代官山のオーガニックカフェ『ボンベイバザー』でひとりランチ

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たまに、ふらっと代官山へ行くことがある。

目的は、代官山蔦屋書店。

一般的には「最近流行りのおしゃれ書店」なイメージもあるかと思うけれど、自分にとっては「知らない本と偶然に出会える場所」。都心の大型書店に行くよりもこちらに足を運んだほうが、「気になる本」と出会う確率が高いような気がするんですよねー。

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ただ、代官山へ行くと決まって悩むのが、お昼ごはんの問題。見るからにセレブなお店が多く立ち並ぶ代官山では、「メシをどこで食うか」が悩みのタネなのです。どれもこれも、男ひとりで入るにはハードルが高そうなお店ばかり。ぐぬぬぬぬ……。

なので、午前中いっぱい蔦屋書店で本を物色したら、徒歩で渋谷方面へ向かうのがいつもの流れ。大通りに出ればチェーン店もあるし、渋谷へ近づけば近づくほどに定食屋さんのたぐいも増えてくるので。お昼ごはんはいつもその道中か、渋谷駅近辺で済ませることが多い。

けれど、毎度のように似通ったルートを通って渋谷まで歩くのもアレだし、できれば代官山エリアの飯処も開拓したいと思う今日この頃。見るからにキラキラでお高いお店は無理にしても、ちょっと勇気を出して、カフェくらいなら入っても大丈夫なのでは……? と考えた次第です。

 

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【ポケ森】キャンプ生活はじめました〜とある管理人の日記

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どうぶつの森 ポケットキャンプ | 任天堂より

11月も下旬になると、季節は徐々に秋から冬へ。色鮮やかな紅葉が散るころには、街の様子も一変し、どこか「慌ただしさ」を強く感じるようになる。

つい数日前まで見られた、色づいた街路樹に向かってスマホを構える人の姿はどこへやら。街歩く人たちは皆、背中を丸め、足早にどこかへ向かって歩いていく。すっかり寒くなったからか、はたまた師走を前に忙しいのか。あるいは、クリスマスを前に浮き足立っているのかもしれない。

そんななか、せかせかと歩道を行き交う人たちの姿をぼーっと眺めつつ、喫茶店のカウンター席で作業に取り組む自分もまた、なんとなく落ち着かない気持ちでいた。

必要な仕事をこなしつつ、それでもなお、次々と積み上がっていくタスク。「やるべきこと」はなんとかできていても「やりたいこと」ができていない現状に、胸の内のモヤモヤは大きくなるばかり。最近は集中力が持続せず、疲労感もたまりつつあるように感じる。

……このままではいけない。何か気分転換になりそうな活動をして、このモヤモヤをどげんかせんといかん。気持ちをリフレッシュして、年末を乗り切りたい……!

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そう、「遠くに行きたい」

己の今の欲求を一口に表すなら、まさしくこれに他ならない。慌ただしい都会の日常からは物理的にも精神的にも距離を置いて、自然豊かな非日常の空間でのんびり過ごしたい……!

──というわけで、キャンプ生活、始めました。

 

※以下、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のざっくりとした感想です。

 

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【極爆】圧倒的な絶望感にニヤけっぱなしだった『GODZILLA 怪獣惑星』

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アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITEより

 “アニゴジ” こと、映画『GODZILLA 怪獣惑星』を観てきました。

 いやー、マジでびっくりした。いろいろな意味で。昨年の『シン・ゴジラ』とは違った意味、真逆の方向に感情をぐわんぐわんと揺さぶれる作品であり、ラスト10分は心底から震えた。

 ……ただし、顔はニヤけっぱなしだったけれど。これまで、物語展開で「興奮しすぎて笑えてくる」ことや「意味がわからなすぎて笑えてくる」ことはあったけれど、「あまりに絶望的すぎて笑えてくる」のは本作が初めてだった気がする。絶望しながら笑ってた。傍から見ると完全にヤバい人だこれ。

※(物語の核心を突く)ネタバレなし。
『ゴジラ』的な文脈には詳しくない一個人の感想です。

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『シン・ゴジラ』と同じ“極上爆音”で、同じ大迫力と絶望感を

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 『ゴジラ』いえば、大迫力の極上爆音上映で観るしかないでしょう!

