Twitterで鬱イートを繰り返していた僕に、ブログはまさに光明だった。え?好き勝手書いていいの?長くなってもいいの?うっそおおお!?やったあああああああああああああ!!

 ゆえに、「ブログ」という媒体はなかなか自分に合っているんじゃないかと思う。下書きも見直しもせずに長文を書き散らしていた昔の自分よりも、今は(少しは)成長しているはずなので。

 Twitterのように、あまりにお手軽で便利過ぎると、感情的な発言を繰り返して最悪、炎上なんてことにもなり得る。その点、考えを整理しつつ文章を連ね、最後に見直すこともできるブログは、「書く」ことが好きな人にとっては、ちょうど良い距離感にあるのかもしれない

 

 しかも、何かのタイミングで注目されれば、多くの人に読んでもらえる。感想などの反応までいただける。昨日の記事も、調子に乗って書いていたら結構な量になってしまったので、あれでも結構削った方なんだけど、「大丈夫かな…長いかな…」と思いつつも、あんなにたくさんの方に読んでいただけて感激です。

 え?僕の文を読んでくれるの?長いのに?無駄な表現も多いのに?好き勝手書いてるのに?ふぁっ!?しかも反応までしてもらえるの!?感想?批判までもらえちゃうの!?う、う、うっひょわああああぁぁぁぁあああああ!!(ヘブン状態

 このような考えが根底にある僕としては、ブログは書くのも読むのも、本当に楽しい、居心地の良い場所です。かまってちゃんにとっては、最高なのでは。炎上してないからそう言えるだけなのかもしれないけれど。最近は他のブロガーさんとの交流も増えてきて、「ああ…僕、そろそろ死ぬのかな…」なんて思ったりなんたり。

 

 何と言うか、ブログは他のサービス以上に、距離感が絶妙な印象がある。書き手は、役立つ情報発信にも使えるし、自分の経験談を提供することもできるし、どうでもいい思考を書き散らすこともできる。それを選択できる。

 一方で読み手は、「その文章がどういう意図で書かれたのか」とは別に、自分の自由に受け止めることができる。ライフハックとして自分の生活に活かすも良し、読み物として楽しむも良し、反論を自らが書き手となって発信するも良し。

 

 ただ、「文章(書き手)の意図」とは別に自由に受け止められる点は、その解離によってたまに問題も起きているのかな、と。

 ブコメやTwitterを見ていると、「お前の考えを押し付けるな」「そんなの誰でも知ってる」「何を今更そんなことを」のような反応もちらほら見受けられる。書き手からすれば、「いや…別に押し付けてないけど…」「思ったことを書いただけなんだけど」「既存の情報は書いちゃだめなんすか」みたいに、少しもにょる。書き手が好き勝手やり過ぎなんだろうか。読み手がいろいろ求めすぎなんだろうか。

 

 いずれにせよ、このような書き手と読み手の多様性があるからこそ、いろいろな使い方が可能であり、様々な意見が生まれてくるようで、非常におもしろいと思う。

 以上、初心者ブロガーが「ブログ」について考えたことでした。ブログ楽しいです。

 

 今、書いている、この「ぐるりみち。」というブログに関しては、これからも特にスタンスは変えずに続けていくと思います。飽きるまで。基本的には、考えたことを好き勝手に。そのように書きつつも、読む人がいたらということを考えて、読みやすいよう(個人的には)意識しているつもり。

 頻繁に更新するようになったのは最近なので、今月は実験的な記事もいくつか書いておりました。しばらくはぶれぶれ状態のブログになると思いますが、まあ自然と方向性は定まっていくのかなーなんて他人事のようにも考えつつ、これからも自由に書いていこうかと。

 こんなブログに興味を持って、読者になってくださった方には、この場をお借りして感謝します。「あそこへ行った!」「本を読んだ!」「こんなこと考えた!」くらいの内容しかありませんが、少しでも何か参考になれば幸いです。改めて、よろしくお願い致します。

 

 よし、仕事、探そう。来年から本気出す。

 

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