初音ミク×鼓童スペシャルライブ2018で号泣した

初音ミク×鼓童スペシャルライブ2018・NHKホール前

 電子の歌姫と伝統芸能の、夢のコラボレーション。『初音ミク×鼓童スペシャルライブ2018』*1に、昨年に続いて参戦してきました!(6/2の夜公演)

 その名のとおり、バーチャルシンガー・初音ミクと、プロの和太鼓集団・鼓童がコラボレーションした、スペシャルライブ。2017年3月の開催から1年が経ち、再びあの興奮を味わえると聞いたら……そりゃあ行かないわけにはいかないでしょう。

 そう、黎明期から大好きで聴いていたボカロと、自分も学生時代に経験がある和太鼓との組み合わせは、どうしたって外せない。全力でS席を確保し、今年も参戦してきました。

 それにしてもまさか、号泣することになるとは思わなかったぜよ……。

※昨年の感想はこちら↓

 

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2018年5月の話題〜生産性と幸福度、“○○離れ”の元祖、リアルとバーチャルの狭間

月末の挨拶:バーチャル受肉したい。

 

──はい、こちらからは以上です。

というわけで、毎月末恒例「今月のブックマークを振り返ろう」のコーナーです。末尾に2014〜2017年の「5月」のまとめ記事へのリンクも貼っているので、「暇だし少し前の記事でも読んでみっかー」という方は、よかったらどぞー。

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働く大人の学習法!3つの原理と7つの方法をまとめた『働く大人のための「学び」の教科書』

 学生時代にぬるま湯に浸かってきた人が、いざ入社してしばらくすると「勉強しなくちゃ……!」と学習意欲に目覚めるのは、一種の「社会人あるある」だと思っている。僕がそうでした。

 業務に関係のあることのみならず、それ以外の分野でも。特にここ数年、歴史や数学を「学び直す」たぐいの本を書店でよく見かけるのは、その手の需要が高まりつつあるからなのではないかしら。仕事が楽しくなってきた若手社員の学習意欲に答えるための、学び直し本。

 そんな欲求に目覚めた人が、就活生──俗に「意識高い系」と呼ばれる──と異なるのは、「ある程度は『学び』の方向性がはっきりしている」点にあると思う。

 と言うのも、漠然とした指針を頼りに進めるしかなかった就活に対して、実務の伴う会社員生活は、良くも悪くも自分を丸裸にしてくれる。力不足を嘆き、教養のなさに恥ずかしさを覚え、自分に「足りないもの」が自然と見えてくる。なかには「思ってたのと違う……」と違和感を抱き、退職してしまう人もいるかもしれないけれど。僕もそうでした。

 いずれにせよ、そうした力不足の実感は、「勉強しなくちゃ……!」という学習意欲につながりやすい。降って湧いた欲求に突き動かされるように、教養を身につけるためにビジネス書を読み、見聞を広げるべくセミナーに参加し、資格を取るために勉強する。ある程度は目指すべき方向がわかっているため、就活のような焦燥感もなく、楽しみながら学べているという人も多いのではないかと思う。

 ところが、そう簡単には事が運ばない場合もある。資格の勉強など、目標が明確ならばともかく、それ以外の分野では、「学び」のゴールや目的がはっきりとしていないことも珍しくないからだ。

 マナー、会話術、文章の書き方、営業のノウハウ──など幅広く手を付け、知識は身につけることができた。しかし、必ずしもそれが実務で役立つとは限らない。学校の勉強のように試験があるわけでもなし、学んだことが実力に結びついてるのかも不明瞭だ。

 成長が実感できなければ、やがて「自分が勉強していることに意味はあるのかな……?」などと疑念を抱くようになっても不思議ではない。学習それ自体を楽しめているうちはいいけれど、なんだかんだで、目標設定がないと勉強を続けるのは難しいようにも思う。僕はそうでした。

 そのような問題と向き合い、大人の「学び」の方向性を示してくれるのが、本書『働く大人のための「学び」の教科書』です。

 想定読者は「30代以上のホワイトカラーのビジネスパーソン」とのことだけれど、もっと幅広い層に勧められそう。なんたって、「20代の自営業(元ブルーカラーっぽい営業職)」という、まるでかすりもしない自分が読んでも役に立つ内容だったので。と同時に、「新入社員時代に読みたかった!」とも強く感じました。

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7つの比喩の型を知り、言語感覚を活性化させてくれる名著『レトリック感覚』

 誰もが当たり前に使っているのに、実はすっごい曖昧なもの。
 定義がしっかりしているようでいて、実は簡単に変化する適当なもの。

 そして言うまでもなく、魅力的でおもしろいもの。そんな「ことば」の多様性と再会できる1冊、佐藤信夫著『レトリック感覚』を読みました。

 

 

 振り返ってみればここ数年、「言葉の使い方」や「文章の書き方」を紐解いた本を何冊も読んできた自分。でも、そんななかでスルーしていたのが、この「レトリック」でした。

 ……だって、これ、なんとなく小難しいイメージがありません? なんだか、文芸部に所属する理屈系文系男子が、眼鏡をクイッと上げながら説明してくれそうな感じ。基本的な作文技法や論文の書き方とは異なる範疇にある、専門的な言語表現という印象が強かったんですよね。

 それこそ、「小説家志望の人や文章を生業とする人が学ぶ技術」のような。自分には無縁の分野であると考えて、これまではスルーしてしていた格好です。しかし最近、普段から読んでいる書評ブログで、しかも複数の人がおすすめしているのが目に入り、気になって読んでみることにしたのでした。

 

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おやつは3冊まで

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 本棚の整理をしていたところ、ふと「おまえは今まで買った本の冊数をおぼえているのか?」と、頭の中で声がした。はて……4桁には達しないはずだけれど、実際はどのくらいになるんだろう……。

 デジタルで購入記録が残っている電子書籍ならばともかく、紙の本をすべて数えるのはさすがにダルい。そもそも、過去に捨てたり売ったりした本も含めれば、そのすべてを振り返るのはさすがに不可能だ。アカシックレコードに聞いてください。そろそろ誰もがクラウドで閲覧できるようになっても良いと思うんだ、アカシックレコード。

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