 ──ということで足を運んだのは、立川シネマシティ*1。ただ単に音がデカいだけでない、音圧や響き方までもを考慮した、極上の「音」で感じる劇場体験。昨年の『シン・ゴジラ』もこちらで観て、その圧倒的なド迫力と絶望感に泣きそうになった。

 1年ぶりに立川で観る『ゴジラ』だったけれど、『GODZILLA 怪獣惑星』も極上爆音上映を選んで大正解。冒頭から大怪獣たちに蹂躙される地球と、真空の黒い海を航行する宇宙船の音が、体の芯にズンガズンガと響いてくる。やはり「破壊」と「メカ」は、極爆にぴったりっすね。ガルパンはいいぞ。

 でも後になって考えてみると、前半はまだ「音」も「迫力」も控えめだったようにも感じる。世界観と設定の説明が続いていたこともあり、一度は地球を放棄した人類が再びそこへ降り立つまでは、物語的にも感情的にも起伏は乏しかった。「淡々と進んでいるなー」という印象。

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GALLERY|アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITEより

 というか、むしろ「展開を急ぎすぎなのでは?」とすら感じていた。

 20世紀末に突如として現れた大怪獣たちとの戦闘で敗走を重ねた結果、異星人の力を借りて宇宙へと脱出した人類。20年かけてたどり着いた惑星も生存には難しく、移民船は地球への帰還を決定する。しかし、帰ってきた地球では2万年もの歳月が経過しており──というあらすじ。

 地球への帰還決定までは思いのほかトントン拍子で進むし、主人公・ハルオの過去と行動理由の掘り下げも爆速。いかにも主人公然としたキャラクターであり、ゴジラへの憎悪を根幹に行動しつつも目まぐるしく立場が変わるため、「なんか展開が忙しい……」と感じる部分もあった*2

 しかしそんなモヤモヤは、地球の大地へ降り立つと同時に雲散霧消した。

 突如として現れた小サイズの怪獣たち*3による侵攻に始まり、ゴジラとの対面まで、激しいアクションシーンの連続に大興奮。パワードスーツをはじめとするメカメカしい兵器の立ち回りに、いつの間にか目を奪われていた。

 白銀色が目立つSF的な重厚感を持つ兵器に対して、おなじみの黒黒とした巨体に加え、どこか筋肉質な肉体が目を引くゴジラ。物語中盤までは遠景でしか見えなかったゴジラの全容が明らかになると、映画館のスクリーンを占めてなお余りある、とてつもない重量感に圧倒された。

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GALLERY|アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITEより

 あのド迫力っぷり、巨大なサイズ感は、劇場の大スクリーンで観てこそだと思う。 “歴代最大” と言うくらいだから、おそらくは『シン・ゴジラ』以上に。さらに言えば、手に汗握るアクションシーンもやはり、映画館で観てこそ興奮できるのではないかしら。

 エアロバイクによる上空からの急降下攻撃のアクションと、横方向に薙ぎ払う熱線の威力と迫力を眼前で体感できるのは、大スクリーンかつ大音響ならでは。……まあ別に『ゴジラ』に限った話ではないけれど、「映画館で観るとやっぱりすげえ!」ことを再確認したのでした。

同じ「絶望感」をまったく真逆のベクトルで

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GALLERY|アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITEより

 中盤以降のアクションシーンだけでもむちゃくちゃ盛り上がったし、さっきから繰り返しているような “ド迫力” 云々のみならず、キャラクターたちの魅力も感じられた『GODZILLA 怪獣惑星』。主人公は24歳と若いけれど、異星人のオッサンたちがかっこいいのよね……

 それでも最終的に行き着くのが、「ラスト10分がとんでもなかった」という感想。『シン・ゴジラ』の熱線──例の “内閣総辞職ビーム”*4 のようなインパクトがあったし、微妙に方向性は違えど、抱いた絶望感の度合いは同じくらいだったように思う。圧倒されて言葉を失う、あの感じ。

 1年少し前、同じ立川シネマシティの極上爆音上映で『シン・ゴジラ』を観たときには、「泣きそうになった」と書いていた自分。一方、此度の『GODZILLA 怪獣惑星』では同様の絶望感を覚えながらも、表情筋は別ベクトルに動いていた。──思わず、「笑えてきた」のです。

 何と言いますか、「圧倒的な存在と対面したときの絶望感」という意味ではどちらのゴジラも変わらないのだけれど、その過程と世界観の違いゆえに、別の方向に感情が動いた……というか。

 いずれの場合も「もうだめだぁ……おしまいだぁ……」と呆然としつつも、本作では「あまりにどうしようもなさすぎて笑えてきてしまった」という格好。結果、エンディングまでニヤけ顔を抑えることができなかった。そして、スタッフロールのあとに再び呆気にとられるのですが。

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アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』本予告 - YouTubeより

 現代の東京、ともすれば実際に訪れたことのある街を蹂躙されるという、とてつもない現実味ゆえに絶望を感じた『シン・ゴジラ』。それに対して、2万年後という想像もできないような世界、あまりにも現実味が薄すぎる今作、『GODZILLA 怪獣惑星』。

 にもかかわらず、なぜそうまでして絶望させられたのかと考えてみると、「 “現実味” なんてものを突き抜けるくらいに巨大な怪獣が、まるでそこにいるかのような圧倒的な存在感でもって描写されていたから」なのかなーと思った。それこそ、「大画面」と「大音響」の力。

