『ノマドと社畜』を読んで打ちのめされた話


( ・ω・) Kindle Paperwhiteを買って以来、Kindleストアを眺めるのが日課になった僕。

 

( ・ω・) 今日も今日とて、面白そうな本がないか探していたんですよ。

 

( ・ω・) そしたら、「おっ!」と思わせるタイトルの本があるじゃないですか。

 

 

( ^ω^) わーい!ちょうどいいや!

 

( ^ω^) 今の仕事にもうんざりしてきたし、流行りのノマドとやらを学んでみるか!

 

( ^ω^) そんな軽い気持ちで読み始めたところ。

 

( ^ω^) 

 

( ^ω^) 

 

(((( ^ω^))))) ガタガタ

 

(((((((;^ω^))))))))) アワワワワワワワワワ

 

( ・_・) すみません。僕がバカでした。

  

 自分の認識の甘さ、間抜けさをまっこと痛感させられました。はい。

 

 ノマドフリーランスという働き方が、各メディアで取り上げられているような、ただ自由で楽しいものじゃないってことは、一応は分かっているつもりでした。@IHayatoさんや@ikechan0201さんがブログで指摘されているような、特に「責任」が伴うという点で。

 でも、それも僕の認識不足。今の日本社会の大半で採用されているような働き方とは違う、マイノリティな手段を選ぶということは、それに見合った知識と技術、覚悟が必要だということ。言われてみれば当たり前なそのことを、かんっぜんに忘れてた。見ていなかった。

 

 著者の@may_romaさんが本書で説明しているのは、国内で話題となっている表面的なものではなく、既にそれが社会のシステムとして確立されている、欧州のノマドワーカーの実情。著者自身の経験も織り交ぜられている故に分かりやすく、生々しい。

 そこにあるのは、完全な個人主義であり、実力主義。個人の知識と技術がモノを言う世界。ノマドを語るときに着いてくる「自由」とは、これらの上に成り立っていることを僕らは理解していなかったんじゃなかろうか。当たり前なのにね。

 

 本書では、ノマドという働き方の実情だけでなく、日本と欧州の採用制度、仕事に対する意識、環境の違いなど、「働く」ことについて広く言及しているため、とても勉強になりました。どちらかと言えば、サブタイトルの「ポスト3.11の働き方を真剣に考える」の方がメインの内容と言っても、間違いではないかもしれない。

 @may_romaさんも書いているように、主に20代の若者が、働くことについて考え直すきっかけとして読むのがいいかも。実際、社会人一年目で迷走中の僕にはどストライクな内容でした。あはははは。

 

 ちょっと前に、働く云々に関して思うことを記事にしたばかりだけど。その思いは今も変わってはいないけれど。今見直すと、この時は感情的なことをまとめただけで、「じゃあどうするんだ」ってことが何も書いていなかったのよね。

 本書を読んで感じたのは、今の自分はとにかく「学ぶ」必要があるということ。大学在学中以上に、勉強する必要がある。平凡な文系大学出身の僕には、決定的に技術が足りない。知識も足りない。覚悟も足りない。

 

 この不安定な社会、自由に生きるためにはその時々の感情よりも必要なものがある。「明日から本気出す」はもう通じない。ここいらでもう一度、活を入れないといけないんだろう。

 

 

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