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アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』本予告 - YouTubeより

 その迫力を特に感じられたのが、ゴジラの「足音」「咆哮」。ゴジラとの戦闘が始まっても、「このゴジラ、あまり鳴かないなー」と暢気に観ていた中盤。ところがどっこい、終盤のここぞという場面で繰り出されたあの咆哮は、極大の絶望(とニヤけ顔)をもたらすものだった。

 「足音」も同様。極上爆音上映だからそうだったのかもしれないけれど、それまでの戦闘で立て続けに鳴り響いていた銃撃や爆撃よりも大きく、一撃で体を芯から揺さぶるような足音。本当に館内がズシンと揺れ、座席にビリビリと振動が伝わる足音で、ものすごくドキドキした。

 ──とまあ、あまり書きすぎるのもアレなので、この辺で。公式サイトで「映画前史」として詳細な世界設定がまとめられており、鑑賞前にチェックしておくと本編をより楽しめるかもしれません*5

 その一方で、「予告編を観ただけ」でも充分に楽しめた僕のような人間もいるので、あえて何も調べずに行くのもありかと思います。自分の場合、本作の立ち位置というか、どういった作品展開になるかを知らずに行ったので……スタッフロール後は、マジでびっくりした。

 

© 2017 TOHO CO., LTD.

「映画」の関連記事はこちら

*1:参考:立川の映画館 シネマ・ワン&シネマ・ツー|シネマシティ

*2:ただ、最後まで観たうえで改めて考えてみると、忙しいどころか逆に、尺を割いて丁寧に描写していたように感じました。

*3:「怪獣というよりは恐竜っぽいなー、モンハンに出てきそうだなー」とか考えていました。公式サイトに名前が載ってた。あなた、セルヴァムって言うのね!(参考:CREATURES|アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITE

*4:参考:内閣総辞職ビームとは - ニコニコ大百科

*5:よく見たら、時系列と合わせてほかの怪獣の出現箇所なんかもまとめられてるんですね……(参考:INVESTIGATION REPORT|アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITE

2時間でも足りない!『新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』の4つの見どころ

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 『新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』を観覧してきました。静岡を皮切りに、新海誠監督の出身地でもある長野を経て、先週から東京で開催中の企画展。

 東京会場は、六本木・国立新美術館。映画『君の名は。』の劇中でも登場した施設ということもあり、なんとも不思議な感覚──と思っていたら、案の定。会場で借りた音声ガイドを聞いていたら、神木隆之介さんが同様のことを話しておりました。ですよねー!

 昨年の『君の名は。』公開前にこのような記事を書いてしまうくらいには、新海誠作品が大好きな自分。──とくりゃあ当然、今回の展覧会も行くしかあるめえと、足を運んできた次第であります。混雑を避けて平日に行ってみたら、火曜休館で泣いた。やらかした。

 実際に観覧してきてどうだったかと言えば、もう「最高」の一言。てっきり『君の名は。』を中心に据えた展示なのかと思っていたら、他作品にがっつり触れるのはもちろんのこと、監督が制作したCMや貴重なインタビュー資料の展示などもありました。

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図録『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』より

 各作品の魅力と設定のみならず、作品同士の関係性や共通するメッセージについても踏みこんで説明されているため、『君の名は。』で知った人もきっと楽しめるはず。

 はたまた、以前から好きで追いかけていたファンにとってそこは、作品世界にどっぷり浸かれる至福の空間。「会場の一角から『TO MAKE THE END OF BATTLE』が聞こえてくる」と書けば、思いのほか細部まで取り上げた展示になっていることがわかるのではないかと。

 というわけで、個人的な見どころをざっくりとまとめました。

 

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東京ミッドタウンのクリスマスイルミネーション

 国立新美術館で『新海誠展』を観覧してきた帰り道。

 マジ最高っすわ……公式MADたまんねぇっすわ……と感激しつつ展覧会場を出てみれば、外は真っ暗。気づけば2時間半も展示を観ていたらしく、いつの間にやら日が暮れていたのでした。わぁいびっくり。時間があれば、もう1周したかったんだけどなー。

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 ──で、そのまま真っすぐ帰宅するべく六本木駅へ向かって歩いていたら、何やらキラキラときらびやかな光が目に入るじゃありませんか。見れば、東京ミッドタウン横の公園エリア「ミッドタウン・ガーデン」が、早くもイルミネーションで装飾されている様子。

 ちょーっと気が早いんじゃないっすかねえ……と一瞬よぎったけれど、よくよく考えてみれば、すでに11月も中旬。クリスマスまで、あと1ヶ月ちょいでござる。そうだったわ……言われてみれば、スタバのBGMもジングルがベルってたわ……。もう年末なのよね……。

 というわけで、せっかくなのでミッドタウンをぶらつきつつ、ちょろっと写真を撮ってきました。

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